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社会医療法人愛仁会 愛仁会リハビリテーション病院

(大阪府 高槻市)

吉田 和也 病院長

最終更新日:2021/12/09

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多職種連携で、質を重視したリハビリを提供

JR京都線・高槻駅に直結する「愛仁会リハビリテーション病院」。地域の急性期病院や介護施設などと連携し、三島医療圏におけるリハビリテーションの中枢病院として総合的なリハビリテーション医療を提供している。急性期を脱した患者の受け皿として、さらに在宅復帰後の生活期まで、365日シームレスなリハビリテーションを提供。豊富なマンパワーも同院の特徴で、さまざまな診療科の19人のドクターと、203人のリハビリスタッフが在籍し、「再びその人らしい生活に」の理念のもと、多職種が連携したチーム医療で患者の在宅復帰をサポートしている。地域の人々から必要とされる病院の在り方や今後のさらなる展望について、吉田和也病院長に話を聞いた。(取材日2021年11月19日)

まずは、こちらの病院の診療の特色を教えてください。

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当院はリハビリテーションの専門病院で、269床のうち215床が回復期リハビリテーション病床で、診療の中枢となっています。脳卒中や骨折などの病気やケガにより体が不自由になられた患者さんを、急性期病院からなるべく早く受け入れ、機能を取り戻していくための集中的なリハビリテーションを提供し、その後の在宅復帰へつないでいくのが最大のミッションです。また、地域の重症心身障害児や、脊髄損傷、神経難病などの患者さんにリハビリを提供し、自宅復帰をめざす障害者病床も54床設けています。「再びその人らしい生活に」を病院全体の合言葉に、スタッフ全員が全力で取り組んでいます。社会の中でサポートを受けながらでも、今までどおりの生活を送り人生の質を高めていくことこそリハビリテーションの神髄だと考えています。

生活期のフォローアップにも力を入れているそうですね。

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入院中はリハビリテーションで機能向上を図っても、病院を退院する時が回復のピークで、いざ退院し自宅に帰られると機能が落ちてしまうというデータが出ており、退院後も途切れないリハビリの重要性を痛感しています。生活期に入っても体の機能を落とさないように、院内のマンパワーやリソースを駆使して、見届けていくこともリハビリテーション専門病院の使命だと考えます。当院の外来部門をはじめ、在宅支援部門が行う通院・訪問リハビリテーション、そして法人内で連携する在宅サービスセンターや訪問看護ステーション、ヘルパーステーションなどとも協働することで地域包括ケアシステムを確立していき、急性期から回復期、その後の生活期まで包括的に見守る体制を強化していこうと現在力を入れているところです。

さまざまな疾患に対応可能な豊富な人材も強みだそうですね。

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現在、脳神経外科や神経内科、整形外科など各診療科を専門とする医師が19人在籍しており、さらにその中の13人が日本リハビリテーション医学会のリハビリテーション科専門医資格を持っています。また、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったスタッフが203人在籍しています。リハビリテーション病院にチーム医療は欠かせません。職種ごとに担当領域を決めるのではなく、それぞれの専門性を生かし、かけ合わせながら、同じ目的で同じ訓練ができるよう、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・介護福祉士・薬剤師・管理栄養士、さらには歯科医師や歯科衛生士も加わり、大きなチームでさまざまな課題へ向かいカンファレンスを重ねながら進めていきます。今後はAIやロボットなど先進的なリハビリ医療も含めながら、チーム医療も充実させて全国のロールモデルとなる日本のリーディングホスピタルをめざしていきたいです。

地域での役割についてどうお考えですか? 

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当院はリハビリが必要な患者さんが安心して生き生きと暮らせるよう、地域におけるリハビリテーション支援体制の充実を図ることを目的に活動しています。多職種が一堂に会し、地域の課題や解決策などを話し合い、定期的に症例検討会などを開催し、より質の高い支援につなげていくことをめざしています。人生100年時代を迎える中で、高齢期に入ってからも介護の必要な状態にならないように取り組む「介護予防」も大きなテーマだと考えています。介護が必要になる原因は病気などさまざまですが、筋力や認知機能などを低下させないだけでなく、生きがいや自己実現の取り組みなど心の健康の維持なども含めて、介護予防の知識を普及・啓発していくことも必要だと考えています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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リハビリテーションで機能回復を図るだけでなく、患者さんやご家族の不安や疑問を取り除きながら、再びその人らしい生活を築いていくお手伝いを全職種、全職員が一丸となって取り組んでいきます。医療保険が適用されるリハビリ期間は制限されており、現状では病院で専門職が直接的に関わることができる時間は限られています。退院後、その後の介護にまでつながらない隙間や、介護だけでは不十分という患者さんが「リハビリ難民」にならないよう、どこにも切れ目のないリハビリテーションサービス提供体制の構築が目下の課題です。今後も地域との連携を密にとりながら、皆さんに信頼される地域リハビリテーションの要となる病院をめざしていきます。

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吉田 和也 病院長

1982年神戸大学医学部卒業。同大学医学部附属病院などを経て、1991年より国立明石病院(現・社会医療法人愛仁会 明石医療センター)に勤務。同院副院長を経て、2015年より現職および三島圏域地域リハビリテーション地域支援センター長に就任。日本整形外科学会整形外科専門医。専門は脊椎外科。「スタッフは宝」だと話し、職種の垣根なくアットホームで働きやすい環境づくりにも力を注ぐ。

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