病院長メッセージ(医療法人社団健心会 みなみ野循環器病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人社団健心会みなみ野循環器病院

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幡 芳樹病院長

プロフィール岡山大学医学部を卒業後、同大学病院循環器内科に入局。その後、小倉記念病院でカテーテル治療の権威である延吉正清医師に師事し、研鑚を重ねる。東海大学八王子病院循環器内科科長、同大学病院循環器内科病棟医長などを経て、2011年に開業。

検査、治療、再発予防と切れ目なく診療

JR横浜線・八王子みなみ野駅から徒歩3分の「みなみ野循環器病院」。2011年に「みなみ野ハートクリニック」として開院した同院は、年々増えていく患者や近隣の医療関係者の期待に応えようと、2016年11月に病院に変更し、集中治療室を新設、先端的なCTを導入した。リハビリ専用のクリニックも近くに設けた。幡芳樹病院長が病院の特徴として挙げるのが、院内で循環器の悩みの多くを解消できることだ。CTによる精密な検査から、カテーテル治療、食事・運動・服薬指導を含めた包括的なリハビリといったように、切れ目のない医療を提供できる体制を整えている。集中治療室を設けたことで、重症の搬送患者にも対応できるようになった。「初診を大切に一人ひとりの患者さんに向き合いつつ、時代の変化にも柔軟に対応したい」と話す幡病院長に、病院になったことでの変化や診療モットーなどを聞いた。(取材日2017年2月28日)

まずは病院の概要や成り立ちについてお聞かせください。
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当院はもともとクリニックで、私の専門である循環器の疾患の診療について、検査、治療、再発予防のためのリハビリを院内で完結できるようにしようと、2011年に「みなみ野ハートクリニック」として開院しました。当初は歩いて来られる人に歩いて帰っていただく、という立ち位置で診療していましたが、後に救急診療にも携わるようになり、年間600人ほどの患者さんが搬送されるようになりました。循環器の疾患に対応していない近隣の医療機関が当院を拠り所にしてくれるようになってきたので、重症の患者さんにもしっかり対応できる体制を整えようと考えたのです。救急隊など救急医療に携わる方からの要望も受けて、2016年11月に「みなみ野循環器病院」に改め、集中治療室を3階に新設しました。3階にあったリハビリ室の機能は別に設けた「八王子みなみ野心臓リハビリテーションクリニック」に移設しました。

病院の開設とともに新しいCTを導入したそうですね。
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ええ。これは世界的に見ても先端的なCTで、当院がクリニック時代から循環器のCT検査を積極的に行ってきたことをメーカーが評価し、当院とメーカーとの共同研究の目的も兼ねて購入することができました。循環器を診断するには、心臓と心臓を巡る血管の両方を調べなくてはいけないのですが、超音波検査では心臓の情報しか得られず、血管については入院してカテーテル検査を行う必要がありました。しかし、CTでは入院せずに短時間で心臓と血管の両方を調べられるのです。さらに新しい当院のCTでは得られる情報量が従来よりも多く、動脈硬化の評価もより詳しく行うことができます。カラーで表示されるため、機器を扱う放射線技師にとってもわかりやすい。従来の半分以下の造影剤でも必要な情報が得られるため、患者さんの負担が減るメリットもあります。

切れ目のない診療体制について具体的にお聞かせください。
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検査についてはCTを使って精密な検査を行うことができます。検査に予約は不要で、来院された日のうちに検査から説明まで終えられます。検査が1~2週間先だと、胸の不調などを訴えている患者さんがその間ずっと不安を抱えたままになってしまいますから、異常がなければ早く安心してもらい、異常があった場合も早期に当院で治療を行うことができます。治療については薬物療法のほか、カテーテル治療も行います。私は勤務医時代、心臓カテーテル治療について定評のある延吉正清先生に師事し、研さんを重ねてきました。最後のリハビリについて、世の中では血圧低下などの目的のために薬を増やしていきましょうといった流れがありますが、再発予防の本質は、生活習慣病の管理を適切に行うことにあると考えています。リハビリクリニックでは理学療法士などの専門家が常駐し、食事や運動、服薬の指導などを含めた包括的なプログラムを行っています。

診療する際にはどんなことを心がけていますか?
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患者さんから求めていることを把握するために、じっくりとお話を聞くようにしています。そのために当院では診療時、私以外に2人のスタッフが同席します。私が問診に集中できるよう、患者さんから聞いた情報を同時進行でスタッフがパソコンに打ち込みます。今は電子カルテが普及していて、中には情報を入力しながら問診を行う医師もいると思いますが、伝えたいことがあるのに医師がパソコンの方を向いていると患者さんは快く思いませんよね。こうした体制を採用することで、ヒアリングに意識を集中できる上に、患者さんの満足度も高まるのではないでしょうか。患者さんに現在の状態や治療の内容を伝える時は、基本的に見てわかるようにすることを心がけています。超音波検査やCT検査の結果の画像や動画を患者さん側のモニターに表示し、それを指さしながらご説明します。自分の心臓を見るのが初めてである方も多く、興味を持ってもらえることが多いですね。

最後に今後の展望をお聞かせいただけますでしょうか。
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当院は、心臓に不安がある、心臓に病気を抱えている、心臓の病気になったことがある、など、どんな人でも何らかの形で介入できる病院でありたいと考えています。循環器の疾患に絞っていますから、複数の科目を標ぼうする病院に比べてスピーディーな対応ができるとも思います。おかげさまで開院以来、患者さんは年々増え、関わってくれる地域の医療者も増えました。そうした周囲の期待に応えるべく、診療の充実を図ろうと病院を立ち上げ、スタッフの拡充や集中治療室の新設など環境を整えました。医療は日進月歩の早さでどんどん変わっていきますから、今後も時代の変化に柔軟に対応できる医療機関でありたいですね。また、組織は大きくなりましたが、日常的に行う診療は変わりませんから、初心を大事にして、日々、一人ひとりの患者さんに向き合っていきたいと思います。

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