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独立行政法人地域医療機能推進機構 船橋中央病院

(千葉県 船橋市)

山口 武人 病院長

最終更新日:2023/10/02

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医療安全を徹底し「選ばれる病院」をめざす

1949年に設立された「独立行政法人地域医療機能推進機構 船橋中央病院」。東葛南部地域でも伝統ある公的病院だ。周辺の地域住民からは、「何かあれば船橋中央病院へ」と親しまれているが、「歴史に基づくネームバリューにあぐらをかいてはいけない」と山口武人病院長は初心を強調する。2021年の着任後は、新型コロナウイルス感染症の対応と並行して医療安全の取り組みを強力に推進。同時に、地域ニーズが高く、自院に専門的な医師がいる医療領域をセンター化することで、得意分野の体外的な可視化を図っている。選ばれ続ける病院をめざし、船橋中央病院はどう変わろうとしているのか。具体的な取り組みについて、山口病院長に聞いた。(取材日2023年6月22日)

長い歴史を持つ病院ですね。

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1949年に設立された当院は、70年以上にわたって地域医療を支えてきました。2014年に全国社会保険協会連合会から独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)へと運営組織が移行しましたが、「正しい医療、良い医療、優しい医療」の基本理念は変わりません。399床、18診療科をそろえる中核病院として、患者さんにとって必要な医療、満足していただける医療の提供に向けて力を尽くしています。また、第二種感染症病棟が4床あり、二類感染症や新型インフルエンザなどの感染症患者の入院を担当する、第二種感染症指定医療機関としての任務も担ってきました。ここで培われた経験と知見が、コロナ禍の当院にとって大きなアドバンテージとなったことは言うまでもありません。感染症対策の重要性は、私が管理職として病院を見る立場になってから非常に強く感じていたところでもあり、この領域には引き続き力を入れていきたいです。

医療安全の取り組みを強化したと伺いました。

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医療事故や医療過誤が起きると、患者さんとそのご家族はもちろん、医療に携わる人々もつらい思いをします。人はミスをするものですが、努力次第でミスの発生を限りなくゼロに近づけ、医療事故を抑えることは不可能ではありません。小さなインシデントやアクシデントを隠さずに報告できる心理的安全性の高い組織が確立されていれば、大きな事故につながりかねないリスクの芽を早めに摘むこともできるでしょう。実際、私の前職である千葉県がんセンターで医療事故が起きた際には、不透明な組織体制によって管理強化のチャンスが失われたと指摘を受けました。前職での経験を今後に生かすことは、医療者としての使命です。当院でも以前から医療安全の取り組みは行われてきましたが、より緊迫感をもって取り組むべき課題であると考え、医療安全文化の醸成に努めています。

センター化も推進されていますね。

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当院が設立された当初近隣に大きな病院は他になく、自然と患者さんが集まる環境だったと思います。しかし、時代は変わり、周辺にも特色を持った病院やクリニックが増えてきました。私たちが選ばれる病院であり続けるには、「何が得意なのか」「特色は何なのか」をわかりやすく示していく必要があります。そこで、地域ニーズが高く、かつ優秀な医師がいる領域をセンター化して可視化し、専門性の高い医療をスピーディーに提供できる体制を整えました。例えば内視鏡手術や腹腔鏡手術、抗がん剤治療などの発展により、内科・外科が連携するシーンが増えた消化器内科・消化器外科を「消化器病センター」として適切な治療をより迅速に行えるようにしたほか、高齢化に伴ってニーズが高まる摂食嚥下障害、整形外科に専門のドクターがいる骨粗しょう症についても他職種連携で本格的に診療できるよう「摂食嚥下センター」「骨粗しょう症センター」として独立させました。

今後、さらに注力する領域があれば教えてください。

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周産期母子医療センターは、少子高齢化が進む中ででも数多くのハイリスクの妊産婦や新生児の入院を受け入れ、大切な命を守ってくれています。医師とコメディカルの負担にも配慮しながら、より多くの命を救えるようさらに力を注いでいきます。また、健康管理センターについては、総合病院敷設の施設である強みを生かして、スムーズに二次検査に移行できるように病院との連携体制を強化していくことを予定しています。また、内視鏡機器は先進の設備としており、今後AIを活用した診断にも取り組む予定です。さらに、認知症の診断に役立つRI検査は施行可能な施設が限られていますが、当院には専門の医師もいることから、今後地域の先生方に知っていただき、もっと利用していただきたいと思っています。

最後に、地域の皆さんにメッセージをお願いいたします。

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着任後、地域の医療機関との連携強化に努めて来ました。地域連携室、入退院支援の窓口と、患者さんからのご相談を受けつける窓口を患者サポートセンターとして一元化し、スムーズな紹介・逆紹介につなげています。患者さんにとっても、地域の医療機関の皆さんにとっても、「すぐ診てくれて、対応が良い」ことは病院選びの大きなポイントの1つでしょう。患者さんが必要な医療に速やかにつながれるよう、適切にサポートしてまいりますので、頼りにしていただきたいと思います。「この分野なら船橋中央病院に任せよう」と信頼して選んでいただけるよう、これからも努力を続けてまいります。

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山口 武人 病院長

1981年千葉大学医学部卒業。千葉大学腫瘍内科学講師、California Pacific Medical Center留学を経て、2007年より千葉県がんセンター診療部長、副病院長、病院長を歴任。2021年より現職。千葉大学臨床教授。専門分野は消化器病学、胆道・膵臓疾患。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。

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