医療法人財団 仁寿会荘病院
- 東京都板橋区板橋1-41-14
- 産婦人科
- 看護部
- 小児科
- 麻酔科
特徴
100年以上続く伝統の医療と患者に寄り添う充実のサポート
目次
01長きにわたり、伝統の温かい医療と進化するサービスを展開
ニーズに応える新たなプロジェクトを発足
開院して100年以上となる「荘病院」では、これまで継承してきた温かく優しい医療と看護といった魅力を守りながらも、時代に合ったサポートを展開する「荘病院ミライプロジェクト」を始動した。無痛分娩の導入、出産お祝い品の充実、祝い膳を含めた食事内容の見直し、出産の記念となるフォトブースの設置、SNSやホームページでの情報発信の強化により、妊娠・出産に関する多様なニーズに対応。人生に何度もない妊娠・出産が、患者にとって良い思い出となるよう病院全体で取り組んでいる。より良い医療を追求し続けてきた同院の新たな歴史の始まりであり、荘病院でお産をして良かった、次のお産も荘病院でと思ってもらえる病院をめざす。
02主治医制ときめ細かい対応で、できる限り希望に近いお産をめざす
4Dエコーや栄養指導など充実の体制が整う
初診から出産まで同じ医師が担当する主治医制を導入する。20週以降の経腹超音波検査では4Dエコーを追加料金なしで実施。赤ちゃんの成長を診ることは医師にとってもうれしいひとときだという。薬は院内処方で受け取ることができる。32〜34週には助産師が個別に面談。不安やバースプランを聞き、できる限り希望のお産の実現に努めている。妊娠中の栄養状態や健康状態に不安がある患者には、管理栄養士が栄養指導を行いバランスの良い食生活を提案。アレルギーや宗教上の理由など個別の事情も事前に把握し対応している。また、精神的に不安定な患者については板橋区の健康福祉センターとともにフォローしている。
03病院全体がチームとなり患者を支え生まれてくる赤ちゃんを迎える
2024年11月、無痛分娩を部分的に開始
同院では、無痛分娩を2024年11月から開始。無痛分娩も含めて分娩には大なり小なり痛みが伴うため、経験豊富な助産師たちが患者の苦痛や不安を和らげることに注力。陣痛でつらいときに付き添ったり腰をさすったりなど、助産師や看護師の思いやりに満ちたサポートが特徴だ。分娩の際は基本的には主治医が担当するが、外来終了後は担当以外の医師や看護師が一緒に立ち会うことも。これは職員全員が患者一人ひとりの出産を大切に思う気持ちの表れであり、患者、医師、看護師、助産師といった関係性を飛び越え、全員で赤ちゃんの誕生を歓迎している。このアットホームさこそが同院の魅力だ。
04入院中は看護師や助産師のサポートのもと母子別室でゆっくりと
オーダーメイドの指導で自信をつけて退院へ
入院中はゆっくり休んでほしいという思いから母子別室で、授乳は授乳室で助産師のサポートのもと行う。授乳室は患者同士が話をしたりフォトブースで赤ちゃんの写真を撮ったりなど、交流の場にもなっている。入院中、看護師は受け持ちの患者の悩みや不安、トラブルに一人ひとりに時間をかけて親身に対応。退院時には集団での退院指導の他、個別に指導することで自信をつけてもらい家へと送り出しているという。退院前のお祝い膳は患者アンケートをもとにリニューアル。食後にケーキとフルーツ、コーヒーか紅茶がつく豪華メニューになった。その後は、産後2週間の頃に「にこにこ相談」を実施。サポートが必要な場合には産後ケアへとつなげている。
05赤ちゃんとの生活に疲れてつらい人のための宿泊型産後ケア事業
退院後も変わらず母子の健康を支える
2024年4月にスタートした産後ケア事業では、退院後24時間赤ちゃんと一緒の生活に疲れて育児が進まない人に、最大6泊7日までの宿泊で母子のケアを行っている。同院では板橋区に住む産後45日以内の人を対象に授乳相談や育児支援、赤ちゃんとの関わり方をアドバイス。安心感や育児に対する自信を与え、気分を一新して育児ができるように支援している。板橋区以外の人への宿泊サポートも設定。将来的には通所型産後ケアの開始も検討している。乳腺や母乳のトラブルについては母乳ケアに精通した助産師が対応。母乳に関する外来も開設し、他院で出産をした人の受診も可能だ。小児科もあり、1歳までの乳幼児健診や予防接種も実施している。