社会福祉法人仁生社江戸川メディケア病院
- 東京都江戸川区東松本2-14-12
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特徴
住み慣れた街で暮らせるように在宅復帰を全力でサポート
目次
01在宅復帰支援と在宅療養患者のバックアップで地域に貢献
多職種でサポートする「地域包括ケア病棟」
地域包括ケア病棟は、急性期治療を終えてもすぐに自宅へ帰ることには不安のある患者や在宅療養中に入院による検査や治療が必要になった患者などを受け入れる病棟で、最長60日まで入院することができる。医師や看護師、リハビリテーションスタッフ、栄養や食事を担当する管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなどが密に連携しながら、自宅や施設など生活の場への復帰をめざした支援を行う。独居や老々介護の高齢患者も多いが、「日常生活機能が低下したらすぐに施設入所を勧めるわけではなく、人生観や家族関係などに配慮してさまざまな方法を検討し、幸せにつながるよう支援します」と雨宮哲朗総合内科部長は語る。
02365日の集中的リハビリテーションで在宅復帰に導く
充実の「回復期リハビリテーション病棟」
脳卒中や高齢者の転倒による骨折などでは、治療後も体や脳の機能に障害が残り、時間をかけたリハビリテーションが必要になることが多い。こうした患者を受け入れ、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士らが、1日最大3時間の集中的なリハビリテーションを提供しているのが回復期リハビリテーション病棟だ。同院は広いリハビリテーション室、電気刺激装置などの先進機器、特注の補助椅子や手すりを備えた浴槽、電動昇降式キッチン、レクリエーションホールなど充実した設備のもと、週末や祝日も含む365日、リハビリテーションを提供。どのような補助具があれば楽に入浴や食事ができるかなども検討し、在宅復帰に向けて検討内容を役立てている。
03透析が必要になっても、生活の質を維持して充実した日常生活を
外来通院に加え、入院患者の透析にも対応
大きな特徴の一つは透析医療。末期腎不全患者に血液透析の導入から、その後の長期にわたる維持透析まで提供する。外来での通院透析に加え、同院の各種病棟の入院患者の透析にも対応しており、入院して透析を続けながら別の病気の治療やリハビリテーションも行えるよう体制を整えている。テレビや無線LANも利用できる快適な環境のもと、ほぼすべての症例にオンラインHDF(血液ろ過透析)を実施して、かゆみや足のむずむず、血圧低下などの透析に伴う不快な症状の軽減を図る。また、透析中の運動指導にも注力。横になったままできるストレッチや有酸素運動を実施し、フレイルやサルコペニアの予防、心機能や睡眠の質の改善をめざしている。
04生活の場への復帰をめざし、専門スタッフが多彩な訓練を実施
人間力を大切にするリハビリテーション
同院の強みといえるのが、専門スタッフによるリハビリテーションの質の高さだ。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションスタッフが多数在籍し、人間力を大切にするリハビリテーションに力を入れる。知識や技術を身につけることはもちろん、他職種とのコミュニケーションや落ち込んでいる患者との接し方にも配慮し、スタッフごとに差が出ないようチームワークも重視。新鋭の機器がそろうリハビリテーションセンターで、関節可動域訓練、筋力増強訓練、日常生活動作の改善を図るADL・IADL訓練、言語や記憶、摂食嚥下機能の改善を図る言語・高次脳機能訓練など多彩なリハビリテーションを実施している。
05特定健診や各種がん検診など多彩な検査を実施
ダブルチェック体制で異常の見落とし防止を
特定健診から、日帰りの人間ドック(4万7300円)、脳ドック(7万4800円)、生活習慣病予防健診、がん検診などに注力する同院では、検査結果のほぼすべてにダブルチェックを行い、異常の見落としの防止を図っている。最近では、細径でありながらハイビジョン画像で検査ができる先進の内視鏡も導入し、経鼻や鎮静での検査にも対応。また、ロコモティブ症候群健診(1万1000円~)やMRIとPSA検査を組み合わせた前立腺セット(3万8500円)などさまざまな検査を用意し、受診者のニーズに応じる。寺田総一郎健診センター長は「検査を受けて終わりではなく、自分の体のことを知って健康維持に生かすことが大切です」と話す。