院長メッセージ( 済生会若草病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

病院・総合病院・大学病院8181件掲載中(2019年08月23日現在)

病院・クリニック・医者検索

ドクターズ・ファイル

求人・転職・仕事情報を探す

ドクターズ・ファイル ジョブズ

済生会若草病院

20181003 main
鈴木 範行院長
Noriyuki Suzuki

プロフィール横浜市立大学医学部卒業後、横浜市立大学医学部病院(現 同大学附属市民総合医療センター)や関連病院の脳神経外科で診療。母校の救命救急センター(現・高度救命救急センター)の立ち上げに参加し、救急医療の道に進む。2011年から済生会若草病院脳神経外科、2015年から現職。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医、日本救急医学会救急科専門医。

入院から在宅へ。患者と家族を多面的に支援

横浜市海の公園や八景島を眺めて走るシーサイドラインの野島公園駅から徒歩数分。京急線金沢八景駅も徒歩圏内という「済生会若草病院」は、1949年に開院した地域密着の総合病院だ。内科、外科から皮膚科、泌尿器科まで一般的な診療科を備え、日中は軽症・中等症の病気やけがを即時診療する救急にも対応。2018年に院内の一部をリニューアルし、リハビリテーション施設のさらなる充実、在宅医療や地域医療機関と連携する入院施設の拡充など、今後地域に必要とされる病院機能を大幅に強化した。「高齢の方が病気やけがで手術を受けられても、2週間ほどで退院してすぐにご自宅で自立した生活を送るのは難しいのです。当院はそうした患者さんを引き受け、リハビリなどを通じてスムーズな回復を促し、地域の介護支援サービスとも協力して在宅復帰をお手伝いする病院へと進化しました」と鈴木範行院長は変更の目的を語る。加えて自宅や施設で療養中の患者に対し、容体が悪化したときは入院できる体制を整え、地域の中で最期まで暮らせるよう支援を行っている。そうした同院の地域での位置づけ、今後の方向性などを鈴木院長に詳しく聞いた。(取材日2018年9月12日)

病院機能を大幅に変更された目的などをお聞かせください。
1

当院は症状が急速に悪化した患者さんを診る「急性期医療」から、長期入院による療養を中心とした「慢性期医療」まで幅広く対応してきました。しかしこれから地域で必要となる医療を改めて検討し、高齢の方がご自宅や施設などで最期まで安心して過ごしていただける病院へと大きく舵を切ったのです。具体的には急性期を過ぎた患者さんが、ご自宅で自立した生活を送られるまでの回復をサポートする「回復期医療」の入院病棟と、さらに増える見込みの在宅医療を支援する「地域包括ケア病棟」を充実させる目的で機能変更を行いました。これによりリハビリテーションのための機能訓練室などを備えた多目的フロアを新設し、また地域包括ケア病棟はベッド数を倍増させて、在宅医療の患者さんの入院ニーズにさらに応えられる体制にしました。加えて当院でも10年前から金沢区を中心に在宅医療を行っており、入院治療から在宅医療までシームレスな医療を展開しています。

リハビリテーションはどのような点が特色でしょうか?
2

まず全身の運動機能の回復を図る理学療法士(PT)が27人、日常生活や社会生活への適応を支援する作業療法士(OT)が15人、言葉や嚥下などに関する問題解決をめざす言語聴覚士(ST)が10人と、多くのリハビリスタッフが常駐し、きめ細かな指導を行っている点です。特に回復期リハ病棟ではこれらのリハビリを365日提供でき、同病棟専任の医師などが定期的に効果を確認しています。リハビリの成果はアウトカム評価として数値で毎月算出していますが、非常に好成績です。もちろん回復期医療の目的は患者さんの在宅復帰支援ですから、食事や入浴、着替えといったADL(日常生活動作)の回復が重要。このため当院では必要に応じてご自宅を訪問して間取りや家具の配置、ご家族の介助の状況などを調査し、その環境に合わせて院内の訓練施設を調整して、一人ひとりの生活にマッチしたリハビリ指導に力を入れていることも特色の一つです。

地域の医療機関や介護施設との連携について教えてください。
3

当院の地域連携には、急性期病院から治療を終えた患者さんの回復期リハビリへのご紹介、地域の医療機関から検査や入院治療などを目的とした患者さんのご紹介があり、いずれも地域連携室が丁寧に対応しています。ご自宅や施設で在宅療養中の患者さんも、病状の悪化、肺炎や熱中症などで入院が必要な際は、ケアマネジャーや施設管理者から地域連携室に連絡いただければ調整可能です。在宅医療を検討される際、「万一のときの入院先はどうするか」を不安視されることも多いと聞きますから、そんなときは当院の地域連携室に事前にご相談いただければと思います。また退院前には看護師を中心に多職種が連携した退院支援など、ご自宅や施設で安心して過ごせるようサポートに力を入れています。このほか日中の救急搬送では、救命救急センターで実績を積んだ担当医師が電話で直接連絡を受けるホットラインを開設し、入院の可否などをスピーディーに判断しています。

こちらの診療面の強み、力を入れている点などをご紹介ください。
4

地域に必要な診療科をひと通り備えているため、これだけはといった強みを打ち出すのは難しいですね(笑)。ただ、以前から外科ではそけいヘルニアの治療を手がけており、近隣の医療機関からのご紹介も非常に多くなっています。同科では皮膚を切開する手術と腹腔鏡による治療の両方に対応し、患者さんに合った術式で治療が可能です。整形外科では大腿骨骨折などの手術、圧迫骨折のほか、関節リウマチを含む変形性関節疾患、腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患など、高齢の方に多い症状も対象としています。消化器がんは検査から手術、抗がん剤治療などは当院でカバーしており、近くで治療を受けたい方のニーズに応えられると思います。また泌尿器科では前立腺がんの早期発見に役立つPSA検査、MRI検査、その確定診断に使われる生体検査も行っています。

これからの病院の目標についてお聞かせください。
5

戦後の一時期、ここで診療していた済生会神奈川県病院の移転に伴い、地域の求めで生まれたのが当院ですから、今後も地域に必要な医療を提供することが使命と考えています。何かあれば紹介状なしですぐに受診できる体制を維持し、近隣の医療機関と協力して地域の中で治療を行うほか、健康管理センターではCTやMRIなどを使った健康診断・人間ドックで予防医療をさらに推進していきます。また当院の母体である済生会が金沢区に持つ医療・福祉施設による「済生会横浜金沢医療福祉センター」構想のもと、訪問看護支援、介護施設支援、障害者事業支援、保育支援、生活支援の総合的な連携にも着手しました。このほか地域への情報発信として、介護施設向けの医療関連知識の提供、地域ケアプラザでの出前出張講座、ヘルパーやケアマネジャーに向けた勉強会・連絡会なども定期的に開催し、地域の方々に寄り添い、医療・保険・福祉の向上に努めたいと考えています。

access.png

病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

ホスピタルズ・ファイルは、全国の病院・総合病院・大学病院の総合情報サイト!沿線・行政区、住所、診療科目、対象疾患名や検査・治療内容などから、あなたがお探しの病院・総合病院・大学病院情報を探すことができます。病院・総合病院・大学病院の基本情報だけではなく、責任者メッセージ、各診療科目の詳細、特徴を、独自に取材して紹介しています。

情報掲載について

掲載している各種情報は、 ティーペック株式会社 および 株式会社ギミック が調査した情報をもとにしています。 出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。 当サービスによって生じた損害について、 ティーペック株式会社 および 株式会社ギミック ではその賠償の責任を一切負わないものとします。 情報に誤りがある場合には、お手数ですがホスピタルズ・ファイル編集部までご連絡をいただけますようお願いいたします。

↑TOPへ戻る