院長メッセージ( 医療法人財団厚生会 古川橋病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人財団厚生会 古川橋病院

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鈴木 幸雄院長
Suzuki Yukio

プロフィール1979年、東京慈恵会医科大学卒業。その後は大学病院の循環器内科で診療を行っていたが、父親の急病をうけ1986年より現職。地域からの期待と、職員への責任を果たすべく、地域密着型の病院として体制強化に取り組む。「地域のニーズに対応した福祉施設をつくろうと地道に励んだおかげで、現在は明るい雰囲気の施設になってきたと感じます」と言う。

患者の声と職員の気づきに寄り添う医療を

院内に足を踏み入れると、患者とゆっくり歩を進めるスタッフの姿があちこちに見られた。白金高輪駅から徒歩6分の場所にある「古川橋病院」は、治療と入院に加え、退院後のケアも、きめ細かく行う地域密着型の病院だ。ピンク色を基調とした建物と、丸いフォルムの内装が温かな雰囲気を演出。玄関を入ってすぐにあるステンドグラスはドイツ人作家の手によるもので、作品だけを見に訪れる人も多いという。同院の開業は1924年。90年近い歴史を持ち、現在は3代目となる鈴木幸雄先生が院長を務めている。にこやかな笑顔で相手の言葉を受け止める様子は、院内に流れる落ち着いた空気と重なる。「地域のニーズに合わせて病院も変化していくのが当然」と考え、1998年の病院建て替えを機に、老人保健施設や健康診断専門の部門を併設。医療と福祉の一体化を実践する施設として、新たな時代の健康支援に取り組んでいる。革新的な取り組みを手がけながらも「職員の協力があったおかげ」と謙虚に語る鈴木院長に、地域に愛されてきた実績と、これからの夢などについて話を聞いた。
(取材日2013年4月4日/情報更新日2018年1月25日)

大正時代から続く、歴史ある病院だそうですね。
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1924年、祖父が麻布区新堀町に開業したのが始まりです。その後、入院設備と診療科目を拡大し、1951年には医療法人財団厚生会を設立しました。建て替えの際に何度か移転していますが、場所はすべて南麻布で、90年以上地域に根差した診療を続けています。ですから周囲にお住まいの方々の健康意識や、医療へのニーズが変化すれば、それに応じて診療体制を整えるのが当然です。例えば高齢化や核家族化が進む中、高齢者が元気で安心して暮らすための生活支援や、予防医療を求める声が多くなりました。そこで、私が院長に就任した1998年、病院の改築と合わせて、退院後のリハビリなどをお手伝いする老人保健施設と健康診断専門の施設を開設しました。現在は訪問診療にも力を入れて、200人近い方の往診を行っています。また、要介護となる方を少しでも減らすための介護予防機能訓練施設「EXE(エクゼ)麻布」も設けています。

地域のニーズを的確にくみ上げる、その原動力はなんでしょう?
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この地で何十年も診療を続けていますから、多くの患者さんが顔見知りで、皆さん要望を気軽に話してくださいます。訪問診療も「足腰が弱くなって通院が難しい」という声から始まったものなんですよ。最初の訪問先は1軒でしたが、今は100軒近くになりました。当院は大病院とは違って気軽に受診できますし、病棟もあるのでご自宅に近い場所で入院治療も可能です。さらに、退院後の生活が不安な方は「ルネサンス麻布」に一時的に入所して、ご自宅に戻る準備もできます。当院と同じ建物にある介護予防機能訓練施設「EXE麻布」では、身の回りに手助けが必要な要支援1または2に認定された方を対象に、運動機能の維持・向上をサポートしています。通うのが楽しみになるような明るい雰囲気にしたくて、見晴らしのいい最上階を選びました。常に患者さんの身近で、期待に柔軟に応えていく。そうした地域に根差したコンパクトな存在の必要性を実感しています。

ご専門の循環器科から見て、注目している分野はありますか。
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動脈硬化が専門でしたから、血管の老化は特に気になるテーマです。血管の老化が引き起こす脳卒中や心筋梗塞などの血圧検査では、必要があれば血管年齢の測定も行っています。血管老化の原因は複合的で、過度な飲酒・喫煙・運動不足・肥満・糖尿病・コレステロール・高血圧などさまざまです。予防・改善には生活習慣の見直しが必要となるため、当院ではその一環として管理栄養士による栄養指導を行っています。患者さんご自身以外に食事をつくるご家族にも同席してもらい、具体的な献立を提案。「塩分はよくない」と極端に量を減らすと体内のミネラルバランスが悪くなるなど、思い込みによる食事制限により体調を崩してしまうケースが多いため、その方にあった食事をしっかりアドバイスしています。特に、40〜50代の方は定期的に検査を受けていただき、早期発見・早期治療を意識していただきたいですね。

歴史ある病院の継承には、たいへんな苦労があったと思われます。
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きょうだいの中で男性は私だけで、幼い頃からなんとなく「自分が病院を継ぐことになるのだろう」と感じていましたね。一時はそうした既定路線に反発もしましたが、やはり間近で見てきた医師の仕事に憧れ、東京慈恵会医科大学に入学しました。学内はとても和気あいあいとした雰囲気で、学祖である高木兼寛先生の「病気を診ずして、病人を診よ」との理念も魅力的でした。医療の現場に立っている今だからこそ、この理念の重要性を実感します。体の不調と心の悩みには深い関係がありますから、総合的なケアが必要なんですね。また、同じ病気であっても患者さんによってお困りのことは違ってきますから、一人ひとりの訴えにしっかりと耳を傾け、患者さんに納得していただいた上での診療を意識するようになりました。「この人のために何かしてあげなきゃ」という感情は父譲りだと言われるのですが、これからもスタッフ皆と共有していきたいですね。

経営理念にも職員のことが入っているそうですね。
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当院には4つの経営理念があり、うち3つは診療やサービスの姿勢を表したものなのですが、最後の1つは「私たちは、職員の一人ひとりが幸せでやりがいと夢を持てる職場を目指します」という職員向けの理念です。患者さんに最善の医療を提供するためには、職員の満足度の向上や積極的な姿勢が不可欠です。当院および関連の医療・福祉施設には計200人近い職員が在籍していますから、全員と話す機会は残念ながらそう多くありません。そこで現在、病院職員の希望者全員が参加する旅行を企画中です。いろいろなことを腹を割って話す機会は、なかなかつくれませんからね。現場をよく知っている職員の気づきをこれからも大切にして、より良い医療と福祉の提供に努めていきます。私たちの施設が、病気の予防や治療はもちろん、退院後のトレーニングといった目的以外にも、お友達と語り合ったり、生活の張りを感じられる場になることができれば幸いです。

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