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社会医療法人榮昌会吉田病院

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吉田 泰久院長
Yasuhisa Yoshida

プロフィール1986年に神戸大学医学部を卒業し、脳神経外科医師としてのキャリアをスタートさせる。1992年には神戸大学大学院を卒業し、医学博士号を取得。1995年に吉田病院の脳神経外科医師となり、2009年に院長に就任。救急対応に特化していた病院の改革に着手し、急性期から回復期のリハビリ、在宅復帰支援までを一貫して行う現在の体制を整えた。2015年からは法人理事長も兼務する。

脳卒中の急性期から在宅復帰支援まで対応

神戸高速東西線の大開駅から徒歩5分。JR神戸線の兵庫駅、神戸市営地下鉄山手線の上沢駅からともに徒歩10分以内と、「吉田病院」はアクセス至便な場所にある。脳疾患に特化した病院として多数の症例に対応し、手術件数も数多い。また24時間体制で脳卒中患者を受け入れ、急性期の救急対応からリハビリテーション、在宅復帰支援までを一貫して行うことも特徴の一つ。豊富な治療実績と充実した体制で、先進の医療機器を導入しながら治療を行う。近隣地域ばかりか、広く神戸エリアから患者が通うという。吉田泰久院長いわく、同院がめざすのは「地域に必要とされる脳卒中センター」。急性期から在宅まで一貫した支援をすることを目標に、各部門が連携しながら一丸となって患者を支えている。病院の取り組みや急性期から在宅復帰支援まで対応することになった経緯、さらには脳疾患の診療と合わせて注力している診療について、そして将来展望に至るまでを、吉田院長が語ってくれた。(取材日2019年12月5日)

こちらの病院の特徴を、教えてください。
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当院は脳卒中を中心とした、脳疾患を専門とする病院です。急性期医療から在宅復帰支援までをカバーしているのが特徴ですね。厚生労働省は急性期と回復期、在宅復帰支援を分担し、各医療機関で連携しなさいとの指針を示していますが、私どもはそれらを同一法人内で行っています。当院は1952年に整形外科を主として開設し、1968年に脳神経外科を標榜しました。当時は脳出血が多く、その救急手術に対応する救急病院でした。脳に関わる病気は、後遺症が残ってしまう場合が多くあります。そういった人たちを家に帰すためには、早くからリハビリを始めることが重要。当時は急性期だけの対応でしたので、回復期に移行すると、連携する病院に移ってもらう必要がありました。今でもそうですが、病院を移るのに申し込んでから、タイムラグが発生してしまうのです。そこをどうするかは、その頃からわれわれが対応すべきこととして課題に上がっていました。

どのようにその課題をクリアし、現在の体制になったのですか。
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当時は専任のスタッフもおりませんでした。また、専用のリハビリ室もないので待合室や、廊下などで行うなどしていたので当然、効率は良くありませんでした。急性期患者のリハビリに力を入れようとなり、正式に理学療法士、作業療法士、それに言語聴覚士を迎えたのが1994年です。それをより生かすために、2012年に回復期病棟を隣に建てました。2015年には介護療養型老人保健施設をグループ化し、急性期から回復期を経て、在宅復帰支援までという道が整いました。病院を移ると、リハビリの方法論や方針が変わることがあるのです。時間もかかることが多いですし、混乱する可能性もある。私どもはすべて同じ考えのもとで動いているスタッフがずっと担当しますので、切れ目のないリハビリができるのは大きなメリットです。現在はリハビリを担当するスタッフが約90人と、多く在籍しています。

専門性が高いゆえ、医療機器などにもこだわりがあるのでは?
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脳卒中の急性期治療を漏れなくできるように、医療機器は常に先進のものを導入しています。今トピックになっているのは、超急性期の脳卒中の血行再建治療です。それに対応し、カテーテルを用いた血栓回収治療がスムーズにできるように整備しました。今は発症すると即、開頭手術という時代ではなく、多くの症例でカテーテルを用いた対応ができるようになってきています。そのほうが、手術に入るまでが早いんです。脳卒中の治療は、時間との勝負。患者さんが救急車で運ばれて来てから、血管内治療をするまでの時間を短くすることが大事です。当院は看護師、放射線技師、救急救命士、臨床工学技士らが、常に外来に詰めています。救急車の一報が入ると多職種のチームが一斉に動き出し、早ければ来てから30分以内に血栓溶解剤を入れる治療に入っている。そこで必要であれば、並行して血管内治療を行っています。

脊柱脊髄外科にも、注力されているそうですね。
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脊柱脊髄外科の分野で脳外科医師が主に診るのは頸椎、つまり首の骨。狭窄症といって脊髄を圧迫する病気が、高齢化とともに増えています。これは脳卒中と症状が似ていて、多くは手足が思うように動かない状態が兆しとして表れます。そのような症状を訴えられる方たちが、外来にたくさん来られるんです。今は専門とする医師にほかの病院で勉強してもらっていまして、現在は週に2回だけこちらに来て、そのうちの1日で手術を行っています。最初に首と申しましたが、数としてはむしろ腰の骨の狭窄症のほうが多い。他院で学んでいる医師には首とともに腰についても勉強してもらっていて、来年か再来年に帰ってくる予定です。そうすれば当院でもっと多くの手術ができるようになるでしょう。脊柱脊髄外科に関わる病気も脳卒中も、ともにリハビリが必要。私どもはリハビリを充実させていますので、望ましい対応ができると思います。脊柱脊髄外科も当院の柱の一つです。

最後に、吉田病院の将来展望をお聞かせください。
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現在はまだ、リハビリができない重症者の行き先をつくれていません。そういった方は、療養型病院にお願いしているのが現状です。次は在宅での対応が難しい、重症の方たちの居場所をつくってあげることが、私どもの使命だと考えています。また、これもまだできていませんが、ご自宅に帰ってからのリハビリのフォローも、今後していこうと思っていることの一つです。脳卒中は目覚ましい回復が期待できるのが発症から6ヵ月で、回復期リハビリも6ヵ月で終了してしまいます。だけど実際には、家に帰ってから状態が落ちてしまう人が多い。普段の生活に戻るとあまり動かなくなってしまい、そうなってしまうのだと考えられます。そんな人たちに、われわれが手を差し伸べないといけない。後遺症を抱えてお家に帰られてから、「うまく歩けなくなりました」「装具が傷んでしまいました」など、そういった悩みを抱える方々のリハビリの外来も整えていく予定です。

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