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早期から取り組む
脳卒中のリハビリテーション

社会医療法人愛仁会 愛仁会リハビリテーション病院

(大阪府 高槻市)

最終更新日:2024/01/22

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  • 保険診療
  • くも膜下出血
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  • 脳卒中
  • 頭痛

脳卒中によって低下した身体機能の回復と、残存機能の維持・向上をめざして行われるリハビリテーション。近年では発症直後である急性期からの介入が推奨されており、その後も回復期、生活期と続けることで症状の改善や後遺症の軽減を図ることが重要とされている。JR京都線・高槻駅に直結する「愛仁会リハビリテーション病院」は、急性期病院や看護・介護サービスと連携し、地域のリハビリテーションの中枢を担う病院だ。豊富なマンパワーと知識・経験を備え、「再びその人らしい生活に」の理念のもと、患者の在宅復帰を力強く後押ししている同院のリハビリテーションについて、池上泰友先生に詳しく話を聞かせてもらった。(取材日2023年10月31日)

豊富なマンパワーで365日リハビリテーションに対応。急性期から生活期まで切れ目のないサポートを

Qそもそも脳血管疾患とはどのような病気なのでしょうか?

A

リハビリテーションセンター。多職種のスタッフが連携している

脳の血管が詰まったり、破れたりして、脳に障害を引き起こす疾患のことです。脳の血管が詰まる脳梗塞、血管が破れ出血する脳出血やくも膜下出血が主な病気で、これらをまとめて脳卒中と呼びます。脳卒中が起きると、ダメージを受けた脳の部位によって、半身のまひや手足のしびれ、ろれつが回らない、言葉が出ない、視野が欠ける、ものが二重に見える、立てない、歩けない、激しい頭痛や意識の喪失など、さまざまな障害が起こります。これらの障害は後遺症として残ってしまうことも多く、日常生活に影響が出ることも。無事日常に戻るためにも、脳卒中は一刻も早く治療を開始させること、適切なリハビリテーションを行うことが何よりも重要です。

Qリハビリテーションはどのタイミングで始めるのですか?

A

池上泰友先生。患者を第一に考えたリハビリテーション医療を提供

発症直後は全身状態が変化しやすいため、生命維持が優先されます。しかし、身体機能や体力の低下を防ぎ、後遺症を軽減するためには、急性期からのリハビリテーションが推奨され、病状が落ち着けば、できるだけ早く、集中的なリハビリテーションを継続して行うことが大切になります。患者さんが自分で動かせない場合にはセラピストが患者さんの手足の関節を動かす運動を行って、筋肉や関節の機能低下を防ぎます。

Q入院期間のリハビリテーションの内容について教えてください。

A

歩行練習。状態に合わせて理学療法・作業療法・言語療法を実施

急性期を脱したら症状に応じたリハビリテーションプランに沿い、日常生活に必要な動作が行えるよう運動機能・嚥下機能・高次脳機能改善のため、理学療法・作業療法・言語療法を行います。当院では、失った能力を補い残された機能を活用する装具、体重を免荷する歩行リフト、装着型歩行アシストロボットなどを積極的に使用し、転倒を防ぎながらの歩行練習に注力しています。また、まひした上肢へ集中的なアプローチである「CI療法」も入院中に開始し、退院後の通院リハビリテーションの提案も行います。

Q摂食・嚥下のリハビリテーションも行うのですね。

A

検査機器が充実。摂食・嚥下機能の回復には周囲の理解も大切

食事は生命維持のためにも欠かせないため、摂食や嚥下障害のリハビリテーションも積極的に行っています。機能評価には嚥下内視鏡検査(VE)や嚥下造影検査(VF)を行い、検査では姿勢や食事形態、摂取方法など条件を変えながら、適切な食事について言語聴覚士を中心にしたチームで検討します。最近では電気刺激機器を使用した頸部電気刺激療法も積極的に導入し、在宅でも安全に食事を楽しんでいただくことをめざしています。摂食・嚥下機能は回復へ向かうまでに時間がかかることも多く、ご家族の理解もとても重要です。リハビリテーションへのモチベーション維持や安全な自主練習のためにも、みんなで協力できればと考えています。

Q退院後もリハビリテーションは続きますか?

A

訪問リハビリテーションへの移行もスムーズに。外来でも対応可能

退院後の生活に不安を感じている方、職場や趣味活動の場への復帰などさらなる能力の向上をめざす方には、外来でのリハビリテーションを実施しています。患者さんの心身の状態やこれまでの経過、現在の動作能力や課題については常に共有されていますので、退院後のリハビリテーションへの移行もスムーズです。同時に、併設している訪問看護ステーションやヘルパーステーション、地域の介護保険サービス事業者とも綿密に連携し、安心して生活を送れるよう支援しています。自宅への訪問リハビリテーションも実施しており、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がご自宅に伺い、集中的な理学療法・作業療法・言語療法を提供しています。

Qこちらの病院のリハビリテーションの強みを教えてください。

A

生活の場を想定した評価・動作練習を実施

当院には理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を合わせて200人を超えるスタッフが在籍しており、土日も含め理学療法・作業療法・言語療法を365日行うための体制が整っています。急に体が不自由になり、これからの生活に不安を感じている患者さんの気持ちに寄り添うチーム力が最大の強みだと思います。また在宅復帰後の生活サポートにも注力しており、入院中のレンタル車いすの提供だけでなく、退院後にも装具や車いすなど福祉用具の処方や修理・更新を丁寧に行っています。回復期には、心臓リハビリテーションや嚥下など、専門的な分野を診る外来も充実していますので、さまざまな患者さんにご安心いただけるのではないかと思います。

患者さんへのメッセージ

池上 泰友 科長

2005年に国際医療福祉大学大学院修了後は、社会医療法人愛仁会の千船病院に勤務し研鑽を積む。2019年より現職。患者自身はもちろん、その家族のサポートにも努め、患者が元の生活に戻るためのリハビリテーション医療の提供に尽力している。

われわれのミッションは、体が不自由になった患者さんを急性期病院からなるべく早く受け入れ、身体機能を取り戻していくための集中的なリハビリテーション医療を提供し、その後の在宅生活へつないでいくことです。「再びその人らしい生活に」を病院全体の合言葉に、スタッフ全員が全力で取り組んでいます。サポートを受けながらでも、これまでどおり自分らしい生活を送り、人生の質を高めていくことができる状態へ患者さんとともに歩むことこそリハビリテーションの真髄です。患者さんはもちろん、ご家族の皆さんの不安な気持ちも含めてサポートしていきます。「もう駄目だ」と諦めるのではなく、私たちと一緒に自分らしい毎日をめざしましょう。

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