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あおばウィメンズホスピタル

(神奈川県 横浜市青葉区)

阿部 孝彦 院長

最終更新日:2023/04/21

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地域の女性の美と健康をサポート

訪れる患者の満足度を追求し、質の高い医療とさまざまなサービスを提供する「あおばウィメンズホスピタル」。リラックスした出産ができるようにとつくられた分娩室“COCOON”、1ヵ月健診時にプレゼントされる“絆アルバム”といった従来のサービスに加え、これまで原則計画分娩のみだった無痛分娩も、妊婦の希望によって陣痛が始まってからも対応が可能になった。「お産への思いは人それぞれだからこそ、妊婦さん一人ひとりの要望にできる限り寄り添いたい」と阿部孝彦院長。同院では広く女性の美と健康を支えるというコンセプトのもと美容皮膚科も開設。これまで多くの女性患者を診療してきた経験とともに産婦人科の医師でありながら美容皮膚科の豊富な知識も持つ阿部院長が、肌トラブルの相談に応じている。「妊娠や出産、美容皮膚科などさまざまなきっかけでできた縁を長く大切にしていきたい」と穏やかな笑顔を見せる阿部院長に、診療のスタンスや患者への思いを聞いた。(取材日2022年12月23日)

こちらの病院のお産におけるコンセプトを教えてください。

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妊娠・出産にはいろいろなリスクがあり、それをどのように捉えるかは個人差があります。何が起こっても大丈夫なように大学病院へ行く人もいれば、食事やサービスにこだわったクリニックや助産院を選ぶ人もいます。また、複数の選択肢を患者さんに提示する際に一般的には「これかな」というものがあるわけですが、なぜか違うほうを好む人もいます。妊娠や出産についての考え方は僕の意見が絶対に正しいわけでもなく、ましてや医療者が無事に生まれて良かったとホッとするためのものでもありません。ですから当院ではあえて方向性を固定せず、広くいろいろな妊婦さんを受け入れ、妊婦さんやそのご家族が満足のいくお産ができるように、いろいろなご希望にできる限り沿うようにしています。子育てをする上で、お産の経験がポジティブかネガティブかは重要なポイントです。当院でのお産ができるだけ良い思い出となり、そこでの縁が長く続いていけばと考えています。

出産に対する要望はどのように聞いていくのでしょうか?

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これまで当院では、妊婦さんにバースプランを書いていただいていましたが、書いていただいたものを見ていると、立ち会い出産を希望とか、最初に抱っこするのはご主人がいい、といった多くの人が希望する内容が多く、もっと深いところまでどんなお産がしたいかを聞くにはどうすればいいかと考え、妊娠中に助産師と面談をしてバースプランを作っていけるように「助産師相談の外来」を開始しました。ご希望を聞きながら、これは無理だけどこういうことならできるよと話し合いながら一緒にバースプランを仕上げていくことで、その人らしいお産にしていければと思っています。同性であり同じ経験をしているスタッフにぜひ、本音を話していただきたいですね。1日に何人もの妊婦さんを診ている僕らにとっては「one of them」でも、妊婦さんやご家族にとっては一生に1回あるいは数回の貴重な時間です。だからこそ心に残る良い時間にしていきたいです。

美容に関する相談にも対応しているそうですね。

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価値観はそれぞれですが、僕自身はコンプレックスをなくし人生が明るくなることは素晴らしいことだと思っています。当院では、出産を経験された方のお肌の悩みに対するアドバイスをしていますが、その一方で、果たして退院して赤ちゃんを抱えたお母さんが、自分のお肌のために外出をしたりお金をかけたりするのかなとも考えるようになって。また、女性にとって美容に関する悩みは何も出産後間もない人だけのものではありませんよね。そこでもう少しターゲットを広げ時間的にも経済的にも余裕のある世代の方にもご利用いただけるように、当院での出産経験のある人のご家族やお友達、ご親族などを中心に、美容に関するご相談について積極的に受けつけています。

産婦人科の先生に美容の相談をすることのメリットは何ですか?

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産婦人科の患者さんはみんな女性で、これまでもお肌と月経周期にまつわるホルモンバランスの関係や、肌トラブルにも対応してきたので相性は良いと思います。これまでの診療経験から考えれば、対処できることは他の診療科よりも多いかもしれませんね。また、将来的にはレーザー機器による医療脱毛にも対応できればと考えています。美容皮膚科についての知識を習得した上で、産婦人科の患者さんと同様に問診をしていきますので、安心して受診していただければと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院では、妊娠・出産以外の女性の体のトラブルにも対応しています。些細なトラブルでも相談に乗りますので、産婦人科は敷居が高いと考えず、気軽にお越しください。その中で妊娠したからここで出産しようと思っていただけたり、美容皮膚科に通っている患者さんのお嬢さんが妊娠された際に当院を選んでいただいたり、または、がん検診がきっかけで当院を初めて訪れる人もいると思います。地道ではありますが、何かのきっかけでどなたかとの縁ができて良い関係をつくっていくことで、またその周囲の人たちともお付き合いが広がっていけばうれしいです。お越しいただいた皆さまの多様なニーズに真摯にお応えすることで、愛され信頼される医療パートナーとして皆さまに貢献できればと思っています。

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阿部 孝彦 院長

東京医科歯科大学を卒業後、大学病院や医局の関連病院で出産、がんの手術に対応する。地域医療に役立ちたいと2004年から「みどり病院(現・あおばウィメンズホスピタル)」に勤務。2007年より現職。趣味は筋力トレーニング。自身の食事制限をきっかけにさらに美容にも興味が湧き、産婦人科の医師でありながら美容皮膚科についても知見を深める。料理も得意で家族にフレンチやイタリアンのフルコースを振る舞うことも。

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