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マンモグラフィ検査のデメリットを軽減
MRIによる乳がん検診

医療法人順天会 放射線第一病院

(愛媛県 今治市)

最終更新日:2024/04/02

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  • 自由診療

乳がん検診を受診することの大切さは理解しているものの、マンモグラフィ検査での痛みや人に乳房を見られることの恥ずかしさなどが、気になる女性も少なくないだろう。それらの心配なく、小さな乳がんの発見を期待できるのがMRIによる乳がん検診だと話すのが、「放射線第一病院」放射線科の山本泰宏先生と松田かおり先生、診療放射線技師の越智須美子さんの3人だ。同院では、先進のMRIを活用した乳がん検診を提供することで、受診のハードルを下げながら乳がんをできるだけ早期に発見し、治療につなげることをめざしているという。そこで、山本先生と松田先生、越智さんの3人に、同院が取り組むMRIによる乳がん検診について、詳しく教えてもらった。(取材日2024年2月1日)

比較的若い世代にも多い乳がん。検診での心配事を軽減することで受診のハードルを下げ、早期発見をめざす

Q乳がんとは、どのような病気でしょうか?

A

乳がんについて説明する松田先生

【松田先生】乳腺にできる悪性腫瘍が乳がんです。乳がんは急速に増えており、近年では日本人女性の9人に1人が生涯の間にかかり、30~64歳の女性のがん死亡原因の1位というデータもあります。更年期以降に多くなりますが35歳前後から増え始めるなど、ほかの臓器のがんに比べて若年から発症する傾向があります。一方で、早期治療ができれば完治が望めますので、早期発見と早期治療が大切です。乳がん検診は、一般的には40歳以上で1〜2年に1回の受診が推奨されています。しかし、乳がんには遺伝的要因があることがわかっていますので、家族に乳がんにかかった人がいる場合などは、より若い頃から検診を受けることをお勧めします。

Q乳がん検診は、どのように行われますか?

A

DWIBS(背景抑制広範囲拡散強調画像)法に精通する山本先生

【山本先生】現在、推奨されているのはマンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査です。マンモグラフィ検査では乳房を板で圧迫した上でエックス線撮影を行い、がん病変の有無を検査します。しかし、日本人にはデンスブレスト(高濃度乳房)が多く、マンモグラフィでは乳腺とがんの両方が白く写ることから、初期の乳がんを見つけにくいのです。それを補うのが超音波検査ですが、検査を行う技師の力量によって結果が左右されてしまいやすい側面もあります。また、マンモグラフィ検査には乳房を強く圧迫する際の痛みや若干の被ばく、他人に乳房を見られるなどのデメリットがあります。それらのデメリットが少ないのが、MRIによる乳がん検診です。

Q MRIによる乳がん検診とは、どのようなものですか?

A

負担軽減のため、撮影台に厚めの低反発マットレスを用意

【山本先生】マンモグラフィのようにエックス線ではなく、磁石と電磁場の力を利用して乳房の検査をするのが、MRIによる乳がん検診です。DWIBS(背景抑制広範囲拡散強調画像)法という方法で撮影をすることで、死角が少なく、乳房の奥や脇の下までを均一に撮影することができるほか、デンスブレストでも影響の少ない画像が得られるなど、精度の高い検査が期待できます。また、乳房を圧迫する必要もなく、検査着を着たままで受けることができ、放射線被ばくもありません。マンモグラフィや超音波検査に比べると、より小さながんの発見も期待でき、豊胸術や乳房再建術を受けた方も検査が可能など、多くのメリットがあります。

Q検診の流れや注意点を教えてください。

A

検診について説明する診療放射線技師の越智さん

【越智さん】まずは、検査着に着替えてからMRI室に移動します。MRIの検査台には、2つのくぼみができた専用の台がありますので、そのくぼみに乳房が入るようにうつ伏せになります。検査中、うつ伏せになっている時の圧迫感があるほか、大きな機械音がしますが、15分ほどじっとしていれば検査は終了です。検査結果は、基本的に1〜2週間以内に郵送します。検査前後に制限はありませんが、乳房の状態は月経と関係していますので、生理が始まってから5日後から14日以内か、それが難しい場合には生理の開始から3日後から21日以内に検査を受けることを推奨しています。

QこちらのMRIによる乳がん検診の特徴はありますか?

A

先進のMRIを用いて、がんの早期発見に努める

【山本先生】当院では、AIを搭載した先進のMRIが導入されています。このAI機能を活用することで、MRIの画質を向上させることが可能です。乳がん検診に限らず、画像が精密で鮮明であるほど、より小さな病変を見つけやすく、がんの早期発見も容易になります。また、MRIは撮影だけではなく、撮像条件の設定など、実際のMRI画像撮影における診療放射線技師の技術も重要です。当院では、私たち放射線科の医師と診療放射線技師が密に連携し、精密な検査と診断を行っています。

患者さんへのメッセージ

山本 泰宏 先生

1998年岡山大学卒業。尾道市立市民病院勤務などを経て、2010年より同院。日本医学放射線学会放射線科専門医。背景抑制広範囲拡散強調画像(DWIBS)法に精通しており、専門書なども執筆しているほか、マンモグラフィの読影も得意としている。また、内科の一般診療も担当しており、画像診断の視点を生かした診療を実践している。

松田 かおり 先生

1995年岡山大学卒業。岡山県で放射線診療全般について研鑽を積んだ後、放射線科の医師として山口県の呼吸器専門病院に勤務。2014年より同院。日本医学放射線学会放射線科専門医。より良い医療を提供するために、画像診断のレベルを向上させることを心がけている。

【山本先生・松田先生・越智さん】乳がんになる人は決して少なくない一方で、早期治療を行えば完治が望めますので、早期発見と早期治療が大切です。しかし、マンモグラフィ検査は痛みや他人に裸を見られることへの不快感から、できれば受けたくないと考える人も一定数いらっしゃるのではないでしょうか。MRIによる乳がん検診は、被ばくの心配がなく、他人に裸を見られることもありません。デンスブレストでも影響が少なく、豊胸術後や乳房再建術後でも受けることができ、高い精度の検査が期待できますので、積極的に受診していただければと考えています。当院ではインターネットでの予約も受けつけていますので、ぜひご活用ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

MRIによる乳がん検診/2万2000円

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