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東京警察病院

(東京都 中野区)

長谷川 俊二 院長

最終更新日:2022/09/01

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救急医療や幅広い診療で地域の健康を支える

中野駅から徒歩数分、緑豊かな公園前に位置する「東京警察病院」。もともとは1929年に警視庁の職域病院として千代田区に開設された病院で、2008年に警視庁警察学校跡地に移転した。今では職域病院でありながら、中野区・杉並区を中心とする地域密着型の急性期病院としても機能している。院内には多くの診療科を備え、特にニーズの高い病気に対しては専門の治療部門を設置するほか、手術支援ロボットや先進の放射線治療を導入しているのも特徴的だ。2018年11月より病院運営を担う長谷川俊二院長は、新型コロナウイルス流行下においても検査や入院患者の受け入れに素早く対応し、地域を支える病院としての役割を果たしてきた。質の高い医療の提供に努めるとともに、職員が働きやすい環境づくりにも注力し、患者と職員、どちらにとっても満足度が高い病院として社会に貢献することをめざしている。そんな長谷川院長に、地域における同院の役割や展望について聞いた。(取材日2022年7月28日)

地域の病院、職域病院としての役割を教えてください。

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東京には、当院以外にも大規模病院は複数あります。しかしご高齢の方が増える中、地元での治療を望まれる方も少なくありません。近隣の方が住み慣れた土地で医療を完結できる、そんな病院であることが当院の一つの役割と考えています。そこで、力を入れているのが救急です。二次救急患者に加えて重症患者にも24時間365日体制で対応し、救急搬送だけでなく、地域のクリニックや医療機関から紹介された患者さんも多く受け入れ、病診・病病連携に注力しています。また患者層については、現在、外来診療の約9割が地域にお住いの方、残りの1割弱が警察職員とその関係者となっています。ただ、当院は警察職員の出資により設立され、ここへ移転する際も、警察職員やOBの方の募金をいただいたという経緯があります。地域の方々に寄り添うことは当院の大きな柱ではありますが、病院の歴史を踏まえ、職域に恩返しすることも私たちの責務であると考えています。

診療面には、どのような特徴がありますか?

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当院は、地域の中核病院として幅広い診療科を設けています。特に脳卒中の治療や乳がん治療、消化器内視鏡治療、人工関節治療、前立腺がん治療などニーズの高い分野について、専門的な診療部門を設置しているのが大きな特徴でしょう。各診療科にも特色があり、質の高い医療のために必要な機器や設備を積極的に導入し、先進の医療にも対応しています。例えば産婦人科は、この地域で数少ない分娩を扱う病院として、妊娠中・出産後の異常や異所性妊娠などの報を受ければ、近隣の診療所からの救急搬送にも対応しています。また赤ちゃんを立体動画で見ることのできる胎児4Dエコーも導入し、お母さんやご家族にご満足いただける分娩をめざしています。さらに形成外科も当院の強みといえる診療科です。唇顎口蓋裂や頭蓋顎顔面骨の治療では豊富な実績があり、近年は顔面神経麻痺の治療や乳房再建などに微小血管外科(マイクロサージェリー)も積極的に用いています。

専門的な診療部門についても教えてください。

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各部門では複数の診療科の医師や看護師、コメディカルなどがチームとなり専門的な医療を実践しています。脳卒中治療部門では、脳神経外科と脳血管内治療部が協力し、内科的治療、外科的治療、血管内治療を24時間365日行える体制を整えました。また脳卒中集中治療室(SCU)では、専従スタッフによる持続したモニター監視下で濃厚な治療と早期からのリハビリテーションが可能です。乳腺部門では診療開始当初から乳房再建を視野に入れ、形成外科と乳腺外科が連携しています。前立腺がん治療部門では、前立腺がんに精通する泌尿器科医師と放射線科医師が連携し、低侵襲のロボット支援下手術や強度変調放射線治療(IMRT/VMAT)、小線源治療など個々に適した治療を提供しています。また、ロボット支援下手術は産婦人科でも行うようになりました。予防医学部門では高感度のPET-CTを導入してがんの早期発見や正確な診断のために役立てています。

病院運営において、どのようなことを大切にしていますか?

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近江商人の家訓として有名な“売り手よし、買い手よし、世間よし”の“三方よし”のように、患者さんが良い診療を受けて満足され、医療者も良い結果を出すことでやりがいを持ち、気持ち良く仕事ができる。そして社会から病院の価値が認められることで、患者さんだけではなく職員も満足でき、社会に貢献できるのが理想ですね。組織の中で仕事をする上で個人を尊重しつつも、いざというときは皆で同じ方向を向いて懸命に取り組む、そんな病院にしていきたいと考えています。新型コロナウイルス感染症流行下でも、発熱の外来を迅速に設置し、入院受け入れも早期に始めるなど地域の中核病院としての役割を果たしてきました。不安や苦労もあったと思いますが、全職員が協力し合いながら取り組んでくれたと感謝しています。病院運営には、目的を明らかにして気持ちを一つにしながら、それぞれの職責を全うすることが必要だとあらためて感じましたね。

今後の展望についてお聞かせください。

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まず地域医療の充実に重点を置き、救急体制を強化することが重要です。緊急時の診療要請に可能な限り応じ、地域の皆さんの安心を支えていきたいですね。もう一つは、職域病院として社会の安全に寄与すること。地域医療を守るために専門的な医療機器を備え、優秀なスタッフによる高度な医療技術を駆使するとともに、患者さん、そして職員自身も満足できる、質の高い医療提供をめざしたいと思います。私の好きな言葉に、ある随筆家の「伝統を受け継ぐことは過去にしがみつくことではなく、あくまでも前向きの姿勢を崩さないことだ」というものがあります。90年の歴史を持つ当院においても同じで、伝統を守っていくためにはただ名前だけにしがみつくのではなく、前向きに新しいことへチャレンジしていく姿勢が必要ではないでしょうか。それがやがて病院の新しい歴史になり、伝統へと育まれていく。そんな想いを胸に、これからも病院運営に取り組んでまいります。

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長谷川 俊二 院長

1977年群馬大学医学部卒業。2018年11月より現職。専門は一般外科、肝胆膵をはじめとする消化器外科、乳腺外科。長年医師として患者や家族の話をよく聞き、相手の気持ちになって診察してきた。その経験を生かし、職員同士のコミュニケーションを大切にした働きやすい環境を整えることで、安全で満足度の高い医療の提供をめざす。日本外科学会外科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・PET-CT検査:11万円(税込)※人間ドックの場合自由診療
・胎児4Dエコー:8600円(USBメモリ代、税込)

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