全国の頼れる病院・総合病院・大学病院を検索
病院・総合病院・大学病院8,023件の情報を掲載(2023年2月05日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市港北区
  4. 新横浜駅
  5. 独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院
  6. 妊娠中から産後まで母子の健康を支える 周産期母子医療センター

妊娠中から産後まで母子の健康を支える
周産期母子医療センター

独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院

(神奈川県 横浜市港北区)

最終更新日:2022/12/21

MainMain
  • 保険診療
  • 糖尿病
  • 膠原病

妊娠、分娩に関わる母体と出生後の新生児の管理を行う周産期医療。お産と母子ともに健康な周産期を送れるように高度な医療を提供するための設備や人員をそろえているのが周産期母子医療センターだ。神奈川県の地域周産期母子医療センターとして、合併症を持つ妊婦や早産の危険性のある妊婦、病気の赤ちゃんや小さく生まれた赤ちゃんを多数受け入れる「横浜労災病院」では、産婦人科、新生児内科、小児科が協力し、安心・安全な周産期医療を目標に日々取り組んでいる。総合病院のメリットを生かした診療科の垣根を超えた連携で、救急搬送や万が一のトラブルにも適切に対応。地域に密着し、どんな分娩も断らない姿勢を大切にしている堀口晴子周産期センター長と松永竜也産婦人科部長に、同院での周産期医療について聞いた。(取材日2022年8月26日)

産婦人科と新生児内科の強い協力体制で、妊娠・出産に問題を抱えた妊婦や生まれた赤ちゃんを手厚くサポート

Qこちらの病院の周産期医療の特徴は何ですか?

A

診療科の連携について語る、堀口周産期センター長

【堀口周産期センター長】当院では産婦人科と新生児内科が協力し、妊娠や出産に対する問題を抱えた妊婦さんをしっかりとケアすることで、安全なお産をめざしています。早産の赤ちゃんや病気を持って生まれた赤ちゃんを診ることのできる小児科の体制も整え、妊娠初期から母子ともに元気に地域に帰っていけるところまでをサポートしています。
【松永産婦人科部長】正常分娩はもちろんですが、新生児内科との密な連携で数多くの母体搬送受け入れに対応してきました。重篤な症例は大規模病院や専門病院で、それ以外を僕らが受け入れることで、県内全体のバランスを保っています。

Q産婦人科の特徴についても教えてください。

A

総合病院の強みについて語る、松永産婦人科部長

【松永産婦人科部長】お産は産婦人科だけで成り立つものではないため、新生児内科の強力なバックアップがあることは非常に心強いことです。分娩については、助産師が外来から初期指導を行い、妊娠中から分娩までどういうイメージを持っていただくかというところから介入しています。合併症をお持ちの妊婦さんは、総合病院の強みを生かして各科との併診で管理をしています。産後のケアは助産師を中心に、授乳のことや心のバランスも含めてきめ細かに対応しています。他科や多職種での協力体制が強固なことで、産婦人科の医師は医学的なケアに集中し、妊娠、分娩、産褥(さんじょく)における安心・安全な医療をめざすことができます。

Q新生児内科の強みはどういったことでしょうか?

A

清潔な病室

【堀口周産期センター長】新生児内科では、産婦人科の先生が切迫早産などをしっかりと管理してくれているからこそ、早めに生まれた赤ちゃんを適切にケアできていると考えています。当院では、専門病院のような特殊な病気を診ることはできませんが、市内でも行っている病院が少ない重症新生児仮死の赤ちゃんの低体温療法に対応するなど、重症児の治療の経験も豊富で、それらの知見を生かし、早産の赤ちゃんの成長・発達のサポートについても自信を持って取り組んでいます。他院で生まれた赤ちゃんを受け入れた場合は、産婦人科病棟と協力してお母さんを当院に転院してもらうなど、できるだけ不安を感じることないようバックアップしています。

Qこちらの病院で行っているお産の特徴は何でしょうか?

A

祝い膳も用意しているという

【松永産婦人科部長】当院では24時間、産婦人科、新生児内科、小児科、麻酔科が当直しているので、生まれた赤ちゃんの具合が悪いときも迅速に処置でき、お母さんの大量出血など急を要する場合は、救急科や血管内塞栓術のできる放射線科の先生が時間外でも駆けつけてくれます。膠原病を合併する妊婦さんの管理は内科や腎臓内科が、糖尿病の妊婦さんについては糖尿病内科の先生が介入するといったように、万が一のトラブルにも複数の診療科で対応できるのが総合病院のお産のメリットだと考えます。
【堀口周産期センター長】赤ちゃんに対しても同様で、皮膚のトラブルなどは、皮膚科や形成外科、小児外科の先生に相談し適切に対処しています。

Q多様なニーズに応えるための取り組みについて教えてください。

A

安心してお産が行えるよう尽力

【松永産婦人科部長】妊婦さんのニーズは多様で、正常分娩の妊婦さんとそうでない人のニーズは違います。地域の中核病院としては病気のある人や高齢出産、早産について安全性の高いお産を行うことが第一ですが、一方で正常分娩の妊婦さんのニーズにどう対応するかも大切です。そこで、当院では病室をリニューアルし、これまで以上に快適な入院生活が送れるよう環境を整えました。そのほか、将来的には無痛分娩を開始するために麻酔科との調整を始めています。またTOLAC(既往帝切後妊娠の経腟分娩トライアル)を2022年9月に導入するなど、新しい取り組みも行っています。

患者さんへのメッセージ

堀口 晴子 周産期センター長

1986年横浜市立大学医学部卒業。日本小児科学会小児科専門医、日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医、医学博士。専門は新生児医療。

松永 竜也 産婦人科部長

1998年日本大学医学部卒業。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医、横浜市立大学産婦人科講座非常勤講師、医学博士。専門は婦人科悪性腫瘍。

【堀口周産期センター長】早産の赤ちゃんだけではなく、正常なお産で生まれた赤ちゃんも新生児内科で診察や検診、予防接種を担当しています。丁寧に診させていただき、気になることがあればすぐに小児科の先生に相談することで、その先の健やかな成長へとつなげられるようにサポートしています。
【松永産婦人科部長】地域の中核病院として、総合病院ならではの他科との連携や新生児内科との協力体制を強みにして安全性の高いお産をめざし取り組んでいます。妊娠や出産に不安をお持ちの方やご自身が病気をお持ちで心配な方は、ぜひ一度受診してみてください。当院でのお産を検討する人のためのホームページも開設しています。

access.png