コースやオプション検査を上手に選択
健康診断・人間ドック
社会福祉法人仁生社 江戸川メディケア病院
(東京都 江戸川区)
最終更新日:2024/12/27
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健康寿命という言葉があるように、元気に長生きすることが理想的だと考える人も多いだろう。そのために定期的に受診したいのが健康診断だ。日々の健康状態を知ることは病気の早期発見、早期治療につながるほか、検査結果をもとに生活習慣を見直すことで病気の予防も期待できる。江戸川区およびその周辺地域の健康増進をめざし開設された「江戸川メディケア病院」の健診センターは、法定の健康診断や人間ドック、多彩なオプション検査を実施。先端の機器と専門の医師による質の高い検査と温かく優しいスタッフの対応で、誰もが満足できる健診センターをめざす。そこで、同センターの取り組みについて寺田総一郎センター長に話を聞いた。(取材日2024年11月26日)
目次
画像検査はダブルチェックで精度の高い診断をめざす
- Q法定の健康診断と人間ドックは何が違うのでしょうか。
- A
法定の健康診断は法律に基づき企業が従業員に対して義務づけているもので、従業員は年に1回受診しなくてはなりません。検査内容は、胸のレントゲンや心電図、採血など限られており、ある程度の健康状態がわかります。一方、人間ドックは個人で行うもので、法定健診での項目に加えて、腹部超音波検査や肺機能検査などさらに詳しい検査を受けられるほか、オプション検査を追加することでオーダーメイドの健診ができあがります。何歳から人間ドックを受けるかといった明確な線引きはありませんが、当病院では30代後半から80代後半まで幅広い年齢の方が受診されています。年齢に関わらず気になることがあれば受診するのが良いでしょう。
- Qこのセンターではどんなオプション検査がありますか。
- A
トピックとしては膵臓がんの早期発見につながる膵臓MRCP検査です。前立腺がんの検査では前立腺MRI検査と血中PSA測定の2つを組み合わせることで、より精度の高い検査を行っています。胃と大腸の検査ではハイビジョンの内視鏡を用意。胃では経鼻・経口の両方に対応、細径経鼻内視鏡を使用し、胃と大腸の検査では鎮静剤の使用も可能です。まだ実施施設の少ない「ロコモ健診」も取り入れ、コンピューターを使った歩き方のチェックや骨密度検査、腰椎や頸椎のMRI検査を実施し、整形外科の医師が結果を受診者にフィードバックしています。
- Qオプション検査はどのように選べばいいでしょうか。
- A
当院の場合は、病院ホームページに簡単な内容を掲載するとともに、ご希望の方には検査についてなるべくわかりやすい言葉やイラストで説明した用紙をお渡ししています。それを参考に、皆さん個人的に気になることに該当する検査を選んでいただいています。例えば、女性であれば会社の健康診断に婦人科検診やマンモグラフィを、男性であれば前立腺検査を追加すると同日に検査をすることができます。必要なものをチョイスすることで、なるべく人間ドックに近づけていくと良いでしょう。
- Q病気が見つかったときはどうすればいいですか。
- A
検査で何らかの異常が見つかった場合は、「江戸川メディケア病院」内で医師の診察を受けることができます。外科系も内科系も専門性の高い医師がそろっており、糖尿病だったら糖尿病の専門の外来、胃であれば消化器内科や消化器外科の先生というように、適切な診療科へと患者さんを引き継ぎます。検査から治療までのスピード感は特徴の一つでもあります。また、同じ法人の「江戸川病院」とも電子カルテがつながっているため、スムーズに診療の予約をすることができます。がん専門病院や大学病院など他院をご希望の場合には、各医療機関宛に紹介状を作成しご紹介します。
- Qその他、このセンターの特徴を教えてください。
- A
超音波や採血などの結果は健診終了時に説明します。画像検査は時間をいただきますが、先端の検査機器を駆使した画像を放射線科の医師と各臓器の専門の医師がダブルチェックをすることで精度の高い診断に努めています。また、当センターは建物も新しく非常に清潔感があります。感染予防に配慮し各ブースは十分な広さを確保し、衛生的に保てるようにしています。動線もシンプルでほとんどの検査をワンフロアで受診することができ、別フロアへ移動の際にはスタッフが付き添いご案内するなど医師やスタッフが親身に対応し、どなたにも満足していただける健診センターをめざしています。さらに23区内では珍しく、約30台の駐車場も完備しています。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック/4万7300円、膵臓MRCP検査/3万8500円、血中PSA測定と前立腺MRI検査/3万8500円、ロコモ健診/1万1000円〜、マンモグラフィ検査/5500円