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一般財団法人神奈川県警友会 けいゆう病院

(神奈川県 横浜市西区)

松本 秀年 病院長

最終更新日:2022/09/27

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みなとみらいエリアの医療を支える中核病院

1996年にみなとみらい駅から徒歩3分の場所に開設された「けいゆう病院」。前身は警察の職域病院として山下町に開設された「警友病院」で、みなとみらい地区への移転を機に410床の新病院として再スタート、名称を現在の「けいゆう病院」に改めた。神奈川DMAT指定病院、災害拠点病院の指定を受けるなど、地域の中核病院として、各診療科が質の高い医療の提供に努める。2022年4月より病院運営を担う松本秀年病院長は、同院で30年間にわたって血管外科や消化器外科の診療に携わってきたベテランドクター。地域の要望に「愛と思いやりの心で接する医療」を診療方針に掲げ、ニーズの高いがん診療や手術支援ロボットを使った低侵襲な治療にも力を入れる。「一度かかったら、次もけいゆう病院に、と思ってもらえる病院でありたい」と熱く語る松本院長に、診療の特徴や地域医療連携、同院がめざす地域貢献の形について話を聞いた。(取材日2022年7月7日)

こちらの病院の成り立ちやあらましを教えてください。

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当院は1934年、横浜市中区山下町に「警友病院」として開院した歴史と伝統のある病院です。 当時の警察官や消防士は日夜不休の活動を余儀なくされ、病に冒される者が多かったため、警察病院の建設が急務となり、警察官や消防官からの拠出金、篤志家からの寄付、天皇皇后陛下の御下賜金などによって当院は建立されました。当初は警察や消防専門の職域病院でしたが、その後は県民にも開かれた病院として地域医療に貢献してきました。1996年にはみなとみらい21地区に新病院を建設移転し、病院名もけいゆう病院へと変更しました。その際、アメニティー、ホスピタリティー、インターナショナリティーという3つのテーマを掲げて快適な院内環境のもとに設備を整えていきました。すべての診療科部長が慶応義塾大学の医局からの派遣であることも特徴です。病床数は410床で、近年は二次救急として救急患者さんの受け入れにも力を入れています。

診療面にはどのような特徴がありますか。

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「患者さん中心の医療」「高度で良質な医療」「安全で信頼される医療」の3つを病院の理念と定め、地域住民の皆さんや開業医の先生方から求められる医療の提供に努めてきました。古くから「無痛分娩のけいゆう」と表されるように無痛分娩に力を入れ、周産期医療には積極的に取り組んできました。コロナ禍で分娩数は減りましたが、その分、余裕を持った対応が可能となり、妊産婦さんには満足していただけているようです。女性の医療に積極的に取り組んでいるのも特徴で、乳腺外科ではがんの手術、薬物・放射線治療はもちろん、術後の放射線治療、乳房再建やリハビリテーション、リンパ浮腫ケアにも対応しています。また消化器内科・外科にも専門性の高い医師が在籍し、緊急な症例にも対応しています。また小児科ではアレルギーを専門に診る部門を設けるなど、各科とも地域ニーズを重視した診療を行っています。

乳がん以外にも、がん診療に特色があると聞きました。

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そうですね。高度ながん医療に対応する病院として、各種のがんについて先進の治療を提供していくように努めていますし、治療だけでなく医師や病院職員との触れ合いの中で得られる患者さんやご家族の安らぎや救済も必要だと考えています。そこでがん相談支援センターや患者サロンを設けて、専門のスタッフが多角的な視点から患者さんとご家族を支援しています。また、きめ細かな対応ができるように、がん治療後のリンパ浮腫ケアなどの外来も開設しています。「若年成人世代のがん診療」においては、将来の妊娠・出産の可能性を残していくよう、がん生殖医療専門の外来も設けています。2019年には内視鏡下手術支援ロボットを導入して乳腺、食道、胃、前立腺、泌尿器など適応範囲を広げ、なるべく低侵襲でニーズに合わせた治療が行えるようにし、さらに抗がん剤治療や放射線治療にも力を入れ、集学的医療に取り組んでいます。

地域の中で担う役割について聞かせてください。

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当院の周辺には救命救急センターの機能を持つ病院が集中しており、脳外科と心臓外科に常勤医がいない当院が、急性期を扱う病院としていかに地域に貢献していくかが大きな課題でした。そこで救急科専従の医師を配置し、高齢の患者さんを中心に、軽症から中等症の救急患者さんを積極的に受け入れるように努めて、二次救急医療機関としての役割を担ってきました。また地域連携にも力を入れ、どの医療機関に通院されている患者さんでも「地域の患者さんである」との認識のもと、地域医療連携ホットラインによる救急、準救急のスムースな受け入れに努めています。そのほか、災害拠点病院、神奈川県DMAT指定病院として災害時医療にも積極的に取り組み、コロナ禍にあっては中等症の患者さんを受け入れつつ、一般診療の維持と充実を図ることに努めてきました。

地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

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当院は、地域の要望に「愛と思いやりの心で接する医療」で対応していきたいと考えています。受診された方に「次もけいゆうで」、「家族もけいゆうで」と思っていただける病院であること、そして、職員自身も当院が好きと思える病院であることが目標です。診療面では、地域の中核病院として高度な医療を提供することはもちろん、みなとみらいの住民に対してがん診療に注力していく当院の役割は大きいと考えています。特にコロナ禍による受診控えや病床数の制限で医療の提供がかなり遅れており、進行がんの増加が危惧されていますので、乳腺外科や消化器領域のがん検診に力を入れ、早期発見・早期治療に取り組んでいきたいと考えています。また生活様式が変わり、小児科や耳鼻咽喉科の感染症が減少する一方、アレルギー疾患が増えています。こうした変化にも柔軟に対応して地域に役立ちたいと考えていますので、気になる症状や悩みは気軽にご相談ください。

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松本 秀年 病院長

1986年慶応義塾大学卒業。同大学医学部一般消化器外科血管班で血管外科の基礎を学び、1992年よりけいゆう病院で一般消化器外科、血管外科の診療に携わる。外科部長、副院長を経て2022年4月より現職。専門は閉塞性動脈硬化症や動脈瘤、下肢動脈瘤、下肢深部静脈血栓症などの血管外科と消化器外科。日本外科学会外科専門医。外来診療では、待ち時間ゼロの受診環境をめざしている。

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