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医療法人社団實理会 東京国際大堀病院

(東京都 三鷹市)

大堀 理 病院長

最終更新日:2021/02/26

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泌尿器と婦人科に特化し専門性の高い治療を

三鷹駅北口からシャトルバスで約5分の閑静な住宅街に、2019年4月オープンした「東京国際大堀病院」。泌尿器科と婦人科に特化した専門病院である同院では、ロボット支援手術による前立腺がんや前立腺肥大の治療や尿路結石など泌尿器科疾患の低侵襲手術や治療に専門的に取り組んでいる。婦人科では2020年4月に井坂惠一医師による、子宮筋腫や子宮体がん、骨盤臓器脱のロボット支援手術を開始。女性専門の泌尿器科の外来を開設し、女性の患者も増えている。大堀理院長は、アメリカ留学の後に医科大学の教授やロボット手術部門長を長く務め、同院でもその経験と技術、知識を生かしながら治療の提供をめざしている。「大学病院時代には忙しすぎて難しかった、患者さん自身やその家族、背景なども見ながら診療をすることを大切にしています」と話す大堀院長に、日々の診療にかける思いを聞いた。(取材日2020年12月25日)

泌尿器科の特徴について教えてください。

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当院の泌尿器科は泌尿器専門の医師が7人在籍し、ロボット支援手術を中心に前立腺がんや前立腺肥大症、尿路結石など広範囲にわたって泌尿器の病気の治療にあたっています。患者さんは、かかりつけのクリニックや健康診断でがんの疑いがあると診断され受診をされる方や、私の著書を読んで当院で手術が受けたいと来院する人もいらっしゃいます。がんと並ぶ中心的な疾患である排尿障害については、骨盤臓器脱の治療とボツリヌス毒素注入療法に力を入れています。認知症や寝たきりの人の場合、排尿や排便のトラブルではおなかに穴を開けて管を入れることがありますが、この処置をすると施設に入れなくなり、当人だけではなくご家族も困ってしまうことも。そこで当院では尿道ステントを積極的に行っています。また、結石については、衝撃波による治療と内視鏡手術で対応しており、近隣の先生からも多数ご紹介いただいています。

婦人科の診療にも力を入れていると聞きました。

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2020年4月から元東京医科大学婦人科教室の主任教授で、婦人科におけるロボット支援を専門的に行っている井坂惠一医師を招いたことで、その数は着実に増えてきており、大いに期待を寄せています。現在は婦人科でのロボット支援手術に泌尿器科の医師が参加することもあり、われわれも非常に勉強になっていますね。婦人科におけるロボット支援手術はもともとは子宮筋腫が中心でしたが、子宮頸がんや子宮体がん、泌尿器科にも共通する骨盤臓器脱にも採用しています。また、ロボット支援手術の導入で紹介患者さんが増えたことを機に、山下英之医師による女性の尿失禁などを中心に診察する女性の泌尿器専門の外来を開設しました。第2・第4金曜のみですが、こちらも気軽に受診できると評判で患者さんは増えており、井坂医師と連携を測ることで、骨盤臓器脱の診断から治療までを一貫して行っています。

病理検査室も開設されたそうですね。

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35床の小規模病院で病理の医師が在籍しているところは全国でも珍しいと思いますが、泌尿器科の膀胱がんや婦人科の子宮頸がんの治療をするための施設基準として、病理の医師の在籍は必須となります。もちろんそれだけではなく、手術をたくさん行っている当院としては、病理検体を院内で診ることで診断のスピードや精度は上がり、メリットはとても大きいですね。大学病院時代にはなかったことですが、カンファレンスの際には病理の医師と泌尿器科の医師が一緒に話し合うことでとても勉強になり刺激にもなっていて、今まで以上に質の高い治療を展開できていると思います。今後はがんがあるかどうかの尿の細胞診検査や婦人科の細胞診も院内で行うことで、診断から治療までをスピーディーに的確に提供していきたいですね。

診療や病院の運営で、心がけていることはありますか?

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病院は小さいですが、私がやりたいのは、世界の先進的な治療を行うことです。そして、私はずっと大学病院にいたので、その良いところや悪いところもわかっていますが、大学病院はとにかく忙しいので、病気だけを診て、患者さんの人柄や、家族のことまでには気が回らないことが多いんです。しかし、当院では患者さんの病気を治療するのはもちろん、同時に小さな病院のメリットを生かして、患者さん自身やその家族、背景なども見ながら診療をすることや、患者さんをできるだけお待たせせずに、診断や治療を行うことを大切にして、患者さんの幸せを追求していきたいと思っています。さらに、当院での前立腺の治療に関しては、すべて私の管理下ですので、ほかの誰かが手術を行ったから結果が良くないといったことは、絶対ないようにしたいと考えています。

最後に今後の展望とメッセージをお願いします。

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ロボット支援手術が当院の中心となるのは間違いなく、泌尿器科での前立腺がんについては、対応する症例が年々増えています。ロボット支援手術の適応は広がりつつあり、腎臓がんの腎部分切除、膀胱を取る手術や腎盂形成術も増えています。将来的には腎臓そのものを切除する手術、副腎を取る手術も保険適用になる予定で、自然な流れですが、手術のほとんどがロボットという時代が到来するでしょう。これこそがまさしく当院が存在する理由の1つですね。開院当初から患者さんをお待たせしないようにと心がけていますが、年々患者さんが増えるにつれ、お待たせしてしまっているのが現状です。しかし種々の検査や手続きを一度にして何回も来ていただかなくてもすむように心がけています。何かありましたらお気軽にご相談いただければと思います。

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大堀 理 病院長

1986年岩手医科大学卒業後、北里大学病院で研修。1990年より米国ヒューストン市ベイラー医科大学へ留学し同泌尿器科講師、米国メモリアルスローンケタリング癌センター前立腺診断センター副所長などを歴任。2007年に東京医科大学教授に就任し、同大学前立腺センター長、同大学ロボット手術センター長などを経て、2019年東京国際大堀病院を開院。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。医学博士。

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