全国の頼れる病院・総合病院・大学病院を検索
病院・総合病院・大学病院7,953件の情報を掲載(2024年11月21日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市住吉区
  4. 帝塚山四丁目駅
  5. 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター
  6. 診療科目・部門一覧
  7. 生殖医療センター

最終更新日:2024/05/13

地方独立行政法人大阪府立病院機構
大阪急性期・総合医療センター

1
  • 大阪府大阪市住吉区万代東3丁目1-56
    • 内科
    • 呼吸器内科
    • 消化器内科
    • 糖尿病内分泌内科

    • 腎臓内科
    • 心臓内科
    • 小児科
    • 精神科
    • 神経内科
    • すべて見る

生殖医療センター

診療科・部門紹介

持病があっても、がんになっても、子どもが欲しいと願う人々をサポート

生殖医療センターは、総合病院ならではの不妊治療を提供するために、2018年10月に開設された部門だ。クリニックが提供する不妊治療との違いは、患者に何らかの持病があったとしても、院内の各診療科が連携して病気の治療と並行して不妊治療を行えること。そのため妊娠から出産までも院内で対応していける体制が整っている。例えばがん患者は抗がん剤治療の影響で生殖能力が失われてしまう場合もあるが、妊娠を望む若いがん患者からの相談にも対応している。また同院以外のがん患者からの相談も対応可能。さらには、24時間体制で救急に対応していることも心強いポイントだ。

1

受精卵を育てる培養室は常に清潔な状態に保たれている

2

専門技術者である胚の培養士が子宮に戻せるまで育成する

スタッフ紹介

責任者

Dr

森重 健一郎生殖医療センター長

1985年大阪大学医学部卒業。米国メイヨークリニック研究員、大阪府立成人病センター婦人科医長、大阪大学大学院医学系研究科准教授を経て、2010年~2022年岐阜大学大学院医学系研究科産科婦人科学教授。2022年4月大阪急性期・総合医療センター生殖医療センター長に就任。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医。婦人科腫瘍と妊孕(にんよう)性温存が専門分野。

メッセージ

総合病院にある生殖医療センターとして、さまざまな病気を持つ患者さんに、院内の多数の診療科と緊密に連携しながら、不妊治療、妊娠、出産までトータルな医療を提供します。抗がん剤治療を受ける若いがん患者さんからの妊娠に関するご相談にも対応し、膠原病や腎臓病などの持病を持つ患者さんには、病気の状態や治療スケジュールを考慮しながら計画的な不妊治療を行い、妊娠後も当院産科で分娩まで手厚くサポートします。また、当センターには産婦人科の医師と泌尿器科の医師が在籍し、女性、男性どちらに原因があっても対応可能です。不妊の原因が子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患であれば、婦人科内で担当医と相談して手術などで原因を取り除きます。男性側の原因にも泌尿器科と相談しながら適切な治療を迅速に行うことが可能です。さらに、新鋭機器をそろえた採卵室、培養室、ゆっくり休める回復室などの設備を整え、培養士などのスタッフが充実していることも特徴です。持病があって妊娠できるか不安な方、がん治療を受けても妊娠の可能性を残したいとお考えの方は、ぜひ、ご相談ください。

スタッフ

Dr1

久保田 哲医長

2008年大阪大学医学部卒業。市立豊中病院、大阪労災病院、大阪大学大学院医学研究科、大阪府済生会中津病院などの産科婦人科で勤務した後、2018年8月に大阪急性期・総合医療センターに赴任し、同年10月の生殖医療センター開設に参加。産科・婦人科医長として産婦人科診療と生殖医療に携わる。日本産科婦人科学会産婦人科専門医。

メッセージ

日常診療にあたっては、患者さんがどんな治療を受けるのかが理解できるように、丁寧に説明することを心がけています。不妊治療はパートナーと一緒に取り組むことが大切です。健康保険が使えるようになり、以前より経済的負担は軽減されましたが、何度も通院が必要になるなど仕事や生活にも影響しますので、まず、パートナーと将来のファミリープランを話し合っていただきたいと思います。当センターでも、安全な不妊治療・生殖補助医療に努めることはもちろん、生活の指導や疑問点、悩みの相談なども含めて、スタッフ一丸となって全力でサポートします。

Dr2

辻 優大培養士

2011年近畿大学大学院農学研究科博士課程修了。同年神戸市の生殖医療クリニックに入職し、培養士として生殖医療の実践とその技術開発研究に従事。2018年8月、大阪急性期・総合医療センターの生殖医療センター開設に伴い、同センターに入職。

メッセージ

不妊治療は“ゴールのないマラソン”に例えられることがあります。いつまで続ければよいのか先行きが見えないと感じてしまう患者さんも多いようですが、その理由の一つには、受精卵のことがよくわからないということがあると思います。そんなときは、培養士に何でもお尋ねください。普段は表に出ない職種ですが、培養士も受精卵のことを患者さんにわかってもらいたいと思っています。一つ一つの受精卵を大切に育てているところを見ていただければ、不安も和らぎ、治療を続けようというモチベーションが上がるのではないでしょうか。

%e6%98%8e%e6%b8%a1%e5%9f%b9%e9%a4%8a%e5%a3%ab2

明渡 瑞穂培養士

2015年に近畿大学生物理工学部遺伝子工学科を卒業。同年和歌山県の生殖医療クリニックに培養士として入職。2019年からは大阪急性期・総合医療センターの生殖医療センターで培養士として生殖医療に従事。

メッセージ

不妊治療、特に体外受精は多くの方にとってなじみのないもので、きっと患者さまによっては最初の受診にも勇気がいることと思います。培養士は受精卵の培養の他に、患者さまへの情報提供を行っています。体外受精以外のことや、その患者さまが受ける治療以外のことについても、ご不安や気になること、思ったことがあれば気軽に話していただける培養士をめざしています。

紹介医療機関の先生方へ

不妊治療の相談に来られた患者さんの中に、合併症があって対応にお困りの症例や、婦人科疾患の手術が必要な症例がありましたら、当センターにご紹介ください。リウマチ・膠原病、腎臓病などの患者さんへの不妊治療にも対応しております。また、がん治療による妊孕性低下についてのご相談の場合は、当院でがん治療をしていない患者さんからの妊娠に関するご相談にも対応していますので、遠慮なくご相談ください。生殖医療に関して、ご不明な点がありましたら、何でもお気軽に相談ください。

関連記事

access.png