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病院・総合病院・大学病院8183件掲載中(2019年07月20日現在)

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社会福祉法人 仁生社江戸川病院

身近なクリニックの役割を果たしつつ、ハイレベルな医療のも提供もめざす地域に根差した中核病院

東京都災害拠点病院/東京都CCUネットワーク施設

救急、最小侵襲手術、先進のがん治療まで
患者に寄り添うきめ細かな地域医療を提供

昭和7年に当時国民病といわれていた結核の療養所として開院し、85年以上この地域の人々の健康を支えるため尽力してきた『江戸川病院』。加藤正二郎現院長の父である加藤正弘理事長の院長在任中に一般病院として成長。兄である加藤隆弘前院長が平成19年に外来部門を独立させ「メディカルプラザ江戸川」を開院。同時に救急、人工関節、循環器、内視鏡、糖尿病、スポーツ医学、リハビリテーション、化学療法、人間ドックなど、さまざまな分野を強化発展させた。低侵襲の外科手術、先進機器を使った検査、特に最近はニーズの多い放射線治療、抗がん剤治療など時代の流れに沿った医療も展開している。
治療を終えたら元気に社会復帰できるように、地域の人がいつまでも元気でこの町に暮らせるようにとの地域医療への熱い想いで、新しい医療、確かな治療、温かいケアを追求し続けている。

院長メッセージ

加藤 正二郎先生

院長/整形外科部長
加藤 正二郎先生

1993年日本大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局。2016年より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。専門は人工関節や最小侵襲整形外科、骨軟部腫瘍、脊椎外科。兄の加藤隆弘先生の志を継ぎ、時代のニーズに合った病院作りにまい進する。「慣れ親しんだ地域に貢献できる病院に」と、地域医療への想いも熱い。

院内の内装はまるで美術館。現代アートを展示したような空間が広がる

院内の内装はまるで美術館。現代アートを展示したような空間が広がる

珍しいアルマジロやフラミンゴなどを飼育。患者の気持ちを癒やしている

珍しいアルマジロやフラミンゴなどを飼育。患者の気持ちを癒やしている

MRIを象に見立てた装飾が。癒やしの空間で楽しく診療を受けてもらう同院らしさが光る

MRIを象に見立てた装飾が。癒やしの空間で楽しく診療を受けてもらう同院らしさが光る

「地産地消型」の医療でがん治療をフォロー
QOL改善にこだわり地域医療を先導する

初代院長である加藤院長の祖父が開院して以来、いつの時代も地域の要望に応えるために、先端的かつ高度な医療を取り入れてきた同院。地域にいながら大学病院レベルの医療が受けられること、そして、地元密着の親しみやすく頼りになる存在であることで、江戸川区民の毎日の安心感につなげている。

モットーを「みんなのしあわせとおもいやり」とし、患者が日々生活を送る中での負担がなるべく少なく済むような治療に努める同院。整形外科医師でもある加藤院長は、筋肉や皮膚切開を最小限にする低侵襲の手術で感染リスクを減らしながら、術後の審美性も追求している。
世の中のニーズが病気をより早期に発見・予防することに変化してきた中で、同院がこだわるのはQOL(生活の質)の向上・改善だ。
「治療をしても患者さんがやっと生きているという状態ではあまり意味がありません。生活の維持、願わくば社会復帰してほしいと考えています。そこで腎不全の方には通院での人工透析以外に、腹膜透析や腎移植などの選択肢も提供しています」
さらに、少子・超高齢時代の医療の在り方として自費診療を重要視し、自由診療部門「江戸川プラスクリニック」を平成30年6月に開設。がんに対する免疫治療、先進的な再生医療にも取り組み始めている。
また「地域まで元気になる健康五カ条」として「禁煙、筋トレ、糖質制限、にこにこ笑って、歯を磨く」を発信。まず江戸川区民の短命を返上したいと願う。
今後同院がめざすのは、がん診療のさらなる充実と救急医療の拡充だ。地域の病院で高度な治療、迅速な救急対応を受けられる「地産地消」を実現した江戸川区一帯の中核病院として、近隣の医療機関ともこまやかな連携を取りながら地域医療を担っていく展望だ。
「医療のみならず広い視野で、地域の皆さんの健康寿命延伸を支えられるよう常にアンテナを張り、医療に新たな風を吹かせていきたいです」

救急受け入れの強化

設備・人員ともに拡充させ
断らない救急医療の体制を確立

地域のニーズが高いことから、救急医療の拡充を計画中の同院。救急車を配備するほか、ICU・HCUの増設、救急部門や救急専用の外来の移設など設備を整え、救急患者の100%受け入れを目標に取り組んでいる。また、救急部門の医師や救急救命士などマンパワーも確保した上で、スムーズに対応できる体制を整備。「地域の皆さんが安心して生活できるように、救急医療の強化に努めていきたいです。何かお困りのことがあれば頼りにしてください」

救急患者100%応需をめざして、ハード・ソフトともに拡充を計画中

救急患者100%応需をめざして、ハード・ソフトともに拡充を計画中

循環器内科

大平 洋司副院長

大平 洋司副院長

1988年大分大学医学部卒業。その後神戸市立中央市民病院、自治医科大学医学部臨床薬理学教室、横浜市立みなと赤十字病院循環器内科などの勤務を経て、2013年より現職。日本循環器学会循環器専門医。

30年以上前から取り組む不整脈治療では、先端機器による治療を積極的に採用

30年以上前から取り組む不整脈治療では、先端機器による治療を積極的に採用

不整脈治療チームのチーフである、慶田毅彦循環器内科部長。多くのカテーテル治療に対応

不整脈治療チームのチーフである、慶田毅彦循環器内科部長。多くのカテーテル治療に対応

循環器全域疾患に高度医療で対応
動脈硬化の二次予防にも注力する

地域での循環器疾患治療の完結をめざして、24時間365日体制で、緊急のカテーテル検査や治療に迅速に対応している同科。何でも相談できる身近な病院の雰囲気を大切にしながら、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患のカテーテル治療や心房細動への不整脈疾患のアブレーション治療など、高度医療に取り組む。

同科が特に長い歴史を持つのが、不整脈の治療だ。その中でも発作性心房細動へのカテーテル治療として、クライオバルーンアブレーションを実施。これは、心房細動の起因となる異常な電気刺激が肺静脈を伝って左心房の中に入らないよう隔離する治療で、方法としては風船の中に液体窒素を入れて瞬間的に冷凍凝固させ、周囲を電気的隔離していく。
従来のカテーテルアブレーションが1カ所に時間をかけて焼灼するのに対し、クライオバルーンアブレーションでは一括隔離できるため、手技時間が短いという。治療の適応については事前のCT検査で心房の形を確認。条件によっては高齢者でも治療可能だ。心房と風船の形状が合わなかった場合は、従来の高周波によるカテーテルアブレーションで対応。
「脳梗塞の予防や心臓の機能低下の防止のために、心房細動がある若い方、ご高齢の方でも心房細動によって心不全を起こす可能性のある方には、不整脈をコントロールするためのカテーテル治療が有用です。当院の不整脈治療班はさまざまなノウハウを持っていますので、ただカテーテルで焼灼するだけではなく、レーザーを用いた心房細動の隔離術も視野に入れ、さまざまな形でアプローチしていきます」と大平洋司副院長。
また、同科では動脈硬化再発防止のための定期的な受診を呼びかけている。病気を忘れて元気に生活することも大切だが、どこかで病気のことを覚えていてほしいと話す大平副院長。
「血圧、脂質、血糖値のコントロール、運動を心がけるなど、二次予防のために何をすべきかをもっと意識することで、発症率を下げていきたいです」

方向性冠動脈粥腫切除術

詰まりを除去して内腔を確保し
血管に薬を塗り込む先進の治療

同院が虚血性心疾患の治療で取り入れているのが、カテーテルの先についたカッターで血管の詰まりを削り取る方向性冠動脈粥腫切除術(DCA)だ。これによって広くなった血管にDCB(Drug Coating Balloon)と呼ばれる薬を塗った風船を挿入し、血管に薬を塗り込んでいく。特に、血管の根に近い左冠動脈主幹部に詰まりがある場合は、複数のステントを使用すると血栓症のリスクが高まることから、その予防の観点からもDCB利用を推進している。

画期的な治療法で患者に負担の少ない医療をめざす

画期的な治療法で患者に負担の少ない医療をめざす

外科

髙橋 定雄先生

副院長/外科部長
髙橋 定雄先生

群馬大学医学部卒業後、東京医科歯科大学医学部第一外科学教室入局。九段坂病院、春日部秀和病院、東京都立墨東病院を経て2011年より江戸川病院外科部長、2016年より現職。後進育成にも力を入れ、外科が充実した面白い仕事だと感じられるような教育に取り組む。

それぞれの得意分野を生かした患者のQOLを高める手術をする外科のスタッフ

それぞれの得意分野を生かした患者のQOLを高める手術をする外科のスタッフ

低侵襲手術を積極的に取り入れ、終末期の患者や、高齢者、合併症のある患者にも対応

低侵襲手術を積極的に取り入れ、終末期の患者や、高齢者、合併症のある患者にも対応

体への負担が少ない低侵襲手術で
高齢者や終末期の患者にも対応

食道、胃、大腸といった消化管のほか、肝臓や胆道、膵臓、脾臓、甲状腺まで幅広い臓器に外科的治療を行う同科。腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術などの低侵襲治療を中心に、悪性疾患から良性疾患まで対応。ロボット支援手術の導入も予定され、より患者に優しい治療を追求していく。

日本人の2人に1人ががんになるといわれ、高齢者や社会的弱者が大量にがん難民になることが懸念される中、同院ではそういった人を救うため、外科、放射線科、腫瘍血液内科が力を合わせ、地域の身近な医療機関でありながら、先端の治療を積極的に取り入れている。
同科が常に意識しているのがQOLを高める治療だ。胆石や鼠径ヘルニアなどの治療はもちろん、食事の取れない緩和ケア患者に対しての腹腔鏡によるバイパス手術など、終末期医療の中でも手術を実施。開腹手術が難しい終末期の患者、高齢者、合併症のある人こそ、低侵襲手術の恩恵が大きいと髙橋定雄副院長は考える。
治療を行うにあたっての絶対的な条件は、医療者として十分な知識を持っていることだと話す髙橋副院長。患者への説明は専門用語の羅列にならないように、知識をうまく活用し、優しくわかりやすい言葉を選ぶよう心がける。
「最終的には人対人です。自分よりも年齢が上の人にはなるべく敬語を、同世代や若い人にはフランクな言葉を使うようにしています。手術は、ある意味人を傷つける行為です。そのことを十分に顧みながら治療にあたっています」
大学病院やがん専門病院と同レベルの治療を提供することを目標に、ロボット支援手術の導入などハード面を強化しながら、地域の「総合病院」として後進の育成にも励みたいと髙橋副院長。
「江戸川区は人口が多いため、緊急の医療が必要な人も非常に多いです。地域に頼られる病院であるために、医療の質を高めると同時に救急医療にも力を入れることが当院の使命だと思っています」

ロボット支援手術

傷が小さく患者への負担が少ない
画期的な方法で高精度な手術を

傷をどんどん小さくすることが求められてきた外科の手術において、さらに高精度な手術を行う画期的な方法として活用されているロボット支援手術。同科では近々この術式を導入。これは術者が手元や足元でロボットのアームをコントロールする手術で、ロボットには手ぶれ防止機能なども装備されている。傷口は小さく患者への負担が少ないのが大きな特徴だ。腹腔鏡下手術、胸腔鏡下手術とともに、さらに患者に優しい医療に取り組む。

医師が遠隔操作でアーム部分を動かし、手術を行うのがロボット支援手術の特徴だ

医師が遠隔操作でアーム部分を動かし、手術を行うのがロボット支援手術の特徴だ

がん治療

大澤 浩先生

腫瘍血液内科部長
大澤 浩先生

1990年帝京大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学、癌研究会附属病院化学療法科、米国国立衛生研究所(ボルチモア)を経て、2009年より現職。日本内科学会総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医。

コミュニケーションを大切に心に寄り添う治療を行う

コミュニケーションを大切に心に寄り添う治療を行う

快適な環境でさまざまな治療が受けられるよう配慮

快適な環境でさまざまな治療が受けられるよう配慮

治療から緩和ケアまでトータルでサポート
先端医療とともに心に寄り添うがん治療を

同院が最も力を入れている分野の一つ、がん治療。これまでも先駆的な治療を早期に取り入れ多くの患者に提供してきた同院が、現在注目しているのが遺伝子情報に基づくがんの個別化治療「ゲノム医療」だ。保険が適用されることから、積極的に展開し、より確実ながんのテーラーメイドの治療をめざす。

乳がん、大腸がん、肺がんなどにおける遺伝子検査が保険適用となったことから、エビデンスに基づいたゲノム医療を積極的に展開していきたいと考える同院。この新しい治療を確実なものとするため、医師や看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなどに加え、遺伝カウンセラーや臨床心理士も含む多職種でのバックアップ体制を確立した。「ただ新しい治療を急いで取り入れるのではなく、それをきちんと消化し患者さんのためになる治療を行うために、さらなるチーム医療の必要性を強く感じています」と大澤浩腫瘍血液内科部長。
また、がん治療の根本となる緩和ケアについてはこれまで同様「江戸川メディケア病院」との連携で取り組むほか、地域の医師の協力で訪問診療にも注力し、がん診療をトータルで支えていく。
「治療の入り口から緩和ケアまで私どもは最後までケアします。責任を持って患者さんに寄り添うがん診療を進めていきたいです」

化学療法

腫瘍血液内科の明星智洋副部長(写真中央)、判田直子先生(前列右)、後藤宏顕先生(前列左)、丁晔先生(後列右)、西川慶先生(後列左)

腫瘍血液内科の明星智洋副部長(写真中央)、判田直子先生(前列右)、後藤宏顕先生(前列左)、丁晔先生(後列右)、西川慶先生(後列左)

がん薬物療法を専門とする医師が複数在籍
総合的な判断で患者を適切な治療へと導く

多彩な化学療法を行う腫瘍血液内科には、全国でも少ない抗がん剤治療を専門とする医師が複数在籍。治療効果を出すために適した量の抗がん剤を投与しながら、副作用対策にも精通している。原発不明がんへの化学療法にも対応できる高水準の治療を実践し、大規模病院など、ほかの医療機関からの紹介患者も多い。

外科が抗がん剤治療を手術と兼ねて行うことが多い中、同院では日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医の資格を持つ腫瘍血液内科の医師が中心となって担当。ピンポイントでがん細胞を狙う分子標的薬および抗体医薬を適切に使用しながら、患者の体への負担が少ないがん治療を実施している。治療の幅が広いことが最大の特徴だ。
「外科的手術と違って化学療法は医師ではなく薬が病気を治しています。われわれは患者さんに寄り添い、QOLやステージを考慮して手術がベストであれば外科へ、緩和ケアなら緩和ケア部門へ、放射線治療が最善なら放射線科へと適切に振り分ける司令塔の役割を担っています」と明星智洋腫瘍血液内科副部長。
また、同院では年齢ではなく患者の人生観や家族背景、通院が可能かなど総合的な視点で治療を決定している。
「医師をはじめがん専門の看護師や薬剤師も集結し、密な連携でチーム医療を行っています。安心してお任せください」

放射線治療

浜 幸寛先生

放射線科部長
浜 幸寛先生

防衛医科大学校卒業後、米国国立がん研究所留学、防衛医科大学校病院放射線科講師などを経て、2009年より現職。日本医学放射線学会放射線科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医。先端機器を活用した高度ながん治療に尽力。

高精度にピンポイント照射できる放射線治療装置

高精度にピンポイント照射できる放射線治療装置

新しく導入した先端機器により画期的な治療が可能に

新しく導入した先端機器により画期的な治療が可能に

照射する位置をリアルタイムで確認
病巣以外の被ばくを減らした低侵襲治療

常に先進の高度な放射線治療を提供し続けている同院では、平成30年から、MRIガイド下の放射線治療システムを新たに導入。これは、MRIの画像を見ながら放射線治療を行う先進的なシステムで、予期せぬ体の動きをリアルタイムで捉えながら強度変調放射線治療(IMRT)を行うため、より精度を保った照射が可能だ。

浜幸寛放射線科部長によると、同院が取り入れる新しい治療法には2つのメリットがある。1つは、放射線治療の前にどこに放射線を当てるか位置合わせしなくていいこと。もう1つは、照射中にリアルな断層画像を撮影できること。これらによって放射線量を抑えられるほか、がん組織と正常な組織を同時に撮影することで正常な組織に極力照射せず、がん組織だけに照射することも可能に。極力被ばくしない、体に配慮した治療が実現した。
また、この治療は、根治的な照射については従来の高精度放射線治療システムと同じ効果が期待できる上、動く臓器の場合や緩和的な放射線治療については、患者の体力をあまり奪わず治療を進められ、病状が進んだ末期の患者や高齢者にも照射可能。仕事や運動、ライフスタイルを乱すことなく治療できるという。
「治らないと思われる状況でも諦めずにできることはあります。お問い合わせいただければと思います」と浜部長。

泌尿器科

古賀 祥嗣先生

泌尿器科主任部長/透析部門長/移植再生医療部門長
古賀 祥嗣先生

産業医科大学卒業。東京女子医科大学病院泌尿器科腎臓病総合医療センター勤務、東京女子医大泌尿器科助手を経て米国オハイオ州クリーブランドクリニックに留学し移植医療を学ぶ。2009年より現職。専門は泌尿器悪性腫瘍、透析、腎移植。

ロボット支援手術用の先端機材。QOL重視の治療を行う

ロボット支援手術用の先端機材。QOL重視の治療を行う

より正確な診断がより良い医療へとつながる

より正確な診断がより良い医療へとつながる

新しい検査方法で、より正確な診断を実現
豊富な治療から人生の目的に合った選択を

泌尿器科では、一般泌尿器科の診療から前立腺がん、膀胱がん、腎臓がんなどのがん治療まで広く網羅。中でも力を入れている前立腺がんの治療では、ロボット支援手術や先端の放射線治療を駆使し、患者のQOLを重視した治療を行っている。また、尿路結石や前立腺肥大症などにも質の高い医療で対応している。

同科では、平成30年からMRIでのイメージガイドを用いた生検を導入。MRIの画像とエコーの画像を融合させることで、診断精度がより向上した。
前立腺がんの治療では、平成30年1〜12月におけるロボット支援手術の症例は350件以上。放射線治療については強度変調放射線治療(IMRT)が約2000例という実績を誇る。
また、尿路結石における体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的結石破砕術(f–TUL)のほか、膀胱がんや腎臓がんについても先進医療を実施。腎不全の治療にも力を入れており、腎臓内科との連携による血液透析と腹膜透析のほか、年間1、2例の腎移植も行っている。
「透析治療は、療法選択の外来を設置し、生活状況や個性、人生の目的に合わせ治療が選択できるよう看護師が丁寧に説明します」と古賀祥嗣泌尿器科主任部長。今後は前立腺がんの局所療法も視野に、よりQOL重視の医療を展開していく。

人間ドック

寺田 総一郎先生

健診施設長/内視鏡部門長
寺田 総一郎先生

慶應義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科修了。同大学医学部内科学客員准教授。国際医療福祉大学三田病院副院長・内科教授、山王病院予防医学センター副センター長等。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医。

一般的な検査から専門性の高い検査までをワンフロアに集約。快適な空間でスムーズに診療する

一般的な検査から専門性の高い検査までをワンフロアに集約。快適な空間でスムーズに診療する

充実の内容とスピード感により
質・満足度ともに高い検診をめざす

先端機器がそろう同院の総合健診施設「マックスライフ」の大きな特徴は心臓CT検査まで受けられる充実のプログラムと、検査から治療への迅速な対応だ。午前中に検査し午後には治療ができる小回りの良さで患者の満足度を高め、患者の健康への意識向上にもつなげている。

同院の先端機器を駆使した医療は健診でも本領を発揮し、心臓CT、鎮静剤による大腸カメラ・胃カメラなど、快適に受診し素早く診察につなげる健康診断を実施。企業の担当者の働きかけや個人の健康への関心の高まりを感じる一方、忙しくて治療に来られない人がいるのも確かだと話す寺田総一郎健診施設長。
「自覚症状がないから元気だと思い込んでいる方も。健康へのモチベーションが上がり良い仕事ができるようにフォローしていきたいです」
個々の患者に合った説明を心がける寺田施設長が診察で伝えるのは治療のエッセンス。それを患者とともに活用しながら、心地良い医療提供に努めている。
今後は腸内細菌検査や高齢者の転倒防止のための筋力テスト、外国人受診者の対応などに取り組む計画だ。
「検査結果には重要なことがたくさん書かれています。検査は受けっ放しではなく、愛車を車検に出すようにご自身の体もメンテナンスを。それが会社のためであり自分のためになるのです」

看護部

患者に一番近い存在として患者を理解し、看護を行いたいと話す田中看護部長

患者に一番近い存在として患者を理解し、看護を行いたいと話す田中看護部長

早川所長。その人らしい生活が家で継続できることを心がけて24 時間体制で訪問看護にあたる

早川所長。その人らしい生活が家で継続できることを心がけて24時間体制で訪問看護にあたる

訪問看護のスタッフ常勤看護師5人のうち4人が病棟での勤務経験がある

訪問看護のスタッフ常勤看護師5人のうち4人が病棟での勤務経験がある

外来から入院在宅まで切れ目なく
思いやりの心で患者と家族を支援

患者中心の看護の実践を掲げ、専門的な医療知識とともに、看護の根本である温かく思いやりのある医療をめざしている看護部。病棟や外来で勤務する看護師と、在宅医療を支える訪問看護師が互いに協力し合い、患者・家族のために、切れ目のない優しいケアを行っている。

病棟での看護では、1人の患者に対して2人の看護師がコミュニケーションを取りながら担当するシステムを採用。患者や家族と、またスタッフ同士でも思いやりを持った対話ができるようになることを目的としている。「地域の方がたくさん利用される地域支援病院として、何でもご相談いただきたいですね」と田中美香看護部長。
現在同院では、急性期の治療が終わった患者に対して、なるべく病院での指導を在宅で引き継げるように、早川豊子施設長が率いる訪問看護ステーション「マックスライフ」の訪問看護師も交えて退院支援会議を月に1度実施。課題や解決策を共有し、時には病棟の看護師が訪問看護師とともに患者宅へ訪れることもあるという。
今後は入退院支援室および入院前外来を設置し、入院前からの心配事を病棟看護につなげ、退院後の生活への移行をよりスムーズに行うことをめざす。
「予防から治療、終末期まで一貫して対応いたします」と田中看護部長。

メディカルプラザ江戸川

伊藤 裕之院長

伊藤 裕之院長

1988年高知医科大学医学部卒業。腎臓病や糖尿病が専門。患者を叱らない診療で、モチベーションを保つことを重視。厚生労働省、日本医師会、日本糖尿病対策委員会による糖尿病性腎重症予防プログラムに取り組む。

吹き抜け構造で開放感のあるエントランス。大きな岩と植物が特徴的

吹き抜け構造で開放感のあるエントランス。大きな岩と植物が特徴的

待ち時間短縮のために各階にブロック受付を設置

待ち時間短縮のために各階にブロック受付を設置

幅広い診療科と医療サービスで
高齢者医療を中心に地域を支える

内科、外科、小児科、泌尿器科、整形外科と地域のニーズに応えるための診療科をそろえ、同院の外来部門を一手に担う「メディカルプラザ江戸川」。高齢化が進む中で、特に脳梗塞や心筋梗塞などの血管の病気への対応や、生活習慣病の管理、認知症ケアなど地域が抱える高齢者医療の課題に積極的に取り組んでいる。

幅広い診療科目と専門的な医療サービスを提供する同施設では、できるだけ快適に受診できるように、1階受付でおおよその待ち時間を伝え、希望者には順番が近づいたら電話で連絡をするなどの工夫を凝らしている。
定期的に通院する生活習慣病の患者が約2500人を超える中、伊藤裕之院長が専門とする糖尿病の診療では、スタッフとのチーム医療で待ち時間を有効活用。この時間を利用して栄養士による栄養指導や、糖尿病ケアを専門とする看護師による合併症や足のむくみのチェック、インスリン注射の仕方の確認、患者の悩みのヒアリングなど、さまざまなことを実施している。
糖尿病に加えて認知症への取り組みも課題だと話す伊藤院長。
「患者さん自身が病状を把握し切れていないことや、家族にきちんと伝わっていないことも。長く診療していると、認知機能が落ちてきたことがわかる場合もあるので、早めにご家族にお話しし、対策していくことを心がけています」
透析について不安に思う患者も多いことから、泌尿器科の医師の協力で、専任看護師による透析導入のための外来を開設。生活への不安や経済的な問題、腎臓の機能障害による身体障害に関する制度についての説明など、各分野の専門のスタッフが患者の気持ちに寄り添う丁寧な医療を行っている。
「当施設は、医師がスタッフに指示を出して終わりではなく、すべての職種が活躍する職場でありたいです」
同院はもちろん、地域の医療機関とも連携を深めることで、広く地域の求める医療に高いレベルで対応していく。
「どうか治療を自己判断で中断しないでください。糖尿病は治療中断が合併症の原因の一つだといわれています。一緒に頑張っていきましょう」

施設DATA

診療時間

午前:9:00〜
午後《内科》:13:00〜
午後《外科・整形外科・形成外科・眼科》:14:00〜
※皮膚科はお問い合わせください(非常勤の医師による診察となります)

TEL:03-3673-4892
所在地:江戸川区東小岩2-6-1
休診日:日/祝
駐車場:有

同院に隣接。入り口でエミューが飼育されているのも名物の一つ

同院に隣接。入り口でエミューが飼育されているのも名物の一つ

地域連携室

女川事務長・地域連携室室長。院内各科、地域の福祉関係者、行政などさまざまな人とともに地域住民の健康を支えている。各種イベントにより病院を身近に感じ、病気や健康に意識を向けてほしいと願う

より良い医療連携が地域住民のためになると考える田雑さん(左)と鈴木さん(右)

より良い医療連携が地域住民のためになると考える田雑さん(左)と鈴木さん(右)

がんや慢性疾患など気になる病気の情報が満載のセミナー。毎回盛況で医療への関心の高さがうかがえる

がんや慢性疾患など気になる病気の情報が満載のセミナー。毎回盛況で医療への関心の高さがうかがえる

円滑な医療連携のためのかじを取る
病院と地域をつなぐ懸け橋的存在

外部の医療機関との病病連携や病診連携のための業務を主に、近隣住民に医療情報を伝えるための医療情報セミナーの開催、対外的な広報活動のための広報誌の作成などを担当する地域連携室。地域医療連携が円滑に進むように、さまざまな職種をつなげるハブ的な役割を果たしている。

院内ほぼすべての部署と関わり、密な情報共有によって業務を執り行う地域連携室。地域のクリニックや病院から患者を受け入れてほしいという要望を受け、各診療科へと患者を振り分ける前方支援では、マンパワーやキャパシティーの問題をクリアにし、ドクターと病棟とをうまくつなぐことで、回答までの時間短縮・迅速な受け入れを行っている。
また、急性期治療を終えた患者が不安なく地域へと戻れるよう後方支援を担当する医療ソーシャルワーカー、看護師とともに入退院支援センターを開設予定。
「急性期病院でありながら、かかりつけ医のような安心も届けたい。また地域包括ケアの推進も進め、地域全体で患者さんを支えるためのさまざまな交流の場を設けていきたいです」と鈴木幹斗副主任。
また、中規模の病院でありながら先端の医療機器がそろう同院では、中国や韓国などから訪れる外国人患者も年々増加している。それに伴い同室でも対策を強化。患者のニーズを捉え、国内の患者とのバランスも考えて受け入れていきたいと田雑知三子さんは話す。
「文化の違いはありますが、人間対人間ですから、ただ受け入れるだけではなく、心を込めた治療とおもてなしをしていきたいですね」
院内のシステム化が進む中、全部署が協力して患者に負担のかからないスムーズな連携をめざす同室。
「地域の皆さんに愛されるように、当院の良さを発信していきたいです。江戸川病院があるから、遠くの病院に行かなくて良いので安心して生活できると言ってもらえる病院でありたいです」と女川美智子事務長・地域連携室室長。

地域に開かれたイベント

病院と地域をつなぐ交流会を開催
子どもたちの学びの場として活用

同院では年2回、地域住民との交流会を開催。ボランティアによるコンサートや中学生の職業体験のほか、未来ある子どもたちを育てることをテーマに職業インタビューなどを行っている。また、近隣の小学校からの要望で病院の中でITはどのように使われているのかといった総合学習を行うなど、病院と子どもたちを結びつける取り組みも。キッズセミナーでの外科手術体験といった、地域に開かれたイベントも多数開催されている。

子どもたちが実際に医師の仕事を体験するセミナー。この中から未来の医師が生まれるかもしれない

子どもたちが実際に医師の仕事を体験するセミナー。この中から未来の医師が生まれるかもしれない

グループマップ

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