社会福祉法人 仁生社江戸川病院
- 東京都江戸川区東小岩2-24-18
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特徴
新たに中之島棟や救急センターを併設し、研究もスタート
01救急病棟を併設し、より迅速でスムーズな初期対応をめざす
多くの患者を受け入れる「救急センター」
2020年に開設された同センターでは、2021年に本館1階の救急室を拡張し、救急病床を併設。より多くの救急患者を受け入れることができるようになった。初期診療後は、心不全は循環器内科、骨折は整形外科というように、他診療科への引き継ぎ・連携を強化し、診療科の垣根を越えたチームワークで対応している。また、重症患者はHCU(高度治療室)で治療を行う一方、経過観察などの患者は夜間帯は救急病棟で一括管理。翌日には安定した状態で一般病棟に移し、救急病床すべてを空にした状態で次の当直を迎えているとか。積極的に地域の救急患者を受け入れるために、フレキシブルな体制を駆使しているのが特徴だ。
02新たな治療の選択肢を確立するために
BNCTの研究に注力
BNCTとはホウ素中性子捕捉療法といい、正常細胞に影響を与えず、狙ったがん細胞だけを破壊することを目的とした方法。同院では、長期にわたってBNCTの導入計画を進めてきた。2022年10月以降は、従来は治療が困難だった病巣に対するBNCTの研究をスタート。患者のQOLに配慮した医療の提供に努めながらも、新たな治療の選択肢としての確立をめざしていく。
03手術室や高度治療室を拡充し、重症患者などの受け入れを強化
地域のニーズに応える新棟「中之島棟」
中之島棟は16床のHCU(高度治療室)を備え、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などで搬送されてきた患者をはじめ、院内の重症患者などに幅広く対応している。2022年には手術室も拡充し、カテーテル室で行われてきた血管内治療を同時に行えるハイブリッドORを含む9床へ増床。その結果、より迅速な治療が可能となった。また、一般病棟へ移るまでの経過観察や処置を行う体制も整えている。HCUと手術室は同じ階にあるため、移動をスムーズに行うことができるのも特徴。充実した設備・体制で、地域の急性期医療のニーズに応えている。
多職種が連携し、個人に合わせたリハビリを
同棟の1階受付の奥にはリハビリテーション部門も設置されている。自然光があふれる広々としたリハビリルームでは、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が専門の知識を生かして、患者一人ひとりに合わせたさまざまなリハビリを提供している。回復リハビリを担う「江戸川メディケア病院」などグループ施設とも連携し、急性期から回復期、在宅医療へと一貫してサポートしていく。