全国の頼れる病院・総合病院・大学病院を検索
病院・総合病院・大学病院7,935件の情報を掲載(2025年4月19日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 足立区
  4. 五反野駅
  5. 医療法人社団 円徳 慶友整形外科脊椎関節病院
  6. 清水 英徳 院長

医療法人社団 円徳 慶友整形外科脊椎関節病院

(東京都 足立区)

清水 英徳 院長

最終更新日:2025/04/01

Hf main z63956 20250226 0026Hf main z63956 20250226 0026

質の高い医療をワンストップで提供

五反野駅から徒歩8分。2019年に開設された「慶友整形外科脊椎関節病院」は、地域に根差した整形外科専門の病院として、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の患者に対応している。同じビル内にあり外来部門を担当する「足立慶友整形外科」と連携し、外来から手術、リハビリテーションまでワンストップの医療を提供。部位ごとに細分化される整形外科だが、同院には首・腰の脊椎分野、股関節・膝関節・肩関節の関節分野、手の外科、足の外科と各部位のスペシャリストが多数在籍し、地域の病院でありながら大学病院レベルの質の高い医療を展開している。同院で2021年より股関節の疾患を専門に担当し、2025年4月に院長に就任する清水英徳先生は、これまで多くの人工股関節置換術を実施。人工関節を正確に設置して筋肉や関節を温存する低侵襲の手術に努め、早期回復をめざしている。地域住民が肩や膝の痛みなど困ったときに最初に思い浮かべてもらえる病院をめざす同院の日々の取り組みについて清水院長に聞いた。(取材日2025年2月26日/情報更新日2025年4月1日)

病院の特徴を教えてください。

1

当院は、地域に根差した整形外科専門の医療機関として、乳幼児から高齢の方まで幅広い年齢層の整形外科疾患に対応しています。入院手術を担当する「慶友整形外科脊椎関節病院」と、その外来機能を担う形で一般的な整形外科診療やリハビリテーション治療などを行う併設の「足立慶友整形外科」が連携し、外来から手術、リハビリテーションまでワンストップの医療の提供に取り組んでいる点が大きな特徴です。当院では、年間数多くの手術を実施し年々その件数は増加、2024年1月~12月は1063件の手術実績を残しています。また、手術のみならず、術後のリハリビテーションを徹底することによって、患者さんがより良い状態で日常生活に復帰できるよう、手術後の早期回復とQOLの向上を重視とした医療を行っています。

この病院の強みはどんなところにありますか?

2

整形外科の疾患は肩や膝などにピンポイントで痛みがあることもありますが、多くの場合、2ヵ所以上で同時に痛みが起こっています。一般的な治療であれば専門家でなくても診ることはできますが、より専門性が高い手術が必要となると、やはりその部位の専門の医師が行うことがベストです。その点、当院には、肩、膝、股関節、足、手、肘、脊椎など整形外科の各領域の専門家がそろっており、常に連携して治療ができることが最大の強みだと自負しています。安心して任せられる医師が複数いることは私たちにとってもたいへん心強く、最終的には患者さんに大きな利益をもたらすと思っています。また、医師だけではなく、コメディカルもチームの一員として力を合わせることで機能していることも当院の良さだと感じています。整形外科の分野において豊富な人材が多数在籍し、地域の病院でありながら大学病院レベルの高度な医療を提供しています。

先生のご専門はどういった分野になりますか?

3

私の専門は股関節疾患です。股関節疾患は小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんに影響を及ぼすような疾患で、それらに対して高度な医療を提供できるように心がけています。代表的な疾患としては変形性股関節症で、最近では、FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)や股関節唇損傷などさまざまな病態があり、変形性股関節症に対する人工股関節置換術については、股関節の周りの筋肉、手術筋や関節や靱帯を温存する低侵襲手術を行っています。さらにナビゲーションシステムを活用することによって、インプラントを正確に設置し、手術後の合併症予防と患者さんの満足度の向上に努めています。筋肉や関節の温存は術後の早期回復につながるだけではなく、この手術の大きな合併症である脱臼の発症率を下げることも期待できます。

リハビリテーションにも注力されていますね。

4

当院では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、MSW(医療ソーシャルワーカー)が連携して、患者さんがご自宅や施設である程度自立した生活が送れるよう、外来、入院ともにリハビリテーションに力を入れています。保存療法の時点からしっかりリハビリテーションを行い、筋力の向上や筋肉をやわらかくしておくこと、あるいは手術になった場合に術前からリハビリテーションを行うことは、スムーズな回復をめざす上で非常に大きなポイントとなります。また、手術後は、入院中に重点的にリハビリテーションに取り組むのはもちろん、退院後もそれを継続。週1回の退院支援カンファレンスには各部門のスタッフが参加し、それぞれの専門性を生かした個別ミーティングも随時行っています。手術とリハビリテーションは同じくらい大切です。外来、入院、退院後と切れ目のないリハビリテーションで、さらにQOLを上げていくことを目標にしています。

最後に地域の方へのメッセージをお願いします。

20211119 5

関節が大きく変形していてもまったく痛くないという方もいれば、あまり変形がなくても痛くて生活に支障を来している方もいるため、個々の患者さんの状態やニーズに合わせた最善の医療を提供していきたいと考えています。苦痛や不安を抱えて来院される患者さんにしっかり寄り添うことで、病状の改善だけではなく「ここなら安心して受診できる」「この先生に診てもらって良かった」と思っていただける信頼される病院をめざしてまいります。また医療では、病気を治療して患者さんを支えるだけでなく、病気を未然に防ぐことも非常に重要なポイントとなります。この地に開業して6年、今後も地域に根差した病院として、地域の医療機関や介護福祉施設と連携を図り、安心して暮らせる環境づくりに貢献していきたいです。また、私個人としましても、専門の股関節に限らずすべての患者さんに対して真摯に謙虚に向き合い、地域の皆さまの健康を支えていきたいと思います。

Hf main z63956 20250226 0026

清水 英徳 院長

2005年金沢大学医学部卒業。東名厚木病院初期臨床研修を経て、2007年慶應義塾大学医学部整形外科学教室に入局。同大学病院や関連病院で勤務。2021年から非常勤として足立慶友整形外科・慶友整形外科脊椎関節病院に勤務し、2025年4月から現職。日本整形外科学会整形外科専門医。医学博士。

access.png