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社会福祉法人同愛記念病院財団 同愛記念病院

(東京都 墨田区)

平野 美和 院長

最終更新日:2021/06/14

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患者のためにレベルアップを続ける中核病院

JR両国駅前を出て大相撲の施設を抜け、緑豊かな公園を通り過ぎた先に「同愛記念病院」がある。関東大震災の際、アメリカから贈られた義援金を基に設立されたという歴史のある同院。現在は、墨田区を中心とする城東地区の中核となる急性期病院として、質の高い医療の提供に努めているほか、病気の予防や早期発見・早期治療を目的に人間ドックや健診にも一層の力を注いでいる。災害拠点病院になることをめざすと同時に、今後も常に地域の医療ニーズに応え続けられる病院であるために新棟を建設中の同院について、平野美和院長に話を聞いた。(取材日2021年4月16日)

はじめに病院の歴史と地域での役割についてお聞かせください。

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当院は、1923年の関東大震災の際に米国赤十字社を中心に集められた義援金をもとに、当時の日本政府が設立した財団法人を母体として始まりました。以来、90年以上にわたって墨田区を中心とした城東地域の皆さまに親しまれる総合病院、地域の急性期病院として診療を続けてきました。昨今では、自然災害が頻発していますが、震災復興の拠点病院として設立された歴史を踏まえ、災害拠点病院としての役割を担うことも当院の重要な役目だと考えています。そこで、地域の要請に応えるため新しい耐震基準に則った病棟を新築する工事が進んでいます。今後も地域の中核急性期病院としての機能や診療のレベルアップ、医療設備の充実に注力し、親切で適切な医療の提供に努めていきます。外科系の診療では低侵襲手術を追求。地域医療連携や人間ドック・健診にも積極的に取り組み、予防から高度医療まで、地域の皆さまを継続的に支えていくことをめざしています。

力を入れていることは何ですか?

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地域の中核となる急性期病院として、その機能をさらに高めていくことがわれわれの責務だと考えています。その一例として、東京都指定二次救急医療機関として救急患者を24時間365日体制で受け入れており、内科系や外科系、産婦人科の当直医が毎日待機し、到着後すぐに専門の医師の診断や治療を受けられるよう体制を整えています。さらに、一般の医療機関が閉まった後にお子さんの具合が急に悪くなり、お困りの際に利用していただく「すみだ平日夜間救急こどもクリニック」も当院の救急で対応しています。また、消化器の低侵襲手術を得意とする外科、肩や股、膝の関節の手術を多く行っている整形外科、消化管や肝臓、胆道、膵臓の内視鏡下手術などに力を入れる消化器内科、ロボット支援手術を含む腹腔鏡下手術に力を入れる婦人科、悪性リンパ腫や白血病など血液悪性腫瘍の化学療法を行っている血液内科など、専門性の高い医療にも力を入れています。

泌尿器科も充実していると伺いました。

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泌尿器科では、数年前から手術支援ロボットを使った低侵襲での前立腺がん手術に力を入れています。ロボット支援手術では、出血が少なく傷も小さい特徴があることに加え、がんの根治性や排尿機能、性機能などの温存の精度を向上させていくなど、患者さんにとって安全で安心な手術をめざしております。さらに、手術支援ロボットを使った腎部分切除にも対応しています。尿管結石の治療では、内視鏡下の体外衝撃波結石破砕術、レーザーを用いた破砕術など選択肢を豊富に用意しています。2~3cmを超える大きな結石除去の手術についても、体への負担が少なく入院日数も短くなるよう努めており、他院からの紹介も多く受け入れています。泌尿器科以外に婦人科などでも、ロボット支援手術をはじめ体への負担が少ないとされる腹腔鏡による手術、消化器内科でも内視鏡による治療など、低侵襲の手術や治療は病院全体としてさらに進めていきたいと考えています。

病院を運営する上で心がけていることはありますか?

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まず、社会福祉法人として地域の皆さんの役に立つことが当院の一番の使命であり、全職員がそのことを意識し行動するよう心がけています。また当院には、2021年4月現在で94人の常勤医師がいることに加え、24の診療科にはそれぞれを専門とする経験豊富な医師が在籍し、質の高い医療を提供できるよう体制を整え、隅田川のこちら側で起こった病気は川を渡らなくても治療が受けていただけるよう努めています。また、地域と共存共栄していける病院であることも心がけています。近隣の医療機関には、患者さんに専門的な検査や治療が必要なときはちゅうちょなく紹介してもらい、処置が終わればもとの医療機関で引き続き診療する体制をストレスなくできるよう地域医療連携にも力を入れているほか、患者さんが、ハードルの高さを感じることなく受診ができる雰囲気も大切にしています。

これからの課題や展望をお聞かせください。

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今後も地域の医療ニーズに応えると同時に、皆さまに愛され、感謝される病院であるために、先進の治療や医療機器をそろえ、より質の高い医療の提供を行っていきます。2022年5月の開設を目標に建設中の新棟では、新耐震基準を満たすことはもちろん、震災や水害などの災害や感染症にも対応できるようにするほか、病室や廊下のスペースを広くするなど入院患者さんが快適に療養生活を送れるよう配慮しています。また病棟と手術室を新しくし、その後に既存の診療棟などを整備する中で、近隣住民の利用も予定している保育所を設置するなど、さまざまなシステムをより地域に密着した方向へ充実させるなど、人々に貢献するという使命をこれからも担っていきたいと考えています。病院も新しくなる中で、地域のクリニックの先生方や介護福祉施設などとの一層の連携を図りながら、住民の方々に、より頼っていただけるような病院をめざし、取り組んでまいります。

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平野 美和 院長

宮崎医科大学卒業。同愛記念病院泌尿器科中央手術部部長、同副院長・地域医療連携室長などを経て2021年より現職。専門は泌尿器一般、結石、腫瘍に対する内視鏡下手術を得意とする。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。医学博士。

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