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医療法人順天会 放射線第一病院

(愛媛県 今治市)

木本 眞 院長

最終更新日:2024/03/29

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市民の健康を守る

「放射線第一病院」は今治駅から徒歩約5分の場所にあり、内科系の幅広い診療を中心に、泌尿器科や皮膚科、リハビリテーション科など、地域に必要とされる医療の提供に努めている。同院は、がんをはじめとする病気の早期発見・早期治療につなげるべく健診や人間ドックにも力を入れており、MRIによる全身のがん検診や乳がん検診など先進的な取り組みも行っている。院長を務める木本眞先生は、1996年に先代で創立者である父親の後を継ぎ院長に就任。現在は今治市医師会の会長も務め、地域全体の医療提供体制の充実や向上を図り、市民の健康を守ることにも取り組んでいる。「地域の皆さまが安心して暮らせるように、医療や介護の体制を整えることこそが、私の使命です。」と力を込めて語る木本院長に、同院の特徴や今治市医師会での取り組みなどについて、詳しく話を聞いた。(取材日2024年2月1日)

まずは、病院の概要を紹介していただけますか?

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当院は、内科を中心に泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科など幅広く診療しており、人工透析も提供しています。常勤医師11人に加えて、リウマチ・膠原病内科や内科と関係することが多い皮膚科、脳神経内科、消化器内視鏡検査など、専門領域については大学から非常勤医師を招き、内科のほとんどの病気を診ることができる体制をめざしています。当院は内科の急性期病院で、患者さまを治療して社会復帰を支援することが使命です。しかし、その中にはすぐに社会復帰するのが難しい場合も存在します。そのような患者さまに対しては、当院のすぐそばにある介護老人保健施設と有料老人ホームとの連携により、退院後の生活をサポートしています。必要に応じて施設に入居していただき、何かあった場合には当院の医師がサポートしながら、社会復帰をめざす体制を整えています。

力を入れていることは何ですか?

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一番力を入れているのは、検診で早期にがんを発見して治療につなげることです。特に、最近ではMRI検査がものすごく進化していて、従来はPET-CTで行っていた全身がん検診や、マンモグラフィで行っていた乳がん検診も、MRIを使ってできるようになってきています。当院では、2023年末にMRIをバージョンアップし、以前よりきれいで詳細なMRI画像を撮影できるようになったため、より小さながんの発見も可能となりました。MRIを用いたがん検診では、 PET-CTと違い被ばくがないことが特徴的です。加えて、当院の全身がん検診では、これにCT撮影と腫瘍マーカー検査を併用することでMRIが苦手とする臓器の検査を補っています。これらの取り組みにより、がんを早期に発見し、精密に診断・治療を行い、患者さまが社会復帰できるよう努めています。

病院の院長として大切にされていることを教えてください。

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「今治の医療をよりいっそう充実させたい」「地域の皆さまに貢献したい」という思いは非常に強いですね。医療に携わる者として私にできることは、地域の皆さまが安心して暮らせるよう、医療や介護の体制を整えること。当院の院長として、医師会の会長として、今治市の皆さまの福祉のために力を尽くしたいと考えています。そのような考えを持って活動していることを、スタッフたちもよく理解してくれているのではないでしょうか。周りの人たちが私の考えに共感してくださって、自分も同じように行動しようと思ってくれたり、医師会が地域のために頑張ってくれているから市民の方々が協力しようと思っていただけるなら幸いです。医師会活動の面では、医療体制をより充実させるために、病院や行政との協力体制をさらに強めていきたいと考えています。とにかく、今治市民の皆さまが「笑顔で健康に過ごせること」それが私の一番の願いです。

診療において重要視していることはありますか?

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患者さまには「放射線第一病院は、去年より医療レベルが上がった」と感じていただきたいと思っています。そのために医師はもちろん、看護師や薬剤師、臨床検査技師などスタッフ全員がスキルを高めていくことが欠かせません。例えば、CT画像を見て診断するのは医師ですが、異常所見をきちんと指摘できるような診療放射線技師がいれば、診断をサポートできます。看護師の知識が豊富であれば「この入院患者さまは時々変な咳をしている」など、病状の変化に早期に気づけるでしょう。チームの1人だけが飛び抜けたスキルを持っているより、全体のスキルが高いチームのほうが強いので、スタッフ一人ひとりのスキルを高めることで、病院全体の医療レベルを向上させていきたいです。また、治療や看護をするからといって医師や看護師が特別な存在ではなく、病気で苦しむ患者さまやご家族に温かく、思いやり深く接することが大切と考えています。

病診連携にも力を注いでいると伺いました。

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今治市医師会会長を務めていることもあって、地域の病診連携には特に力を入れて取り組んでいます。お隣の新居浜・西条地域には大規模病院が複数あって、それらの病院に頼れるところがあります。ところが、今治には規模の大きい病院は少ないですから、市民の健康を守るには、そうした病院と医師会が密接に連携していく必要があります。実際に今治市では、高度な医療が必要な場合には愛媛県立今治病院や済生会今治病院にお願いして、治療が終わったら地域の医療機関で引き受けるといった連携が、非常によくできています。市民を守る医師会でありたいですし、その中で活動する病院でありたい。夜間などに診てくれる病院がないから、松山まで行かなくてはならないということなく、今治の患者さまは必ず今治の病院で診る。そのために今治市医師会に協力する病院の一つとして、これからも診療に取り組んでいきたいですね。

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木本 眞 院長

1978年順天堂大学卒業後、岡山大学医学部附属病院放射線科に入局。同文部教官助教授などを経て1995年より同院。1996年より現職。2008年より医療法人順天会理事長を兼務。日本医学放射線学会放射線科専門医。岡山大学医学部非常勤講師、河北医科大学客員教授。今治市医師会会長。医学博士。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万9000円、MRIを用いた全身がん検診(CT撮影・腫瘍マーカー検査併用)/5万5000円、MRIを用いた乳がん検診/2万2000円

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