昭和大学歯科病院

診療科・部門紹介

医療系総合大学という強みを生かし、医学的配慮が必要な患者に対応

2022年4月に開設された同部門。重篤な全身疾患を持つ患者をはじめ、認知症や脳卒中後遺症などで体が不自由な患者など、歯科治療を行うにあたって医学的配慮が必要なケースに対応。医科の担当医と診療情報を共有した上で、通常の外来治療だけでなく、入院下での静脈内鎮静法や全身麻酔などを併用した治療にも取り組んでいる。虫歯治療から入れ歯や抜歯、小手術まで包括的な治療を展開しているのが特徴だ。また、地域の医療機関との「お互いの顔の見える連携」を強化。必要に応じて、院内の診療科への迅速な紹介も行う。睡眠時無呼吸症候群、舌痛症、全身疾患が関連した難治性粘膜疾患などに対しても、医科と連携した治療を進めていく。

医療面接時の様子。全身状態を把握した上 で治療を行う

静脈内鎮静下での歯科診療の様子。歯科麻 酔科スタッフの密な連携を心がける

スタッフ紹介

責任者

マイヤース 三恵診療科長

1994年昭和大学歯学部卒業後、同大学歯学部第一口腔外科入局。1999年第一口腔外科助手、2001年NTT東日本関東病院歯科口腔外科医員を経て、2002年昭和大学大学院歯学研究科修了。2004年米国オレゴン大学心理学部留学。2009年昭和大学歯学部総合歯科助手、2011年同大学歯学部地域連携歯科講師を務めた後、2022年4月より現職。准教授、歯学博士。公認心理師。

メッセージ

さまざまなお口のトラブルを抱えているのに、重い病気や後遺症のせいで受診を控えている患者さんのために当部門は開設されました。お口を健康に保ち、楽しく食事をすることは、健やかな生活につながります。当科では昭和大学という医療系総合大学の利点を駆使し、医学的配慮が必要な患者さんにしっかり向き合っていきます。全身疾患をお持ちの方はもちろん、極度の歯科恐怖症、嘔吐反射が激しい方には、歯科麻酔部門と連携の上、静脈内鎮静法や全身麻酔で対応するなど、包括的な治療を提案させていただきます。安心・安全な治療の提供をめざしていますので、治療に不安を感じている方は当科にご相談ください。

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