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社会福祉法人 仁生社 江戸川病院

(東京都 江戸川区)

加藤 正二郎 院長

最終更新日:2020/11/25

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地域密着の温かさと先進医療の融合をめざす

ゆったりと流れゆく江戸川を静かに見守るように建つ「江戸川病院」。80年以上の長きにわたり地域住民の健康を守り続けてきた、地元になくてはならない病院がそこにある。「新しい医療の風を吹かせ続けたい」と語るのは、院長の加藤正二郎先生。整形外科部長も兼務する若きリーダーだ。もともと同院は結核を中心とした治療を提供していたが、時代のニーズを敏感に感じ取り、15年ほど前から幅広い診療科を掲げた総合病院として診療スタイルを変化。2007年には外来部門「メディカルプラザ江戸川」を独立させ、身近なクリニックの役割を果たす一方、より安全で精度の高い医療を提供すべく、救急、人工関節、循環器、内視鏡、下肢静脈瘤、糖尿病、腎尿管結石などさまざまな分野で高度医療に特化したセンター化を推進してきた。近年は特にがん治療に注力し、確かな実績を挙げている。身近なかかりつけ医の温かさを忘れず、先端レベルの医療の提供をめざす加藤先生に、日々の診療への思いや今後の展望など、じっくりと聞いた。(取材日2016年4月5日)

病院の歴史や、特徴について教えてください。

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祖父が当院を開院したのが1932年のこと。2017年で開院85年を迎えます。当時は結核治療のための病院でしたが、患者さんのニーズを受け、次の院長である父が院長在任中の17年ほど前から、現在のような総合病院としての診療がスタートしました。その後、前院長の兄が2013年に外来部門を独立させ、すぐ近くで「メディカルプラザ江戸川」を開院。もともと外来診療を行っていたスペースでは、救急部門のほか、人工関節や、循環器、内視鏡などそれぞれの部門で高度医療への特化を進め、より精度の高い医療をご提供できるようになりました。合わせて、診療内容も心臓カテーテル治療をはじめとする循環器疾患治療、整形外科の人工関節手術、がん治療と、時代とともに変化する病気の構造に合わせて変化。近年ではスポーツ整形を行うスポーツ医学科を立ち上げ、運動器カテーテル治療などの新しい取り組みを積極的に導入しています。

近年はがん治療に力をいれていらっしゃると伺いました。

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当院のがん治療の最大の特長は、高性能の放射線治療装置を導入している点です。この装置は自動的に照射口を合わせ、回りながら、がんだけくりぬくよう照射してくれます。照射のムダが少ないため、患者さんの負担がとても軽く済むんですよ。当院ではこの装置を3台完備し、朝から夜10時までフル稼働。多くの患者さんのために注力しています。また、腫瘍血液を専門とするドクターが5人在籍、無菌室を8室用意するほか、「第4のがん治療」として注目されているがん免疫療法の専門チームも立ち上げました。がん治療に不可欠な外科、放射線、化学療法の3本柱がそろっているため患者さんにベストな治療を選択・提案できることが、確かな治療結果に結びついているのだと思いますね。がん以外の分野でも多くの治療実績があり、人工関節や脊椎疾患など年間1950件(2015年4月~2016年3月現在)もの手術を行っています。

先生は整形外科部長も兼任されていらっしゃいますね。

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僕の得意分野は、痛みの軽減や術後リハビリの早期開始、早期社会復帰を可能にする最小侵襲手術(MIS=Minimally Invasive Solution)。これはできるだけ小さな傷やダメージで手術を行うもので、術後の審美性が保たれることも特徴です。これからも当院が誇る大学病院レベルの知識と技術を生かし、患者さんのQOLを高める診療をしていきたいと思っています。そもそも僕が整形外科をめざしたのは、尊敬する兄の影響から。僕にとって兄は目標であり、すべてにおいて優れていると思える存在です。兄は当院を、患者さんが身近な場所で先端の治療が受けられる施設である「キュアシティー」にするべくまい進、さらに奇抜かつ独創的な発想で「江戸川モデル」といえるがん診療を実現してきました。僕が院長になったことで、それが止んだとは絶対に言われたくない。これからも医療界に、一層の風を吹かせていきたいです。

診療で心がけている点はどんなところでしょう。

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患者さんに接する際に意識するのが、「最悪のバックグラウンド」を持っていると仮定すること。例えば「この患者さんは今、ご家族を亡くしたばかり」とつらい事情を抱えてらっしゃるとしたら、何気ない言葉かけも心が込もり、励まし方も変わりますよね。あくまで仮定ですが、そうした温かな気持ちが思いがけない結果に結びつくこともあると思っています。また、当院を受診くださる患者さんは近隣にお住まいのご高齢の方がほとんどです。クチコミやご紹介で来院くださる方が多いため、地域とのつながりは何よりも大切にしていきたいですね。当院の地域連携室では、検査結果をインターネットで迅速に共有するシステムの完備や、地域のクリニックの先生方と交流を深めるための講演会を定期的に開催しています。医療面はもちろん、事務的な面でも地域の皆さまを広くサポートしていければ幸いです。

今後の展望や、メッセージをお願いします。

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めざしているのは、地域の方々、医師、社会のすべてに対して有意義な医療です。これからも患者さん本位の目線を忘れず、身近なかかりつけ医の温かさやフットワークの軽さを大切に、一歩一歩僕らしく進んでいきたいと考えています。ご高齢で都心の大学病院への通院が難しくなってしまった方にとって、当院のような身近な病院でハイレベルの治療が受けられることは大きなメリットのはず。力を入れているがん治療に関しては、転移がんにも効果があると注目されている中性子線治療をできるだけ早く治療に導入していきたいと思っています。さまざまな疾患についても、迅速に治療結果をご提供できるよう先端レベルの医療機器や新しい治療方法を積極的に導入し、実績・経験豊富なドクターが診療にあたる体制を整えていきたいですね。末永く健康で楽しい人生を送るためにも、気軽に受診いただけるとうれしいです。皆さまのご来院を心からお待ちしています。

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加藤 正二郎 院長

日本大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科入局。2004年より同職。日本整形外科学会整形外科専門医。幼少期より手先が器用だったことや、尊敬する兄の影響を受け、医療の道へ。得意分野は人工関節や最小侵襲整形外科、骨軟部腫瘍、脊椎外科など。趣味はゴルフとガーデニング。「時間をかけて大きくなるのは植物もムーブメントも同じ。種をまくタイミングの大切さに気を配りたい」と、病院の運営にも生かしている。

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