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手術やリハビリテーション、後遺症など
圧迫骨折の治療について

あいちせぼね病院

(愛知県 犬山市)

最終更新日:2021/10/20

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  • 保険診療
  • 自由診療
  • 脊椎圧迫骨折(脊椎椎体骨折)
  • 腰椎圧迫骨折

圧迫骨折とは、尻もちなどのけがや骨粗しょう症が原因で背骨の椎体が折れてしまうもの。骨がもろくなる骨粗しょう症の人であれば、何もしなくても急になってしまうことがあるという。背骨の骨折は寝たきりの引き金にもなるため、注意が必要だ。特に高齢者は骨粗しょう症になることが多く、不安を感じる人もいるのではないだろうか。整形外科分野を専門とし、特に背骨の疾患に特化する「あいちせぼね病院」では、これまで数多くの圧迫骨折の治療をしてきたという。同院で手術を担う三浦恭志先生によると、体に負担の少ない方法でより自然に痛みが取れる治療をめざしているのだとか。そこで、圧迫骨折になったらどのような治療があるのか、また手術を選択した場合のリスクなどについて、三浦先生に話を聞いた。
(取材日2021年9月13日)

圧迫骨折を早期に治療、手術することが寝たきりを予防することにつながる

Q圧迫骨折について教えてください。

A

圧迫骨折について教えてくれる三浦先生

上下方向から力が加わることによって、背骨の椎体という部分が折れる骨折のことで、脊椎圧迫骨折(脊椎椎体骨折)とも呼ばれます。折れる部位により、腰椎圧迫骨折や胸椎圧迫骨折などがあります。要因の多くは尻もちや転倒ですが、骨粗しょう症の方は何もしなくてもなることがあります。若い方の場合、高い場所から落ちるなど事故外傷以外でなることはほぼありません。しかし、加齢に伴い骨粗しょう症が進むと骨が折れやすくなるので、心配な方は骨密度を測ってみると良いでしょう。典型的な症状は長引く激しい痛みです。ぎっくり腰なら自然に治まりますが、骨折の場合は痛みが継続するので、1週間以上続くようなら病院を受診してください。

Q圧迫骨折の治療法にはどんなものがありますか?

A

保存療法だけでなく手術を行うこともある

保存療法を基本に、手術することもあります。通常の骨折ではギプスを巻きますが、圧迫骨折では体全体に巻くわけにはいかないので、保存療法としてギプスに似た硬いコルセットを着け、骨がつくまでの約3ヵ月間固定します。入浴時以外は着ける必要があります。ただ、コルセット装着中も痛みがなくなるわけではないので、早く痛みを取るために手術を行うこともあります。骨がぐらぐらしないように安定させることを目的に、骨の中に針を刺して医療セメントを注入します。セメントを詰めることによって骨折部の支えができますが、骨折そのものが治るわけではないので、手術後もコルセット着用は継続します。就寝時は外しても問題ないでしょう。

Q保存療法と手術のそれぞれの短所、長所を教えてください。

A

模型などを使用しながらわかりやすく説明する

保存療法の短所として、痛みが取れるまでに時間がかかることや、セメントで骨を支えるわけではないので、もろくなっている椎体が治療期間中にさらに押しつぶされ、変形が大きくなった状態で骨がくっついてしまう可能性が挙げられます。また、痛みを我慢してコルセットを着けたのに、3ヵ月程度たっても治らないというケースもあるでしょう。長所は、手術より体や費用の負担が少ないことですね。一方の手術の短所としては、出血や針を刺した部分からの感染症のリスクがあることです。ただ、セメントを注入することによって痛みの軽減につながる点は長所ですし、さらなる圧迫骨折の進行も予防が期待できます。

Qこちらではどのような手術を行っていますか?

A

先進の技術を用いて手術を行う同院

2週間の入院で行う保険適用の材料を使用する手術と、より短期間の1泊2日で終わる自費診療による手術があります。自費診療手術では、海外輸入の材料を使用するため、保険適用外となっています。手術では、セメントが他の部分に漏れ出るという事例もあり、注意しなければいけない部分です。注入したセメントが漏れ出た結果、血管が詰まってしまったり、脊柱管に入って神経が傷ついてしまったりすると、後遺症につながります。当院の自費診療手術では、椎体内にメッシュ状の袋を入れ、その中にセメントを詰めるための繊細な器具を使って行います。セメントが外に漏れにくい上、体への負担が少ないので、高齢者でも受けられる手術です。

Q手術後のリハビリや生活面で気をつけることはありますか?

A

患部に負担をかけないような運動を取り入れていくことが大切

保存治療でもいえることですが、コルセットで患部を安定させた上で、筋力や体力を落とさないように動くことが大事です。あまり安静にしていると筋力が落ちてしまいますので、適度な運動は必要でしょう。難しいとは思いますが、転倒に注意しながら、腹筋、背筋を鍛えてください。また、手術をする部分の骨はセメントで強化が図れますが、骨粗しょう症が進行していると、セメントを挿入した隣の骨がつぶれてしまうこともあります。そうしたリスクのある方は骨粗しょう症の治療を同時に進めることが重要です。骨粗しょう症の治療薬は年々進化しています。患者さんの状態によってきちんと薬を選ぶことで改善が期待できるでしょう。

患者さんへのメッセージ

三浦 恭志 先生

1986年名古屋大学医学部卒業。長野赤十字病院にて研鑽を積み、カナダ、アメリカに留学。名城病院、豊橋市民病院勤務の後、あいち腰痛オペセンターや伊藤整形・内科 あいち腰痛オペクリニックのセンター長を経て、2013年に東京腰痛クリニック院長就任。体への負担の少ない治療で、より早く自然に治すことをめざし、東京と本院の両方で診療。日本整形外科学会整形外科専門医。医学博士。趣味はスキューバダイビング。

圧迫骨折なのに正しく診断されていなかったり、圧迫骨折は昔からあるものだからと言われてしまったりして、初期に適切な治療が受けられず、痛みを抱えて来る方がいらっしゃいます。痛み止めを処方されて「安静にして様子を見ましょう」と言われても、圧迫骨折であれば自然には治りません。痛みが長引くならセカンドオピニオンを取り、早く治療を開始したほうがいいでしょう。またある程度安定した状態ならセメントを入れる手術が可能ですが、骨が折れ曲がっているような場合は、ネジを挿入するといったより大がかりな手術が必要となるケースもあります。当院では状況に応じて幅広い対応を行いますので、痛みがある場合は早めにご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

Vessel-Plasty(椎体増幅形成術) 99万円(税込)

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