独立行政法人国立病院機構

大阪医療センター

診療科・部門紹介

治療困難な患者を数多く受け入れ、総合病院の強みを生かした治療をめざす

総合病院の歯科口腔外科として、口腔・顎・顔面領域に対応。歯・歯周病組織疾患をはじめ、口腔粘膜疾患、顎骨疾患、顎関節疾患、唾液腺疾患、神経疾患、血液疾患、リンパ系疾患など幅広く診断・診療している。全身麻酔や周術期管理など一般のクリニックでは治療が難しい患者を数多く受け入れ、口腔がんなど悪性腫瘍の治療にも積極的に取り組んでいるのが特徴だ。悪性腫瘍は手術を基本に、化学療法をはじめ、放射線治療科の医師と連携して放射線治療にも対応しているとか。その他、入院患者の口腔ケアにも注力。他科と連携し、放射線治療や化学療法、骨髄移植、全身麻酔の術前、人工呼吸器装着、感染症などの入院患者の口腔管理を担っている。
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患者の訴えに耳を傾けることを大切にしている吉本仁先生

口腔・顎・顔面領域に幅広く対応している

スタッフ紹介

責任者

吉本 仁歯科口腔外科科長

1998年大阪歯科大学卒業、専門領域は歯科口腔外科、口腔がん。大阪歯科大学附属病院、栃木県立がんセンター、松下記念病院を経て2022年より現職。日本口腔外科学会口腔外科専門医、医学博士。

メッセージ

当科では、口腔がんや頭頸部がんなどの悪性腫瘍の治療に力を入れています。頭頸部カンファレンスと病理カンファレンスを行い、関連する診療科と連携の上、治療を進めていきます。口腔がんと頭頸部がんは、すべてのがんの5％程度とされているため、あまり知られてはいません。しかし、口や顔、首という目に見える部分に発生し、「話す・食べる・飲み込む」といった日常生活に支障を来す病気です。診療では患者さんの訴えに耳を傾けながら、最適な治療をめざしていきますので、ご不明な点はご相談ください。標準的治療をもとに個人に合った治療方針を提案させていただきます。諦めずに、一緒に治療に取り組んでいきましょう。