医療法人横浜博萌会 西横浜国際総合病院
(神奈川県 横浜市戸塚区)
三瓶 建二 理事長
最終更新日:2026/04/02


地域に必要な医療のため進化を続ける
戸塚駅からバスで、西横浜国際総合病院前バス停より徒歩2分の「西横浜国際総合病院」。1988年に開院以来、地域ニーズに応えながら診療科や診療内容を発展させてきた。現在は急性期医療、回復期リハビリテーション、高齢者救急、在宅医療とそのバックアップ機能などに幅広く対応。また院内には同法人の訪問看護、訪問介護もあり在宅生活のサポートも。2019年から院長を務め、2024年からは法人理事長も兼務する三瓶建二先生は、「地域に必要な医療・介護を切れ目なく提供できる『利便性の良い病院』が目標です」と話す。「例えば2024年に設けた地域包括医療病棟は、高齢の患者さんの救急対応が主な目的。治療とリハビリなどで、ご自宅や施設でまた暮らしていただけるようサポートします」。さらに複数の病気を持つ高齢患者に対し、診療科同士が密接に連携し病院全体を総合的な診療科のように機能させるなど、高齢者医療に尽力。「地域の健康寿命延伸に向けた健診事業も重視し、2024年には健診管理部門もリニューアルしました」と話す三瓶理事長。地域医療のため、進化し続ける同院の特徴や今後の展望を聞いた。(取材日2025年10月17日)
この病院の特徴や地域での役割を教えてください。

開院当初は急性期医療や救急医療が中心でしたが、現在は急性期病棟58床、回復期リハビリテーション病棟41床、地域包括ケア病棟37床、地域包括医療病棟52床を運営し、急性期から在宅まで地域の医療ニーズに総合的に応える病院へと発展しています。加えて当院は在宅療養支援病院で、法人内の訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所と連携。2023年には泉区に2つのクリニックも開設し、在宅医療や整形外科など高齢の方に必要な医療・介護を一体的に提供可能な点も特徴です。このため急性期で入院した患者さんが、ご自宅や施設に戻るためのリハビリを地域包括ケア病棟などで行うことができ、退院後の在宅療養への移行もスムーズです。在宅時の急な容体の変化に対しては、地域包括ケア病棟や高齢者救急に対応する地域包括医療病棟に24時間入院可能な体制を整えるなど、地域の皆さんにとって「利便性の良い病院」を目標にしています。
多くの診療科がありますが、どんな点が強みでしょうか?

当院は病床数188床の規模ながら、内科の一般的な診療のほか消化器、呼吸器、循環器などを専門とする医師も在籍し、外科系では消化器外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科などで多様な病気・けがを手術しています。さらに各診療科の常勤医師を中心に診療科同士が密接に連携。複数の病気をお持ちの高齢の患者さんを、病院全体で総合的に診る体制をめざしています。こうした総合的な診療という横軸と、急性期から在宅までの推移を一貫して診る縦軸の両方が高齢者医療には不可欠と考えています。また、退院後のご自宅や施設での生活を念頭に、看護師やリハビリのソーシャルワーカーがご本人やご家族に聞き取りを行い、必要となる生活環境の整備やヘルパー導入などの相談にも対応します。治療は終わってもご自宅での生活が不安で入院が長引くことがないよう、病気の治療だけでなく退院後の生活を支えるために法人全体で在宅医療や在宅介護にも力を入れています。
在宅復帰に向けたリハビリも重視されていますね。

当院は急性期でも早期からリハビリを行うほか、その他の病棟ではリハビリを365日休まず提供できる体制をとっています。回復期リハビリテーション病棟への入院は脳卒中や大腿骨骨折などの治療後に適応し、近隣の急性期病院からも多くの患者さんを紹介いただけるようになりました。地域包括ケア病棟は急性期治療後や在宅療養中の患者さんが中心で、地域包括医療病棟は在宅療養中の容体急変で救急対応が必要なケースを受け入れます。いずれも治療と並行して行うリハビリ室での訓練時間数は限られるため、食事をする、入浴やトイレで移動するといった病棟での生活動作も、訓練の一環とする工夫も重要視しています。当院では患者さんの生活をサポートする看護助手の配置を増やし、カンファレンスにも加わってもらい、日常生活動作がどの程度行えるかなどの適切な評価にもつなげています。
そのほか診療面ではどのような特徴がありますか?

地域密着の医療が中心の当院には珍しく、耳鼻咽喉科で行う突発性難聴の治療は神奈川県全域から患者さんが受診に来られています。特徴は薬物療法のほかに、必要に応じて高気圧酸素療法を実施できることで、これは通常の気圧より高い2気圧の環境のもとで酸素を吸入し、血液中に多量の酸素を取り込ませて内耳の障害部位の修復を図る治療法です。治療に使う高気圧酸素治療装置を2台から3台に増やし、より多くの患者さんに対応可能になりました。また整形外科では膝関節・股関節の人工関節置換術、膝関節の関節鏡視下手術なども行っています。さらに当院は病気の予防と早期発見にも力を入れ、2024年にリニューアルして利用しやすくなった健康管理部門では、各種の健康診断、横浜市のがん検診、人間ドックなどが受けられます。上部消化管・下部消化管の内視鏡検査も充実し、上部と下部の同日検査も可能なので、ご希望の方はご相談ください。
それでは地域の皆さんにメッセージをお願いします。

当院は病気の予防から急性期・回復期・在宅まで、地域に必要な医療に切れ目なく対応できる「利便性の良い病院」を目標としています。遠方の患者さんへのこまやかな対応のため、2023年には在宅医療と整形外科の各クリニックを下飯田駅近くに開設。患者さんの在宅療養生活を支える目的で介護サービスも法人全体で連携して提供し、必要なときは当院への即時入院を可能にするなど在宅医療のバックアップ役も務めています。また、生活習慣病をはじめ複数の病気をお持ちの高齢の患者さんに対し、各診療科が共同して総合的な診療に努める点も特徴です。病気・けがで認知機能が弱まり、食べる機能の低下による栄養不足、運動機能の衰えで寝たきりが続くことがないよう、診療科が連携して患者さんの全身の機能回復をめざし、最期まで地域の一員として暮らしていただくことが当院の願いです。どうぞこの地域で安心してお過ごしください。

三瓶 建二 理事長
1984年東邦大学医学部卒業。済生会横浜市南部病院や国立循環器病センター脳神経外科などで経験を積んだ後、2003年に西横浜国際総合病院脳神経外科に入職。2016年より同副院長。2019年院長就任。2024年からは同院の経営母体で、在宅医療・在宅介護関連施設も持つ医療法人横浜博萌会の理事長も兼務する。専門は脳卒中。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医。
自由診療費用の目安
自由診療とは人間ドック/4万2900円〜、上部消化管内視鏡検査/1万6500円〜、下部消化管内視鏡検査/2万9800円〜、上部消化管・下部消化管同日内視鏡検査/4万6300円~





