選定療養費あり日本赤十字社医療センター

- 東京都渋谷区広尾4-1-22
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特徴
患者負担の少ない治療を病院全体で追求し、提供する
目次
01自分らしく、満足できる出産のために親身にフォロー

医師と助産師によるチーム健診でサポート
わが子の誕生の瞬間を家族と共有できる環境
新たな命の誕生を家族で迎えられるよう、周産母子・小児部門ではコロナ禍でも安全基準を設け、立ち合い分娩を継続した。出産後も2時間ほど家族で過ごすことができる環境を整備。こうした取り組みの背景にあるのは、出産に対する家族の主体性を尊重する支援型産科医療の考えだ。「分娩時の痛みにも配慮し、その人がどう産みたいのかをヒアリングしながら、より良い出産方法の選択に努めています」と宮内彰人周産母子・小児センター長。妊娠から出産、産後の育児まで長期的に介入し、女性の産み育てる力や子の生きる力を支えている。また、硬膜外麻酔鎮痛法を用いた分娩も初産婦・経産婦問わず実施している。
※硬膜外麻酔/11万円~
02早期の緩和ケア開始も可能な、専門性の高いがん治療

がんに対する総合的な支援を行うという
がんに伴うあらゆる苦痛の軽減を図る
地域がん診療連携拠点病院に指定されている同院では、各科に在籍するがん治療の専門家らが低侵襲治療に注力。内視鏡手術やロボット支援下手術を積極的に実施するほか、副作用がなるべく少ない化学療法や、病巣にアプローチする高度な放射線治療に取り組んでいる。また、がん相談支援センターではがんに関するさまざまな相談を受けている。患者本人だけではなく、家族・友人のみの相談も可能だ。がんに関する相談だけでなくセカンドオピニオンや緩和ケアについての相談も受け、がんと診断された患者の子どもに関する支援を行うチームも設置。患者と家族のさまざまなニーズに幅広く向き合うのが強みだ。
03泌尿器科、呼吸器外科、婦人科でロボット支援下手術を導入

先進のロボット支援手術で機能温存もめざす
術後の早期回復につなげる低侵襲医療
2014年よりロボット支援下手術を実施する泌尿器科には、前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんなどの手術実績が豊富にある。2018年以降は、呼吸器外科や婦人科でも導入が始まった。呼吸器外科では、保険適用の拡大に伴い、肺がんに加え縦隔腫瘍の手術にも対応している。第二産婦人科の渡邊理子副部長も「子宮筋腫や子宮腺筋症などの良性疾患に対する子宮全摘術を、腹腔鏡手術よりもさらに少ない負担で受けられます」と続ける。ロボット支援下手術のメリットは、皮膚の数箇所を1cmほど切開し、出血量や痛みを大幅に抑えた手術ができること。3Dカメラと鉗子を駆使した精密な処置により、周辺臓器の機能温存もめざせる。
04病巣を狙い撃ちできる、高精度放射線治療に対応

複数の先進機器でアプローチが可能
周辺組織へのダメージを抑えた照射法
放射線腫瘍科と脳神経外科では、従来の放射線治療よりも局所的なアプローチが可能な高精度放射線治療に対応。周囲の正常な臓器への線量を軽減しながら、病巣にピンポイントで放射線を照射できる方法だ。治療には定位的放射線照射(STI)と強度変調放射線治療(IMRT)などがある。STIは小さな病変に対して多方向から集中するピンポイント照射を行う。IMRTは腫瘍の形状に合わせて放射線を集中し、周囲の正常組織への照射線量を低減する治療法だ。同院ではSTI、IMRTそれぞれの専用機器を導入。前者は中枢神経腫瘍や肺・肝・脊椎などにがんが転移した症例に、後者は遠隔転移が見られない前立腺がんや骨盤腫瘍に活用されている。
05ALアミロイドーシス治療を実施する医療機関
早期発見と先端技術を用いた治療に注力
アミロイドという異常なたんぱく質が臓器に沈着し、機能障害を引き起こすALアミロイドーシスの治療は、血液内科の専門分野の一つ。厚生労働大臣により指定難病に指定されている病気であり、同院には多くの患者が足を運ぶ。「特徴的な症状がなく見逃されがちですが、早期に診断できればコントロールしやすい病気です」と、血液内科部長・骨髄腫アミロイドーシスセンター長の石田禎夫先生。同科では血液検査や心臓超音波検査、腎生検、免疫組織化学染色を行い確定診断につなげている。先端技術を積極的に導入しており、薬物療法での身体的ダメージの回復を目的に、アミロイドーシスの自家末梢血幹細胞移植(ASCT)を実施しているのが特徴だ。