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脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなど
脊椎疾患の低侵襲治療について

医療法人社団明芳会 高島平中央総合病院

(東京都 板橋区)

最終更新日:2022/10/28

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  • 保険診療
  • 椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症

加齢や日常生活における動作、姿勢などが原因で、体を支える脊椎にゆがみや狭窄、損傷などが起きる脊椎疾患。変形や突出といった目に見える変化があっても普段どおり暮らせる場合もあれば、首や肩、腰の痛み、しびれ、麻痺といったつらい症状が出て日常生活に支障を来すこともある。歩きにくい、座っていられない、生活動作がしにくいといった場合は、専門の医師による適切な診断と治療を受けることが望ましい。「高島平中央総合病院」の整形外科では、患者のニーズを丁寧に聞き取り、年齢や状態、ライフスタイルに応じたベストな治療法の提案に努めている。脊椎疾患の中でも代表的な脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアを中心に、整形外科医長の平尾雄二郎先生に話を聞いた。(取材日2022年9月28日)

首や肩、腰の痛み、日常生活に支障が出たら相談を。多様な保存療法や低侵襲手術で負担の少ない治療を追求

Q脊椎センターで診ている代表的な疾患について教えてください。

A

整形外科医長の平尾雄二郎先生

首や腰、手足の痛みやしびれといった症状について、原因部位を特定し、脊椎に起因するものについて適切な治療を検討・実施します。代表的な疾患としては、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症・側弯症、腰椎椎間板ヘルニア、骨粗しょう症性脊椎圧迫骨折、頸椎症性脊髄症などがあげられます。その中でも、進行すると脚のしびれ、痛みや歩行障害を引き起こす腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアが多くを占めます。また、脊椎圧迫骨折は高齢化を反映して近年非常に頻度が高い疾患ですが、脊椎に対する低侵襲手術だけでなく、骨粗しょう症に対する積極的な薬剤治療介入を心がけています。

Q脊柱管狭窄症について詳しく教えてください。

A

患者のニーズに合わせた治療を提供している

50代くらいから増え始め、60代、70代の方に多くみられる疾患です。背骨に対する長年の負担蓄積や加齢により脊髄の神経が通る脊柱管の中で骨や靭帯が出っ張り、神経が圧迫されることにより、脚の痛みやしびれが起こります。最も特徴的なのは「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる症状ですね。これは、歩き続けているうちに痛みやしびれ、疲労感が増して歩行できなくなり、しばらく休むと歩けるようになる症状のことです。また、腰を後ろに反らすと痛みが強くなることも特徴です。病状が進行すると足腰の力が弱くなったり、排尿や排便に悪影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。

Q腰椎椎間板ヘルニアはどのような疾患ですか?

A

模型を使って説明することも

椎間板は背骨の間でクッションのような役割をしており、外側に「線維輪(せんいりん)」という弾力性のある組織、内部に「髄核(ずいかく)」と呼ばれるやわらかいゼリー状の組織から成っています。重いものを持ち上げる動作や前かがみ動作などをきっかけにして線維輪に亀裂が入り、髄核の一部が神経の通り道に飛び出ることで腰痛、脚の痛み、しびれを発症します。脊柱管狭窄症とは反対に前かがみ動作で症状悪化することが特徴です。

Qそれぞれ、どのような治療を行うのでしょう。

A

治療の選択肢が幅広いのが強み

いずれに対しても、服薬、運動療法、ブロック注射などの保存治療を検討します。体操に関しては、狭窄症に対しては前屈動作を、ヘルニアに対しては後屈動作を取り入れた体操を指示します。改善しない場合は手術が必要となりますが、近年は低侵襲手術を中心に術式の選択肢が増えています。例えば、ヘルニアに対し局所麻酔で行うコンドリアーゼ注入療法は、椎間板内部に注射針を挿入し、薬液を注射することによりヘルニアを溶解する手術です。また当院では経皮的手術や、内視鏡、顕微鏡を使った切開の小さい手術も行っています。変形や脊椎すべりを合併した狭窄症に対してはインプラントを用いた矯正固定術が必要となります。

Qこちらの病院ならではの強みを教えてください。

A

早川センター長(中央)、平尾医師(左)、岩本医師(右)

当脊椎センターは早川センター長、平尾、岩本の3人で脊椎外科の診療を行っています。大学病院で行うような大がかりな手術をしたりすることはできませんが、幅広い脊椎疾患に対し迅速に対応できること、低侵襲手術を中心に患者さんのニーズに沿った高度な医療を提供できること、経験豊富なリハビリテーションスタッフが多数在籍し手術後のアフターケアが充実していることなどが強みだと考えています。

患者さんへのメッセージ

平尾 雄二郎 医長

2002年信州大学医学部医学科を卒業後、東京大学整形外科学教室に入局。三楽病院、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、東京都立広尾病院などで勤務し、長年脊椎外科診療に携わる。2021年より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。監修者を務めた書籍「Dr.クロワッサン 歩幅65.1cmで、腰痛しらず。」が2019年に発刊される。

首や腰の痛み、上肢や下肢の痛み・しびれなどの症状があれば、脊椎疾患の可能性があります。脊椎疾患は診断、治療を急がないといけないケースもありますので、原因がわからない場合は早めに専門とする医師の診断を受けることをお勧めします。脊椎疾患は怖いというイメージがあるかもしれませんが、治療によって大きく症状を変えていける可能性もありますし、治療の選択肢も増えています。自分に合った治療を知るためにも我慢せずにご来院ください。

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