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医療法人社団協友会 横浜なみきリハビリテーション病院

(神奈川県 横浜市金沢区)

阿部 仁紀 病院長

最終更新日:2021/07/06

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お互いの信頼の医療で「頼り頼られる病院」

シーサイドライン並木中央駅から徒歩8分、長浜公園や長浜野口記念公園などに囲まれた自然豊かな立地にある「横浜なみきリハビリテーション病院」は、患者の在宅復帰支援のため、回復リハビリテーションを中心に医療を提供しているリハビリテーション専門病院だ。明るく広々とした院内に足を踏み入れると、行き交うスタッフが「こんにちは!」と弾ける笑顔で迎えてくれる。回復期リハビリテーションにおいては横浜市で特に多いベッド数を備えるだけでなく、脳卒中や骨折の患者の他に、パーキンソン病などの神経難病を対象とした外来を設けているのも特色の一つ。2つのリハビリテーション室、9つの言語聴覚療法室の他、ガーデンや菜園も設けて患者の症状だけでなく、個性や気持ちに寄り添うリハビリテーションを提供している。「作業療法士などセラピストが関わる時間だけでなく、それ以外の日常生活も大切なリハビリの場。24時間、365日がリハビリです」と穏やかな笑顔で語る病院長の阿部仁紀先生に、「全職種連携によるチーム医療」や今後の展望など詳しく聞いた。(取材日2017年9月12日/情報更新日2021年5月13日)

まずは病院の歴史と特徴を教えてください。

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1986年に磯子区に一般的な総合病院として開院した「屛風ヶ浦病院」を前身に、医療施設の機能分化という時代のニーズに応じる形で2012年、リハビリテーションに特化した「横浜なみきリハビリテーション病院」として金沢区並木に新築移転しました。当時は回復期リハビリテーション病棟96床、障害者病棟80床、医療療養病棟48床の224床でしたが、現在は回復期リハビリ機能を充実させ、回復期リハビリテーション病棟144床、障害者病棟44床、医療療養病棟36床となっています。当院の中核をなす「回復期リハビリテーション病棟」は一般の方が直接入院するのではなく、超急性期・急性期医療を受けた患者さんが病-病連携により入院となります。当院の医療圏は、横浜市だけでなく三浦半島などを含み非常に広範で、多くの患者さんを受け入れております。

診察やリハビリテーションにはどのような特徴がありますか?

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7名の常勤医、約200名の看護師、介護福祉士、看護助手、そして約130人の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がきめ細かく対応しています。外来は火曜日と木曜日の午後にパーキンソン病リハビリテーション専門の外来があるのが特徴です。多職種で連携したチーム医療で、入院、外来、訪問リハ、通所リハを実践しています。従来の治療に加えて、電気治療機器を用いた治療を行っています。麻痺となった上下肢の運動を促通、嚥下機能の改善を図っています。また一部の方を対象に、自動車運転再開に向けた支援も行っています。ドライビングシュミレーターを用いて実践的なリハビリの実施、運転再開の評価に取り組んでいます。リハビリ庭園ではさまざまな不整地を設置し、そこでは応用的な歩行練習、芝生スペースではゴルフ、テニス、野球など患者さんの趣味や嗜好を積極的に取り入れた楽しく効果が期待できるリハビリテーションを実践しています。

病院の理念として掲げられている「頼り頼られる病院」とは?

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当院の理念は「頼り頼られる病院」です。患者さん、職員、他の病院、がそれぞれ頼り、頼られる病院。そして、地域の住民の方々を頼り、地域の住民の方々から頼られる病院をめざしております。医師は患者さんを治療するだけでなく、患者さんに勇気づけられ、看護師やセラピスト等に助けられ医療を行っています。病院は患者さんから頼られるだけでなく、実はわれわれ医療者も患者さんを頼っているのです。当院は患者さん、ご家族、そして多職種の職員すべてが互いに尊重し、信頼し合って医療を行うこと、患者さんを含む「病院」というコミュニティの全員が医療に関して一丸となること、そして、多様な価値観を認め合い共生することを大切にしています。病病連携や病診連携などの助け合いの医療。これらを総じて「頼り頼られる病院」として理念に掲げています。この理念を現実化すべく、全職員が一丸となって日々努力しております。

「全職種連携によるチーム医療」にも注目が集まっていますね。

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「多職種連携」が一般的ですが、当院では医師、看護師、看護助手、介護士、リハビリセラピスト、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士、保育士、放射線科、総務課、経理課、医事課などの全職員がチームとなって患者さん一人ひとりの病気を理解し、適切な対応をとれるよう「全職種連携によるチーム医療」に取り組んでいます。例えば、パーキンソン病をもった方は、動作がゆっくりしているのですが、このことを全職員が正しく理解することで、直接治療に関わらないスタッフも「早くしてください」などと思うことはありません。左右どちらのまひをもった方にも対応できるような入浴機器や、リハビリの一環となるよう視界からの刺激を受けられる大きな窓などはスタッフの発案によるもので、自分が患者さんの立場だったらどう思うかを真剣に考え、患者さん一人ひとりにとってよりよい環境になるよう努力しています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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リハビリテーションのキーワードの一つに「可塑性」があります。「脳の可塑性」とは障害を受けた脳細胞が新たなネットワークを築き生まれ変わることです。繰り返し練習することで一過性でなく、持続的なネットワークが構築されることです。当院はユニバーサルマスキングやゾーニング、オンライン面談を取り入れるなど、「withコロナ時代」に対応できる可塑性が高い病院です。パーキンソン病のリハビリにも力を入れています。パーキンソン病は徐々に進行していく病気で回復期リハビリの考え方とはまったく異なります。全職員がリハビリへの理解を深め、患者さん一人ひとりに最善の対応をすることをめざしています。さらに、2021年4月より上尾中央医科グループの神奈川県の拠点病院として「横浜なみきリハビリテーション病院巡回健診センター」が開設されました。健診バスにて健康診断を行う事業です。当院は常に新たなことに挑戦していく病院です。

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阿部 仁紀 病院長

1998年福島県立医科大学大学院修了、医学博士。日本神経学会神経内科専門医。2000年米国留学(Northwestern University, Research Fellow)、2003年総合南東北病院、2006年国立病院機構いわき病院、2009年屏風ヶ浦病院にて診療部長、翌年屏風ヶ浦病院副院長。2012年横浜なみきリハビリテーション病院副院長を経て、2014年より現職。

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