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  7. 肺がん部門

最終更新日:2022/02/02

独立行政法人国立病院機構
四国がんセンター

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  • 愛媛県松山市南梅本町甲160
    • 消化器内科
    • 呼吸器内科
    • 消化器外科
    • 呼吸器外科

    • 整形外科
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肺がん部門

診療科・部門紹介

術後の患者の生活を考えた低侵襲な外科治療、放射線治療、化学療法など幅広い選択肢から適した治療法を提案

がん診療連携拠点病院として、専門性の高いがん治療の提供に尽力する同院では、肺がん部門として呼吸器外科、呼吸器内科、放射線治療科が連携をとりながら肺がん医療を実践している。呼吸器外科では、年間250例(2020年1月~12月)の肺がん手術を手がけているが、その85%以上の症例で低侵襲の胸腔鏡下手術を実施。2019年からは肺がんの領域でもロボット支援手術を導入している。呼吸器内科では、細胞傷害性抗がん薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などの化学療法に幅広く対応するほか、患者一人ひとりの遺伝子情報に基づいたがんゲノム医療を提供。臨床試験や新薬の治験にも積極的に参加している。

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内科と外科それぞれの立場からチームでの医療提供に臨んでいる

スタッフ紹介

スタッフ

Dr 1

山下 素弘院長

1985年岡山大学医学部卒業。ワシントン大学胸部心臓血管外科留学。岡山大学腫瘍胸部外科(第二外科)で肺移植に従事し、南岡山医療センター外科医長などを経て2022年から現職。専門は肺がん、悪性胸膜中皮腫、縦隔腫瘍の外科治療。日本外科学会外科専門医、日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医。

メッセージ

肺がんは以前に比べて、かなり治療しやすくなってきています。しかし、それでも胃がんや大腸がんといった他のがん種よりは、どうしても治りにくい特性があります。私たちは手術でがんの根治をめざしていますが、一定の割合で再発をしてしまう方がいらっしゃいます。そのため、根治をめざしつつも、術後の患者さんの生活にまで配慮した治療を心がけています。大きな傷で痛みが残る、呼吸が苦しいなどの症状をできるだけ抑えられるような、低侵襲な治療を提供しています。がんの治療を続けながらも、今まで通りの生活を送っていただきたいです。また、当院では外科と内科で病棟が分かれていないので、つなぎ目のない医療を受けていただけます。

Dr 2

上月 稔幸臨床研究センター長

1998年岡山大学医学部卒業。同大学血液腫瘍呼吸器アレルギー内科(第2内科)入局。2018年から現職。専門分野は呼吸器内科、放射線診断科、がん薬物療法。日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。

メッセージ

抗がん剤治療というと、「副作用がとてもつらい」というイメージを持たれている方も少なくないと思います。薬剤の進歩は目覚ましく、近年は皆さまがイメージされる細胞傷害性抗がん薬以外に分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬などの新しい治療薬の開発や、副作用対策が進歩し、副作用の軽減が以前に比べて進んできています。がん遺伝子検査や、がん遺伝子パネル検査を用いたがんゲノム医療へも積極的に取り組みながら、それぞれの患者さんに合ったより良い治療を提供するよう心掛けています。手術が難しいとされるステージの患者さんでも、治療の選択肢は増えていますので、諦めずにぜひご相談ください。

対応できる疾患

  • 腫瘍、良性腫瘍、がん(悪性腫瘍)、転移性腫瘍、原発不明がん

紹介医療機関の先生方へ

いつも診療にご協力いただきましてありがとうございます。たとえがんの診断がついていない場合でも、咳や血痰など気になる症状や胸部異常陰影を認める場合には、お気軽にご紹介ください。また呼吸器外科・内科では日々連携を取っておりますので、悩んだ場合はどちらの診療科でも結構です。患者さんをご紹介いただいてから検査、診断までの流れがスムーズなので、3週間以内には治療方針を決定し先生方にお返事します。地域の医療機関の先生方とは10年以上前から連携体制をとっており、当院で手術をした患者さんに対して地域の先生方と連携して治療を進める体制も整えております。診断から治療までしっかりと対応いたしますのでご安心ください。

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