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脳神経外科の医師が担当する
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の手術

医療法人錦秀会 阪和記念病院

(大阪府 大阪市住吉区)

最終更新日:2023/10/02

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  • 保険診療
  • 手根管症候群
  • 椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症

若い人にも多い椎間板ヘルニアや加齢に伴い進行しやすい腰部脊柱管狭窄症、頸部脊柱管狭窄症など、脊髄神経の圧迫によって起こる体の痛みや痺れ、麻痺に悩む人の受け皿となるべく誕生した脊椎・脊髄センター。脊椎・脊髄センター長を務める佐々木学先生をはじめ脳神経外科の医師が在籍し、丁寧な検査診断のもと適した治療を行っているのが特徴だ。薬物療法で改善が見られない場合に行う手術の際は、顕微鏡下手術など脊椎脊髄外科分野を専門とする脳神経外科の医師が執刀する低侵襲手術も実施。「日本では整形外科が手術することが多い疾患ですが、われわれも神経の専門家として患者さんの症状と向き合っています」と語る佐々木先生に、同院で行っている手術やリハビリテーション、特徴などについて聞かせてもらった。(取材日2023年6月13日)

薬物治療や低侵襲手術、リハビリ・長期療養まで、患者に寄り添いながら社会復帰をめざす

Q脊椎・脊髄センターの対象疾患について教えてください。

A

脊椎・脊髄センター長を務める佐々木先生

脊髄神経や末梢神経の圧迫による手足の痛みや痺れ、筋力低下を伴う頸椎・胸椎・腰椎の疾患や外傷、末梢神経障害を治療対象としています。整形外科的なアプローチとは少し違いますので、思春期側彎症や先天性の脊椎奇形など、脊椎の形態異常を主体とする疾患の治療は対象外となります。具体的には、若い人にも多い椎間板ヘルニアや腰椎分離症、加齢に伴い進行しやすい脊柱管狭窄症、脊椎すべり症などの脊椎変性疾患や椎体圧迫骨折などの脊椎外傷、脊髄腫瘍や脊椎感染症、手根管症候群や足根管症候群などの末梢神経障害が主な疾患です。脊椎・脊髄と聞くと難しい病気をイメージするかもしれませんが、意外と身近な病気もたくさん含まれています。

Qどのような治療を行っているのですか。

A

適切な治療のために正確な診断が重要

脊椎・脊髄の病気の治療方法はさまざまありますが、当院ではまず症状の部位や身体所見と画像検査を見合わせて、症状が出る原因をしっかりと見極め診断を行うことを大切にしています。痛みやしびれに対しては投薬治療やブロック注射などを行います。残念ながらこれらの治療で痛みやしびれの軽減が得られない場合や、手足の運動・感覚の麻痺、排尿・排便障害があり、特にこれらの症状が徐々に悪化する場合に手術を検討します。当院では小さな手術から大きな手術まで多岐に対応しており、脳手術と同様に顕微鏡を使用した顕微鏡下手術、内視鏡を用いてピンポイントで行う全内視鏡手術など、対象疾患によってさまざまな低侵襲手術も実施しています。

Q術後のリハビリテーションについても教えてください。

A

治療後の早期リハビリテーションに注力

低侵襲の手術の場合、経過によっては同日中に食事が取れるようになり、翌日にはリハビリテーションを開始することも可能です。「そんなにすぐに?」と思うかもしれませんが、現在は術後の筋肉量の減少や血栓症を防ぐためにも、早期のリハビリテーション開始が一般的です。当院にはリハビリテーション科があり、リハビリテーションの専門家である理学療法士も多数在籍していますので、患者さんの状態に合わせて必要なプログラムを作成しています。まずは立って、体重をかけて歩くことからスタートし、適切な負荷や運動量を見極めながら進めていきます。患者さんによっては、退院後にもリハビリテーションを継続していただく場合もあります。

Q入院期間はどのくらいでしょうか。

A

入院期間はおよそ1~2週間程度になる

術式だけでなく術前・術後の全身状態によっても違いますが、おおよそ1~2週間程度になります。ただ、低侵襲手術を行った若い方では数日で退院できる可能性もあります。高齢の方や麻痺症状が強い方の場合は、入院が長期にわたることも少なくないです。済み慣れたわが家に早く帰りたいという気持ちは理解できますが、大切なのは安心して安全に家に帰れること。不安がある状態で帰宅するのは、本人はもちろんご家族にとっても良いこととは言えません。当院は急性期だけでなく、回復期までじっくり診られるのも特徴の一つ。回復をめざしてしっかりと療養し、安心して社会復帰できるまでリハビリテーションに取り組んでいただければと思います。

Qこちらの病院ならではの強みを教えてください。

A

脊椎・脊髄を専門とする脳神経外科の医師が対応

日本では脊椎手術は整形外科で行われることが多いのですが、当院ではすべての手術を脳神経外科の医師が行います。脳神経外科というと頭の専門家というイメージがあり、不思議に思うかもしれません。しかし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の症状である痛みや痺れ、四肢の麻痺は、脊髄神経の圧迫によって起こることが多く、海外では神経の専門家である神経外科の医師が手術を担当します。日本でも徐々に脊椎・脊髄を専門とする脳神経外科医師が増えており、当センターに在籍する医師は皆、脊椎・脊髄についても深く研鑽を積んでいます。同時に長期療養やリハビリテーションに取り組んでいるのも当院の強み。まずはお気軽にご相談ください。

患者さんへのメッセージ

佐々木 学 脊椎・脊髄センター長

1993年大阪大学医学部卒業。同大学医学部附属病院、千里救命救急センター、市立豊中病院、若草第一病院で研鑽を積み、大阪大学医学部大学院博士課程と岡崎の国立共同研究機構生理学研究所特別共同利用研究員としても学びを深める。行岡病院、医誠会病院では脳神経外科部長や脊椎脊髄センター長を歴任し、2022年に阪和記念病院副院長・脊椎脊髄センター長として入職。大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科学特任准教授。

「脊椎・脊髄」という言葉で大きな病気を想像し、自分には関係ないと思っている人は多いかもしれません。しかし、実は脊椎・脊髄の病気は身近な症状が多く、手足の痛みや痺れ、動かしにくさ、歩行障害、麻痺など、神経に関するさまざまな問題を対象としています。しかし実際には、忙しい毎日の中で「このくらいなら」と我慢してしまい、受診するのは本当にどうしようもなくなってからという人が多いなと感じます。どの病気にも言えることですが、病気は症状が軽ければ軽いほど回復までの期間が短いもの。しばらく様子を見ても回復が見られない、症状が進行していると感じたら、できるだけ早く受診をするように心がけてほしいと思います。

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