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病院・総合病院・大学病院8129件掲載中(2020年10月21日現在)

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社会福祉法人 仁生社江戸川病院

身近なクリニックの役割を果たしつつ、ハイレベルな医療のも提供もめざす地域に根差した中核病院

東京都災害拠点病院/東京都CCUネットワーク施設

救急、最小侵襲手術、先進のがん診療など
患者に寄り添うきめ細かな地域医療を提供

昭和7年当時、国民病といわれていた結核の療養所として開院して以来、88年にわたり地域の人々の健康を支えるため尽力してきたのが『江戸川病院』だ。加藤正二郎院長の父である加藤正弘理事長の院長在任中に一般病院として成長した同院。加藤院長の兄である加藤隆弘前院長が、平成19年に外来部門を独立させ「メディカルプラザ江戸川」を開院。同時に救急、人工関節、循環器、内視鏡、糖尿病からスポーツ医学、リハビリテーション、化学療法、人間ドックまでのさまざまな分野を強化し発展させた。さらに低侵襲の外科手術や先進の機器による検査のほか、最近ではニーズの高いがんの放射線治療や抗がん剤治療など時代の流れに沿った医療も展開している。
治療を終えた患者が元気に社会復帰できるように、そして、人々がいつまでも元気にこの町で暮らせるようにという地域医療への熱い想いとともに、新しい医療、確かな治療、温かいケアを追求し続けている。

院長メッセージ

加藤 正二郎先生

院長/整形外科部長
加藤 正二郎先生

1993年日本大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局。2016年より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。専門は人工関節や最小侵襲整形外科、骨軟部腫瘍、脊椎外科。兄の加藤隆弘先生の志を継ぎ、時代のニーズに合った病院作りにまい進する。「慣れ親しんだ地域に貢献できる病院に」と、地域医療への想いも熱い。

院内の内装はまるで美術館。現代アートを展示したような空間が広がる

院内の内装はまるで美術館。現代アートを展示したような空間が広がる

珍しいアルマジロやフラミンゴなどを飼育。患者の気持ちを癒やしている

珍しいアルマジロやフラミンゴなどを飼育。患者の気持ちを癒やしている

MRIを象に見立てた装飾が。癒やしの空間で楽しく診療を受けてもらう同院らしさが光る

MRIを象に見立てた装飾が。癒やしの空間で楽しく診療を受けてもらう同院らしさが光る

救急とがん診療の強化、病院機能の再編で
地産地消型の医療のさらなる充実をめざす

「みんなのしあわせとおもいやり」をモットーに、地域の中核的な病院として急性期医療を担っている同院。「地産地消型」の医療をこれまで以上に提供するために加藤院長が現在進めているのが、救急医療とがん診療の強化、病院機能の再編だ。

これまでも二次救急医療機関として救急医療に尽力してきた同院。しかし、救急の依頼に対応できなかったこともあることから、「現在、お断りのゼロをめざして体制を再構築しているところです」と加藤院長は話す。
同院では、令和2年中に救急部の開設を予定しており、救急が専門の医師を含む救急部専属の医師や救急救命士を配置するほか、救急室を拡張して20床の救急病床を設けるなどの体制を構築。加えて、現在6室の手術室を血管造影室と手術室の両機能を持つ「ハイブリッドOR」と呼ばれるものも含む9室に増設し、病床も95床増やし513床にするなど病院全体の体制も整えることで、24時間365日体制で救急患者の応需100%をめざしている。
がん診療では、世界でも数少ない「MRI画像誘導放射線治療装置」を導入していることに加え、令和元年度に同機の放射線源を「コバルト」から、「リニアック」と呼ばれる、より高エネルギーのものにバージョンアップ。
体の奥深くにある膵臓のがんや、肺など呼吸で動く臓器のがんにはMRIで、リアルタイムに臓器を確認しながら正常な臓器に当てることなく高線量の放射線照射が行えるなど、これまで以上に低侵襲で、効果の見込める放射線治療が行えるようになった。
さらには、グループ内の病院機能の再編も手がけている加藤院長。これまで同院にあった回復期医療の機能をグループ内の「江戸川メディケア病院」に移転するなど、患者により適切な医療を提供することをめざしている。
「広い視野で、地域の皆さんの健康寿命延伸を支えていきたいですね」

TOPICS

より適切な医療を提供するため
グループ内の病院機能を明確化

グループ内の病院機能再編にも取り組んでいる加藤院長。同院では、急性期医療により特化するため回復期医療の機能をグループ内の江戸川メディケア病院に移転。外来機能を担うメディカルプラザ江戸川や自由診療を専門とする「江戸川プラスクリニック」なども含め、病院の機能を明確化することで、患者により適切な医療を提供することをめざしている。

新棟建設の様子。救急患者100%応需をめざして、ハード・ソフトともに拡充を計画中

新棟建設の様子。救急患者100%応需をめざして、ハード・ソフトともに拡充を計画中

循環器内科

大平 洋司副院長

大平 洋司副院長

1988年大分大学医学部卒業。その後神戸市立中央市民病院、自治医科大学医学部臨床薬理学教室、横浜市立みなと赤十字病院循環器内科などの勤務を経て、2013年より現職。日本循環器学会循環器専門医。

30年以上前から取り組む不整脈治療では、先端機器による治療を積極的に採用

30年以上前から取り組む不整脈治療では、先端機器による治療を積極的に採用

不整脈治療チームのチーフである、慶田毅彦循環器内科部長。多くのカテーテル治療に対応

不整脈治療チームのチーフである、慶田毅彦循環器内科部長。多くのカテーテル治療に対応

循環器疾患全般に高度医療で対応
動脈硬化の二次予防にも注力する

地域での循環器疾患治療の完結をめざし、24時間365日体制で緊急の検査や治療に対応。加えて、何でも相談できる身近な雰囲気を大切にしながら、心筋梗塞などへのカテーテル治療や心房細動へのアブレーション治療などに取り組んでいる。

同科が特に長い歴史を持つのが、不整脈の治療だ。その中でも発作性心房細動には、カテーテル治療の一つであるクライオバルーンアブレーションを実施。これは、心房細動の起因となる異常な電気刺激が左心房に入らないよう、風船の中に液体窒素を入れて肺静脈入口部を瞬間的に冷凍凝固させ、周囲を電気的隔離していく方法だ。従来のカテーテルアブレーションが1カ所に時間をかけて焼灼するのに対し、クライオバルーンアブレーションでは一括で隔離できるため、手技時間が短いという。治療の適応については事前のCT検査で心房の形を確認。条件によっては高齢者でも治療可能だ。また、心房と風船の形状が合わなかった場合には、従来の高周波によるカテーテルアブレーションで対応している。
「脳梗塞の予防や心臓の機能低下の防止のために、心房細動がある若い方や高齢者でも心房細動によって心不全を起こす可能性のある方には、不整脈をコントロールするためのカテーテル治療が有用です。当院の不整脈治療班は、さまざまなノウハウを持っていますので、ただカテーテルで焼灼するだけではなく、レーザーを用いた心房細動の隔離術も視野に入れ、さまざまな形でアプローチしていきます」と大平洋司副院長は話す。
さらに、動脈硬化再発防止のための定期的な受診を呼びかけている同科。大平副院長は、病気を忘れて元気に生活することも大切だが、どこかで病気のことを覚えていてほしいという。
「血圧、脂質、血糖値のコントロール、運動を心がけ、二次予防のために何をすべきかをもっと意識してもらうことで発症率を下げていきたいですね」

TOPICS

詰まりを除去して内腔を確保し
血管に薬を塗り込む先進の治療

心筋梗塞など虚血性心疾患の治療で取り入れているのが、カテーテルの先についたカッターで血管の詰まりを削り取る「方向性冠動脈粥腫切除術(DCA)」だ。これによって広くなった血管にDCB(Drug Coated Balloon)と呼ばれる薬を塗った風船を挿入し、血管に薬を塗り込んでいくことで、複数のステントを使用するなどリスクが高い場合でも、再狭窄を予防できるという。

画期的な治療法で患者に負担の少ない医療をめざす

画期的な治療法で患者に負担の少ない医療をめざす

外科

髙橋 定雄先生

副院長/外科部長
高橋 定雄先生

群馬大学医学部卒業後、東京医科歯科大学医学部第一外科学教室入局。九段坂病院、春日部秀和病院、東京都立墨東病院を経て2011年より江戸川病院外科部長、2016年より現職。後進育成にも力を入れ、外科が充実した面白い仕事だと感じられるような教育に取り組む。

それぞれの得意分野を生かした患者のQOLを高める手術をする外科のスタッフ

それぞれの得意分野を生かした患者のQOLを高める手術をする外科のスタッフ

低侵襲手術を積極的に取り入れ、終末期の患者や、高齢者、合併症のある患者にも対応

低侵襲手術を積極的に取り入れ、終末期の患者や、高齢者、合併症のある患者にも対応

体への負担が少ない低侵襲手術で
高齢者や終末期の患者にも対応

食道、胃、大腸などの消化管から肝臓や胆道、膵臓、脾臓、甲状腺までの幅広い臓器の外科的治療に対応。腹腔鏡や胸腔鏡などによる低侵襲手術を中心に実施しているほか、ロボット支援手術を導入するなど患者に優しい治療を追求している。

日本人の2人に1人ががんになるといわれ、高齢者や社会的弱者が大量にがん難民になることが懸念される中、同院ではそういった人を救うため、地域の身近な医療機関でありながら、外科と放射線科、消化器腫瘍内科、腫瘍血液内科が力を合わせ先進の治療を積極的に取り入れている。
同科が常に意識しているのがQOLを高める治療だ。胆石や鼠径ヘルニアなどの治療はもちろん、食事の取れない緩和ケア患者に対する腹腔鏡によるバイパス手術など、終末期医療の中でも手術を実施。開腹手術が難しい終末期の患者や高齢者、合併症のある人こそ、低侵襲手術の恩恵が大きいと高橋定雄副院長は考えているという。
そして、治療を行うにあたっての絶対的な条件は、医療者として十分な知識を持っていることだと高橋副院長。
患者への説明には知識をうまく活用し、専門用語の羅列にならないよう、わかりやすい言葉を選んでいる。
「最終的には人対人です。自分よりも年上の方にはなるべく敬語を、同世代や若い方にはフランクな言葉を使うようにしています。手術は、ある意味人を傷つける行為です。そのことを十分に考慮しつつ治療にあたっています」
大学病院やがん専門病院と同レベルの治療を目標に、ロボット支援手術の導入などハード面を強化しながら、地域の「総合病院」として後進の育成にも励みたいと話す高橋副院長。
「江戸川区は人口が多いため、緊急の医療が必要な人もたくさんいます。地域に頼られる病院であるため、医療の質を高めると同時に、救急医療にも力を入れることが当院の使命だと考えています」

※高橋先生の「高」ははしごだかが正式な漢字です。

TOPICS

傷が小さく患者への負担が少ない
画期的な方法で高精度な手術を

傷をできるだけ小さくすることが求められてきた手術において、さらに高精度な手術を行う画期的な方法として活用されている手術支援ロボットが、同院でも導入されている。術野を拡大できることに加え、手ぶれ防止機能などが装備されたロボットを手と足でコントロールすることで、より精密で傷口が小さい、患者への負担が少ない手術ができるようになっている。

医師が遠隔操作でアーム部分を動かし、手術を行うのがロボット支援手術の特徴だ

医師が遠隔操作でアーム部分を動かし、手術を行うのがロボット支援手術の特徴だ

がん治療

大澤 浩先生

消化器腫瘍内科部長
大澤 浩先生

1990年帝京大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学、癌研究会附属病院化学療法科、米国国立衛生研究所(ボルチモア)を経て、2009年より現職。日本内科学会総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。

コミュニケーションを大切に心に寄り添う治療を行う

コミュニケーションを大切に心に寄り添う治療を行う

快適な環境でさまざまな治療が受けられるよう配慮

快適な環境でさまざまな治療が受けられるよう配慮

治療から緩和ケアまでトータルでサポート
先進医療とともに心に寄り添うがん治療を

これまでも先端的な治療を早期に取り入れ、多くのがん患者に提供してきた同院が現在、注目しているのが遺伝子情報に基づくがんの個別化治療「ゲノム医療」だ。積極的に展開することで、より確実ながんのテーラーメイド治療をめざしている。

乳がんや大腸がん、肺がんなどに対する遺伝子検査が保険適用となったことから、エビデンスに基づいたゲノム医療を積極的に展開していきたいと考えている同院。この新しい治療を確実なものとするため、医師や看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなどに加え、遺伝カウンセラーや臨床心理士も含む多職種でのバックアップ体制を確立したという。
「新しい治療を急いで取り入れるのではなく、それをきちんと消化し患者さんのためになる治療を行うため、さらなるチーム医療の必要性を強く感じています」と大澤浩消化器腫瘍内科部長。
緩和ケアについては、これまでと同様に江戸川メディケア病院との連携で取り組むほか、地域の医師とも協力した訪問診療にも注力するなど、がん診療をトータルで支えていく。
「治療の入り口から緩和ケアまで、私どもは最後までケアします。責任を持って患者さんに寄り添うがん診療を進めていきたいと思っています」

化学療法

明星 智洋先生

腫瘍血液内科部長/がん免疫治療部門長/プレシジョンメディスン部門長
明星 智洋先生

2001年熊本大学医学部卒業。虎の門病院血液科、癌研究会有明病院化学療法科・血液腫瘍科などを経て2009年より現職。日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本血液学会血液専門医。

腫瘍血液内科では8 人の医師が診療にあたっている

腫瘍血液内科では8人の医師が診療にあたっている

カンファレンスの様子。医師同士も密に連携を取り合う

カンファレンスの様子。医師同士も密に連携を取り合う

がん薬物療法を専門とする医師が複数在籍
総合的な判断で患者を適切な治療へと導く

腫瘍血液内科には、抗がん剤治療を専門とする医師が複数在籍。効果的な治療を行うために適した量の抗がん剤を投与しながら、副作用が少なくなるよう取り組んでいるほか、原発不明がんの化学療法にも対応するなど、高水準の治療を行っている。

抗がん剤治療は、外科の医師が手術と兼ねて行うことが多い中、同院では、腫瘍血液内科に所属する日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医が中心となって担当。ピンポイントでがん細胞を狙う分子標的薬や抗体医薬を適切に使用しながら、患者の体への負担が少ないがん治療を実施するなど、治療の幅が広いことが最大の特徴だ。
「外科的手術と違って化学療法は、医師ではなく薬が病気を治します。われわれは患者さんに寄り添い、QOLやステージを考慮して手術がベストであれば外科、緩和ケアなら緩和ケア部門、放射線治療が最善なら放射線科へと適切に振り分ける司令塔の役割を担っています」と明星智洋腫瘍血液内科部長。加えて、年齢ではなく患者の人生観や家族背景、通院が可能かなどの総合的な判断で治療方針を決定することを大切にしているという。
「医師に加え、がん専門の看護師や薬剤師も含めたチーム医療を行っています。安心してお任せください」

放射線治療

浜 幸寛先生

放射線科部長
浜 幸寛先生

防衛医科大学校卒業後、米国国立がん研究所留学、防衛医科大学校病院放射線科講師などを経て、2009年より現職。日本医学放射線学会放射線科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医。先端機器を活用した高度ながん治療に尽力。

高精度にピンポイント照射できる放射線治療装置

高精度にピンポイント照射できる放射線治療装置

新しく導入した先端機器により画期的な治療が可能に

新しく導入した先端機器により画期的な治療が可能に

照射する位置をリアルタイムで確認
病巣以外の被ばくを減らした低侵襲治療

同院では、世界でも数少ないMRIと放射線治療が一体となった装置を導入。MRI画像を確認しながら、より高線量の放射線を照射できると同時に、正常組織の被ばく量を少なくできるなど、より安全で効果的ながんの放射線治療を心がけている。

浜幸寛放射線科部長によると、同院が取り入れた新しい治療法には2つのメリットがある。一つは、放射線治療の前にどこに放射線を当てるか位置合わせをしなくていいこと。もう一つは、照射中にリアルな断層画像を撮影できること。これらによって放射線量を抑えられるほか、がん組織と正常な組織を同時に撮影することで正常な組織に極力照射せず、がん組織に照射することも可能に。極力被ばくしない、体に配慮した治療が実現した。
また、この治療は、根治的な照射については従来の高精度放射線治療システムと同じ効果が期待できる上、動く臓器の場合や緩和的な放射線治療については、患者の体力をあまり奪わず治療を進められ、病状が進んだ末期の患者や高齢者にも照射可能。仕事や運動、ライフスタイルを乱すことなく治療できるという。
「治らないと思われる状況でも、諦めずにできることはあります。お問い合わせいただければと思います」

泌尿器科

古賀 祥嗣先生

泌尿器科主任部長/透析部門長/移植再生医療部門長
古賀 祥嗣先生

産業医科大学卒業。東京女子医科大学病院泌尿器科腎臓病総合医療センター勤務、東京女子医大泌尿器科助手を経て米国オハイオ州クリーブランドクリニックに留学し移植医療を学ぶ。2009年より現職。専門は泌尿器悪性腫瘍、透析、腎移植。

ロボット支援手術用の先端機材。QOL重視の治療を行う

ロボット支援手術用の先端機材。QOL重視の治療を行う

より正確な診断がより良い医療へとつながる

より正確な診断がより良い医療へとつながる

新しい検査方法で、より正確な診断を追求
豊富な治療から人生の目的に合った選択を

尿路結石や前立腺肥大症などから前立腺がん、膀胱がん、腎臓がんまで泌尿器の病気の治療に幅広く対応。中でも力を入れている前立腺がんの治療では、ロボット支援手術や先進の放射線治療を駆使し、患者のQOLを重視した治療を実践している。

同科では、平成30年からMRIでのイメージガイドを用いた生検を導入。MRIの画像とエコーの画像を融合させることで、診断精度がより向上した。
前立腺がんの治療では、平成30年1〜12月におけるロボット支援手術の症例は350件以上。放射線治療については強度変調放射線治療(IMRT)が約2000例という実績を誇る。
また、尿路結石における体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的結石破砕術(f–TUL)のほか、膀胱がんや腎臓がんについても先進的な医療を実施。腎不全の治療にも力を入れており、腎臓内科との連携による血液透析と腹膜透析のほか、年間1、2例の腎移植も行っている。
「透析治療は、療法選択の外来を設置し、生活状況や個性、人生の目的に合わせ治療が選択できるよう看護師が丁寧に説明します」と古賀祥嗣泌尿器科主任部長。今後は前立腺がんの局所療法も視野に、よりQOL重視の医療を展開していく。

救急部

大平 洋司先生

副院長/救急部部長
大平 洋司先生

1988年大分大学医学部卒業。その後神戸市立中央市民病院、自治医科大学医学部臨床薬理学教室、横浜市立みなと赤十字病院循環器内科などの勤務を経て、2013年より現職。日本循環器学会循環器専門医。

新棟の1階に救急室を新設し、救急病床を設けるなど新たな体制を構築する予定だ

新棟の1階に救急室を新設し、救急病床を設けるなど新たな体制を構築する予定だ

人員と設備を拡充させ24時間365日
断らない救急医療体制の確立をめざす

区外の救急患者が搬送されることもあるなど、近隣は救急医療のニーズが高い。二次救急医療機関である同院では、救急医療でも「地産地消」を実現するため救急医療体制の拡充をめざし、新たに救急部を令和2年内に開設する構想だ。

これまでは、各診療科の医師が当番制で対応していた同院の救急体制。新たに開設される救急部では、救急専門の医師を含む専任医師や救急救命士を配置するほか、本院1階の救急室を拡張し20床の救急病床を設けるなど体制を強化している。救急患者の初期診療や経過観察は救急部で行い、骨折なら整形外科、心筋梗塞なら循環器内科など必要に応じて各診療科に引き継ぐ体制を取ることで、より多くの患者を受け入れることが可能になるという。
「勝手な思い込みをせず、患者の訴えにしっかりと耳を傾けることで、重大な病気を見逃さないことを大切にしていきたいですね」と大平副院長。
加えて、どのような患者が来ても、あるいは、どの医師が診療にあたるにしても、システムとして機能することが最も大切で、特定少人数の医師が無理をするのではなく、組織としてしっかりとした医療を、長く提供し続けることができる体制をつくることをめざしていくと語った。

看護部

思いやりのある患者中心の理念を大切に、スタッフと対話し看護の質向上に努める青木看護部長

思いやりのある患者中心の理念を大切に、スタッフと対話し看護の質向上に努める青木看護部長

早川所長。その人らしい生活が家で継続できることを心がけて24時間体制で訪問看護にあたる

早川所長。その人らしい生活が家で継続できることを心がけて24時間体制で訪問看護にあたる

訪問看護のスタッフである常勤看護師5人のうち4人が病棟での勤務経験がある

訪問看護のスタッフである常勤看護師5人のうち4人が病棟での勤務経験がある

外来から入院在宅まで切れ目なく
思いやりの心で患者と家族を支援

患者中心の看護の実践を掲げ、専門的な医療知識とともに、看護の根本である温かく思いやりのある医療をめざしている。病棟や外来の看護師と訪問看護師が互いに協力し合い、患者や家族のために、切れ目のない優しいケアを行っている。

病棟での看護では、1人の患者に対して2人の看護師がコミュニケーションを取りながら担当するシステムを採用。患者や家族と、またスタッフ同士でも思いやりを持った対話ができるようになることを目的としている。「地域の方がたくさん利用される地域支援病院として、何でもご相談いただきたいですね」と青木正子看護部長。
現在同院では、急性期の治療が終わった患者に対して、なるべく病院での指導内容を在宅療養中にも引き続き行えるように、早川豊子施設長が率いる訪問看護ステーション「マックスライフ」の訪問看護師も交えて退院支援会議を月に1度実施。課題や解決策を共有し、時には病棟の看護師が訪問看護師とともに患者宅へ訪れることもあるという。
今後は入退院支援室および入院前外来を設置し、入院前からの心配事を病棟の看護師につなげ、退院後の生活への移行をよりスムーズに行うことをめざす。
「予防から治療、終末期まで一貫して対応いたします」と青木看護部長。

外来部門 メディカルプラザ江戸川

伊藤 裕之院長

伊藤 裕之院長

1988年高知医科大学医学部卒業。腎臓病や糖尿病が専門。患者を叱らない診療で、モチベーションを保つことを重視。厚生労働省、日本医師会、日本糖尿病対策委員会による糖尿病性腎重症予防プログラムに取り組む。

吹き抜け構造で開放感のあるエントランス。大きな岩と植物が特徴的

吹き抜け構造で開放感のあるエントランス。大きな岩と植物が特徴的

待ち時間短縮のために各階にブロック受付を設置

待ち時間短縮のために各階にブロック受付を設置

幅広い診療科と医療サービスで
高齢者医療を中心に地域を支える

内科から外科、泌尿器科、整形外科、腫瘍血液内科まで地域のニーズに応える診療科をそろえ同院の外来診療を担う。高齢化が進む中、特に脳梗塞や心筋梗塞などの血管の病気や生活習慣病、認知症など地域が抱える課題に積極的に取り組んでいる。

幅広い診療科目と専門的な医療サービスを提供するメディカルプラザ江戸川では、より快適に受診できるよう1階受付でおおよその待ち時間を伝え、希望者には順番が近づいたら電話で連絡をするなどの工夫を凝らしている。
定期的に通院する生活習慣病の患者が約2500人を超える中、伊藤裕之院長が専門とする糖尿病の診療では、スタッフとのチーム医療で待ち時間を有効活用。この時間を利用して栄養士による栄養指導や、糖尿病ケアを専門とする看護師による合併症や足のむくみのチェック、インスリン注射の仕方の確認、患者の悩みのヒアリングなど、さまざまなことを実施している。
糖尿病に加えて認知症への取り組みも課題だと話す伊藤院長。
「患者さん自身が病状を把握し切れていないことや、ご家族にきちんと伝わっていないことも。長く診療していると認知機能が落ちてきたことがわかることもあるので、早めにご家族にお話し、対策することを心がけています」
また、人工透析に不安を持つ患者も多いことから、泌尿器科の医師の協力で専任看護師による透析導入のための外来を開設。生活への不安や経済的な問題、腎臓の機能障害による身体障害に関する制度についての説明など、各分野の専門のスタッフが患者の気持ちに寄り添う丁寧な診療を行っている。
「医師がスタッフに指示を出して終わりではなく、すべての職種が活躍する職場でありたいですね」
同院はもちろん、地域の医療機関とも連携を深めることで、地域の求める医療に高いレベルで対応していく。
「どうか治療を自己判断で中断しないでください。糖尿病は治療中断が合併症の原因の一つだといわれています。一緒に頑張っていきましょう」

施設DATA

診療時間

午前:9:00〜
午後《内科》:13:00〜
午後《外科・整形外科・形成外科・乳腺外科・泌尿器科・眼科》:14:00〜
※各診療科へお問合せ下さい

TEL:03-3673-4892
所在地:江戸川区東小岩2-6-1
休診日:日/祝
駐車場:有

同院に隣接。入り口でエミューが飼育されているのも名物の一つ

同院に隣接。入り口でエミューが飼育されているのも名物の一つ

地域連携室

女川事務長・地域連携室室長。院内各科、地域の福祉関係者、行政などさまざまな人とともに地域住民の健康を支えている。各種イベントにより病院を身近に感じ、病気や健康に意識を向けてほしいと願う

より良い医療連携が地域住民のためになると考え尽力している

より良い医療連携が地域住民のためになると考え尽力している

がんや慢性疾患など気になる病気の情報が満載のセミナー。毎回盛況で医療への関心の高さがうかがえる

がんや慢性疾患など気になる病気の情報が満載のセミナー。毎回盛況で医療への関心の高さがうかがえる

円滑な医療連携のためのかじを取る
病院と地域をつなぐ懸け橋的存在

病病連携や病診連携のための業務に加え、地域の住民を対象にした医療情報セミナーの開催、広報誌の作成など対外的な広報活動を担当する地域連携室。地域医療連携が円滑に進むよう、さまざまな職種をつなげるハブの役割を果たしている。

院内のほぼすべての部署と関わり、密な情報共有によって業務を執り行う地域連携室。地域のクリニックや病院からの患者受け入れの要請を受け、各診療科へと患者を振り分ける前方支援では、マンパワーやキャパシティーの問題をクリアにし、ドクターと病棟をうまくつなぐことで、回答までの時間短縮と迅速な受け入れを行っている。
加えて、治療を終えた患者が不安なく地域へ戻れるよう、医療ソーシャルワーカーや看護師とも連携する入退院支援センターも開設予定だ。
「急性期病院でありながら、かかりつけ医のような安心も届けたい。また地域包括ケアの推進も進め、地域全体で患者さんを支えるためのさまざまな交流の場を設けていきたいですね」と鈴木幹斗副主任。
中規模病院でありながら先進の医療機器がそろう同院では、中国や韓国などから訪れる外国人患者も年々増加。それに伴い同室でも対策を強化しており、患者のニーズを捉えながら国内の患者とのバランスも考えて受け入れていきたいと田雑知三子さんは話す。
「文化の違いはありますが、人間対人間ですから、ただ受け入れるだけではなく、心を込めた治療とおもてなしをしていきたいですね」
院内のシステム化が進む中、全部署が協力して患者に負担のかからないスムーズな連携をめざす同室。
「地域の皆さんに愛されるよう、当院の良さを発信していきたいです。そして、江戸川病院があるから、遠くの病院に行かなくて良いので、安心して生活できると言ってもらえる病院でありたいと思っています」と女川美智子事務長・地域連携室室長は語った。

TOPICS

病院と地域をつなぐ交流会を開催
子どもたちの学びの場として活用

同院では年2回、地域住民との交流会を開催。ボランティアによるコンサートや中学生の職業体験のほか、未来ある子どもたちを育てることをテーマに職業インタビューなどを行っている。また、近隣の小学校からの要望で、病院の中でのIT機器の用途を学ぶ総合学習やキッズセミナーでの外科手術体験といった、地域に開かれたイベントも多数催している。

子どもたちが実際に医師の仕事を体験するセミナー。この中から未来の医師が生まれるかもしれない

子どもたちが実際に医師の仕事を体験するセミナー。この中から未来の医師が生まれるかもしれない

グループマップ

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