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母親学級や産後の相談体制が充実
妊娠初期から育児までをサポート

医療法人財団 仁寿会 荘病院

(東京都 板橋区)

最終更新日:2025/03/27

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  • 保険診療

快適な入院環境のもと、良質な医療と真心で、妊産婦と家族を支える「荘病院」。一人ひとりに寄り添う伝統の医療は看護部にも息づく。妊娠中から分娩、さらには退院後まで、母親と赤ちゃん、そして家族の幸せな生活までを念頭に置いた、心のこもったケアを実践していることが特徴だ。妊娠初期から出産、家庭での育児まで、切れ目なく続く同院の看護ケアと育児支援について、助産師の鈴木孝子さんに聞いた。(取材日2022年7月5日/情報更新日2025年3月24日)

一人ひとりに寄り添う温かい看護と育児支援で、母子と家族に幸せを届ける

Q妊娠期からお一人お一人に寄り添っているのですか?

A

助産師との面談が可能

コロナ禍以降、妊娠中から出産に関する内容はオンライン版母親学級を見ていただき、さらに個別で助産師と面談して、質問や相談をできる機会を設けています。1対1でお話しするので、ご本人の不安やご希望を話しやすく、また対応もこまやかにできるのが良い点です。また、それらを医師に伝えたり、分娩担当するスタッフにも伝わるように記録やカンファレンスを通じて患者さまの情報を共有して、安全で安心できるご出産をスタッフ全員でめざしております。

Q産後の子育てに不安があるのですが。

A

相談して良かったと笑顔で帰れるよう対応

そうですね。産後にさまざまな問題に直面し、戸惑いや悩みからメンタルが不安定になってしまう方も少なくありません。そこで当院では、産後2週間頃に助産師が赤ちゃんの成長具合と授乳の状況やお母さんの体調などの相談に乗る「にこにこ相談」を実施しています。初産婦さんにはお勧めし、経産婦さんでも不安な方には来ていただいています。助産師が「赤ちゃんの体重が増えているね」「母乳でちゃんと育っているよ」と声をかけることで、表情が和らぐ人もいます。育児の不安や悩みを、一人で抱え込まないことが大事です。助産師に何でも相談してアドバイスをもらってください。それが育児への自信につながります。

Q入院する部屋や環境について、教えてください。

A

シックな雰囲気の個室も完備している

妊婦さんのご希望や出産状況に合わせて、個室、4人部屋、6人部屋からお好きな部屋を選んでいただけます。中でも新米ママ同士が交流しやすい4人部屋が人気です。おしゃべりするのも、入院生活の楽しみの一つですから。食事も同時期に出産した人同士で取り、当院の栄養士が工夫をこらしたお祝い膳を入院中に1回ご用意します。一方、広くてシックな雰囲気の個室は、出産後にゆっくり過ごしたい人にお勧めです。また、当院では原則として母子別室ですが、授乳室で友達ができることもあります。子育ての良き相談相手が見つかるかもしれません。

Q母乳の悩みの相談にも、乗ってもらえるのでしょうか。

A

助産師による丁寧な授乳指導が受けられる

母乳のことで悩む方は多いですね。当院では、毎週月曜・金曜に予約制で「母乳の外来」を実施しています。「赤ちゃんに母乳をうまく吸わせられない」、「きちんと飲んでいるかわからない」、「こんなときはどうすればいいの?」などの悩みに、専門の助産師が一人あたり約30分から1時間かけて相談に応じます。乳房トラブルや卒乳・断乳のケアも行っています。個別に悩みを聞いてお答えしたり、実際に授乳方法を指導したりしますので、初めての出産でも安心してください。これからも気軽に相談できる時間と空間を提供していきます。

Q退院してからの育児支援について知りたいのですが。

A

母親の不安や悩み事もケア

家に帰ってからも安心して育児ができるように、当院は退院後のケアに関して、行政との連携に力を入れています。妊娠中の保健指導や、入院中の授乳指導、退院指導の他、産後の「にこにこ相談」、乳幼児健診などで赤ちゃんの状態を確認し、親身になって母親の心をケアしますが、その際には母親の生活や育児協力者の有無などにも気を配り、必要に応じて早い段階で介入し、適切なアドバイスや支援を行います。例えば、板橋区の育児支援ヘルパーを紹介したり、保健師の新生児訪問などの行政が行っている支援の活用法をご説明したり、切れ目のない育児支援を続けています。

患者さんへのメッセージ

【鈴木孝子さん】当院では、安心して出産に臨んでいただくために、妊娠初期・中期・末期に、看護師が妊婦さんと個別に面談して体のことや生活状況、悩みなどをお聞きし、必要な保健指導を行う「妊婦保健指導」を開始しました。個別対応のため、妊婦さんの健康リスクや社会・経済的リスクを早い時期から把握することができます。妊娠初期から出産、さらに家に帰っても継続的な支援を提供することにより、安心して分娩・育児に臨んでいただけると考えています。不安なく新生活に踏み出してもらうために、点ではなく線でサポートすることが目標です。

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