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医療法人楠和会 公文病院

(兵庫県 神戸市長田区)

大宮 英寿 院長

最終更新日:2024/01/22

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回復・療養期の入院治療と外来診療を展開

長田区を南北に走る国道28号線に面した「公文病院」。1959年の開設以降、地域の医療機関として歴史を重ねてきたが、大宮英寿院長のもと、現在はケアミックス病院として回復期・療養期の入院治療に注力。神戸市内の高次医療機関から急性期治療を終えた高齢患者を積極的に受け入れ、在宅復帰や長期療養を支える。また内科と整形外科の外来診療も行っており、内科での午後診やインターネットからの時間予約など、地域の住民が気軽に受診できる環境づくりを展開中だ。「病院からも住民からも頼られる、街の医療機関をめざしています」と穏やかな笑顔を浮かべる大宮院長は、消化器外科のドクターでもあり、外科的処置が必要な入院患者にも対応。高齢患者が多いことから、患者家族との情報共有も丁寧に行っている。同院の入院治療や外来診療について、詳しく紹介してもらった。(取材日2023年4月20日)

貴院の特徴や地域での役割についてお聞かせください。

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当院は、かつては手術を含む整形外科治療や小児科診療にも力を入れていたと聞いています。ただ少子高齢化や神戸市の急性期医療体制の充実を受け、数年前からは診療体制を再編。現在は高齢者の慢性期・回復期医療を軸にした入院治療と、地域に向けた内科・整形外科の外来診療を行う、ケアミックスの病院になっています。病床は現在111床で、一般病棟が60床、療養病棟が51床です。入院患者さんの大半は、神戸市立医療センター中央市民病院や、神戸市立医療センター西市民病院などで超急性期医療を終え、しかしそのまま在宅復帰することは難しい、病院での治療や療養が必要な方です。地域医療連携室が窓口となって、多くの患者さんの転院を受け入れてきました。急性期病院とご自宅や施設をつなぐ、いわばハブ空港のような役割を担う病院になっています。

こちらでの入院治療について、詳しく教えていただけますか?

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転院してきた患者さんは通常は一般病棟で治療や療養を続け、3ヵ月後には退院してご自宅や施設へ戻られるか、療養病棟へ移って長期療養を続けます。私は消化器外科の出身ですので、内科的な治療だけでなく、気管切開や外瘻、高カロリー輸液等で必要な中心静脈カテーテルなど、外科的な処置が必要な入院患者さんもサポートできることが強みですね。認知症があっても運動量の少ない方であればお受けするなど、当院で対応できる患者さんは極力お引き受けしてきたので、今では長田区のケアミックス病院として、広く認知されているのではないでしょうか。なお、転院患者さんはご高齢の方が多いので、入院前にはご家族と面接を実施し、当院の医療体制や治療方針、場合によっては終末期の方針なども、丁寧にご説明・ご相談するようにしています。

では、外来診療についてご紹介ください。

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内科の外来は月曜日から金曜日の午前中、また2023年春からは午後2時~4時30分にも実施しています。患者さんの多くは高血圧など生活習慣病で受診されていますね。風邪や腹痛といった日常的な症状にも対応していますし、より専門的な治療が必要だと診断すれば適切な病院へご紹介します。また腹部を中心に超音波検査やCT、さらに胃内視鏡検査も実施しており、市の健康診断・検診や雇用時健康診断なども行っています。糖尿病と漢方内科に関しては、週1~2日程度、専門の医師による外来診療を行っており、生活に密着した内科診療の入り口にしていただけると思います。一方、整形外科の外来は現在週2回で、足腰の関節痛や骨粗しょう症などに対して、主に安静や薬物治療、生活指導などの保存的治療を行います。骨粗しょう症については踵の骨を超音波で測定する骨密度測定装置があり、患者さんの治療意欲なども勘案しながら注射剤での治療も行っています。

今後、どのような点に力を入れていきたいとお考えですか。

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現在、当院の入院患者さんは、大きく分けて脳血管疾患、認知症、そしてがん末期や呼吸器など他の疾患の方がいらっしゃいます。病気を問わず大半の患者さんがご高齢ですので、刺激の少ない入院生活は寝たきりや認知症の悪化を引き起こしがちです。そこで、今後は理学療法士や言語聴覚士を増員し、脳血管疾患後や食事関連のリハビリテーションにも取り組みたいと考えています。また病棟内にはデイルームを設け、動ける患者さんにはレクリエーションや食事に参加してもらって認知症予防に努めるほか、漢方薬で不眠や認知症関連の症状改善をめざします。今のマンパワーでもできることは工夫しながら、高齢患者さんの機能維持により力を入れていきます。それから、外来では2023年の春にかけて受付や待合室付近を少しずつ改装し、ドリンクサービスも設置しました。患者さんが快適に過ごせる空間づくりも大事だと考えています。

地域の患者さんや医療機関の方へメッセージをお願いします。

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かつては小児科の病院というイメージもあった当院ですが、病院関連では、今ではケアミックスの病院として広く認知されるようになりました。現在も地域医療連携室のスタッフが中心となり、多くの医療機関や先生方との間で顔の見える関係づくりに努めています。また、内科の外来では午後診療を始めましたし、新しい内視鏡も導入して、より質の高い検査が行えるように。整形外科の外来もありますので、日常で多い症状については、幅広くご相談いただけると思います。急性期治療を終えた患者さんには、回復・療養期の医療を提供して地域へ戻っていただく、また近隣の患者さんの健康や病気の悩みを幅広く受け入れ、必要な医療機関へとつなぐ。地域に根差した医療機関として、双方向への橋渡しを担っていきたいと考えていますので、お困りやご心配なことがあれば、ぜひ気軽にご相談いただきたいと思います。

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大宮 英寿 院長

愛知医科大学卒業。1985年に神戸大学第一外科へ入局し、関連病院で消化器外科の診療に従事。その後西宮市の布谷整形外科病院で勤務した後、2012年より公文病院へ入職、2016年より院長として、同院のケアミックス化に取り組んできた。柔和な笑顔と優しい口調で患者や家族に語りかけ、「患者さまやそのご家族の想いを大切にする医療」という同院の理念を自ら実践する。

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