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医療法人社団 晃悠会 ふじみの救急病院

(埼玉県 入間郡三芳町)

鹿野 晃 院長

最終更新日:2021/09/13

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24時間365日。すべては患者のため

新型コロナウイルス感染症の診療において活躍が全国的にも知られた存在の「ふじみの救急病院」。地元では、本来の使命である地域の救急医療を力強く支える存在だ。救急搬送は診療科や症状の軽症・重症を問わず受け入れ、現在は、カテーテル治療などの高度な医療や、CT、MRI、内視鏡などの詳細な検査を提供しつつ、予防医療から訪問医療・看護・リハビリテーションまで幅広く対応して一貫性のある医療の提供をめざしている。また、地域のかかりつけ医として、何でも相談できる「町の保健室」のような存在になることを強く意識する。今や地域住民の健康を支える心のよりどころともいえる存在を作り上げた鹿野晃院長に話を聞いた。(取材日2021年5月28日)

24時間365日対応の救急を中心とした病院は少ない印象です。

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今の日本には、時間の経過とともに救命率が急速に下がるような緊急度の高い患者さんを、すぐに受け入れる医療施設が身近にないというエリアはまだまだ存在します。重篤な疾患を発症した場所によって救えない命があることに、私はかつてとても歯がゆい思いをしていました。いつでもどんな疾患でも受け入れ救命処置ができ、必要に応じて高度医療へとつなげられるような、そんな医療機関があればもっと多くの患者さんの役に立てるのではないか、その思いが当院設立の原点です。開院当時、当院のあるエリアは年間の救急搬送件数のうち高い割合で他のエリアへ患者さんが搬送されていたことと、良いご縁があり現在当院の脳神経外科を診てくださっている遠山先生のクリニックを継承させていただくことができ、「ふじみの救急クリニック」が誕生しました。そこから、救急も日常的などんな場面でも地域の方々を支えていける存在になるべく歩みを続けています。

どのような医療スタイルをめざしておられますか?

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私たちが実際の診療において大切にしているのは、患者さんを自分の家族のように思うことです。もし大切な家族だったらどんな処置・診療を望むだろうか、どんな対応をしてほしいだろうかということを常に意識しています。また、周辺の大規模病院や開業医の先生方、在宅医療を支える医療機関などとの連携も欠かせません。患者さんがいつでも便利に受診できるのはもちろん、救急搬送の際、開業医の先生方が診ておられる患者さんの検査や手術が必要な時、在宅で診ておられる患者さんの症状が心配な時など、ちょっと不安な時なども含めて24時間365日いつでも誰でも気軽にご相談いただけるような体制を整えています。現在当院は開業当初より増床し病院となり、対応できる処置や検査の幅が広がり意欲あるスタッフも集まり、より地域医療に貢献できるようになりました。当院があるから安心して暮らせる、在宅で介護できると思っていただけるとうれしいです。

切れ目のない一貫した流れの医療の提供も意識しておられます。

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多くの患者さんは何か疾患を患った場合、まず急性期の医療を受け、次に転院して治療し、さらに別の場所でリハビリを受け、フォローはまた別でなどと医療機関をいくつも移らねばならない場合があります。それぞれの医療機関が専門性を発揮し良い面もありますが、患者さんやご家族にとっては先の見通しがつかなかったり不安も大きいものです。ですので当院では生活習慣病の管理などかかりつけ医としての役割から、救急、検査、手術、入院、リハビリ、フォロー、訪問診療・介護まで一貫してご提供できるよう尽力しています。そうすることで、患者さんやご家族により一層寄り添うことができるでしょうし、お互い理解し合うことでお考えに沿ったより良い人生を過ごしていただくことができると考えています。また24時間365日の診療体制を整えていますので、もしご家庭で患者さんをみておられるご家族が夜中に不安な状態になった時でも相談していただけます。

意欲の高いスタッフが集まっている理由は何でしょうか?

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当院は民間救急車2台と救急チームを持ち、救急救命士15人が在籍。救急搬送業務以外にも院内でさまざまな業務にあたり経験を積みます。院内業務にも詳しくなると搬送後の患者さんがどのような経過で治療・退院まで進むのか理解でき、救急搬送時の対応も違ってきます。院内の医療スタッフも、病棟、ICU、救急、外来、感染症診療、訪問など専門を決めずにすべて担当しますので、幅広く深い経験を積むことができます。そういった幅広い日々の経験が、緊急時の冷静な対応と確かな技術の基礎となりますので、意欲のある若い医療人が集まってくれるのだと思っています。また救急の現場はとにかく時間との勝負。どんな経過をたどっても患者さんとの関わりはとても短時間になってしまいますが、訪問医療などにも取り組むことで、スタッフ側も患者さんやご家族との一体感や、医療人としての使命感が芽生え、より深みのある人間育成ができると考えています。

今後の展望をお聞かせください。

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当院の一貫した医療を提供するスタイルが、経営面も含めてモデルケースとなりもっと世の中に広がっていくと、患者さんやご家族、開業医の先生方、救急隊など多くの方々のお役に立てるのではないかと思っています。幸い、将来同じような医療施設の設立を意識して当院で働いてくれている方もいらっしゃいます。現在救急医療が脆弱なエリアで今後活躍してくれることを願っています。また脳や心臓の疾患を急に発症した場合、命をとりとめても後遺症が残ることが多いのも事実。そのため予防が究極の救急医療ととらえ予防にも力を入れていきたいと考えていますし、当院独自の民間救急車を活用した災害医療への貢献も大切な役割だと自認しています。救急の場面だけでなく、予防も含め、日々の管理、院内だけでなくご自宅、施設、さまざまなところに関わって全人的な医療を今後も進めていきたいと思っています。

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鹿野 晃 院長

2002年藤田医科大学医学部卒業。ペンシルベニア大学医学部・アイオワ大学医学部に留学。青梅市立総合病院救命救急センター医長、遠山脳神経外科副院長を経て、2018年ふじみの救急クリニック開業。2020年新型コロナウィルス感染症への対応を機に増床し「ふじみの救急病院」としてリニューアルオープン。陸上自衛隊予備自衛官(医官)。趣味は集中力を要するクレー射撃。家族との和やかなひと時が癒やしの時間。

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