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日本赤十字社医療センター

(東京都 渋谷区)

中島 淳 院長

最終更新日:2025/08/05

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専門医療と地域医療の両輪を担う急性期病院

1886年設立の博愛社病院を源流とし、人道・博愛の赤十字の理念のもと、統合や改称を経て140年近くにわたって地域医療に貢献してきた「日本赤十字社医療センター」。豊富な診療科を有し、医師・歯科医師をはじめ多くの職員が勤務。小児・周産期医療、がん診療、救命救急、災害救護の4つを重点項目に掲げ、地域の急性期病院としての役割を担っている。地域がん診療連携拠点病院、総合周産期母子医療センターなど各種病院機能の指定を受け、専門性の高い医療を追求するとともに、身近な病気からまれな病気、予防や健康管理まで幅広く対応する。そんな同センターの特徴について、院長を務める中島淳先生に話を聞いた。(取材日2025年6月11日)

病院の特徴と地域の中で担っている役割について教えてください。

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当センターは、41診療科と645の病床を備えた総合病院として、目黒区・渋谷区・世田谷区からなる東京都区西南部二次保健医療圏の中核的な役割を担っています。東京都には多くの大学病院がありますが、都区西南部には大学病院が少なく、ほかのエリアに比べて病床数が少ないという特徴があります。そのため当センターでは、大学病院レベルの先進的な医療の提供をめざすとともに、「地域住民のための病院」として、一般的な病気からまれな病気まで幅広い疾患を診療し、加えて人間ドックや健康診断など予防や健康づくりにも取り組んでいます。私は、呼吸器外科の医師として30年以上、東京大学医学部附属病院に勤務し、同院の副院長を経て、2023年4月より当センターの院長を務めています。呼吸器外科の外来も担当していますが、基本的には運営管理に徹し、病院全体がより円滑に機能するよう、風通しの良い院内環境づくりを心がけています。

特に力を入れている分野は何でしょうか?

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小児・周産期医療、がん診療、救命救急、災害救護の4つを重点項目としています。周産期部門は「総合周産期母子医療センター」に指定されており、母体・胎児集中治療室(MFICU)や新生児集中治療室(NICU)を備え、母児のハイリスク症例や、母体救命処置が必要な患者さんの救急搬送も受け入れています。加えて、無痛分娩を開始したほか、授乳や育児など産後のお母さんの悩みを助産師がサポートする「産後ケア入院」にも力を入れています。当センターは東京都がん診療連携拠点病院としてあらゆる臓器の悪性腫瘍治療を展開しています。三次救急の指定を受けており、重症患者の救命救急医療に対応しています。都内でも数少ない専門性の高い外来診療としては間質性肺炎センター、成人先天性心疾患の外来、不明熱の外来等にて、難治性疾患に取り組んでいます。総合内科の外来では、複数基礎疾患のある患者さんを広く受け入れ、適切な診断と治療を行います。

がん診療の特徴についてもお聞かせください。

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外科系診療科では、専門の医師が各臓器のがんに対して、腹腔鏡や胸腔鏡、手術支援ロボットを用いた低侵襲手術を実施しています。内科系では、消化器内科・呼吸器内科・血液内科・化学療法内科などが、がんの薬物療法を担当しています。放射線科では、定位放射線照射(STI)や強度変調放射線治療(IMRT)など、正常組織へのダメージを抑えた放射線療法を行っています。どの診療科もそれぞれに専門的ながん治療を行っていますが、特に血液のがんである多発性骨髄腫や、抗がん剤治療が必要なALアミロイドーシスについては、多くの治療実績があり、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法も積極的に取り入れています。また、治療方針は、内科・外科・放射線科・病理部など、がん治療に関わるすべての診療科・部門が参加するキャンサーボードで検討し、特定の領域に偏ることなく、患者さん一人ひとりにとって最適な治療の提供をめざしています。

地域医療連携への取り組みはいかがでしょうか?

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患者さんとそのご家族をトータルにサポートすることを目的に、医療連携課、病床管理課、療養支援課、がん診療推進課の4課で構成される「患者支援センター」を開設しています。この中で、地域の医療機関との病病・病診連携を担当しているのが医療連携課です。地域の先生方との勉強会や懇親会、各種委員会の開催のほか、医師交代の際には個別に医療機関を訪問するなど、顔の見える関係づくりに力を入れています。今年度からは看護職も配置し、よりスピーディーで柔軟な連携が図れるよう努めています。また、地域の医療機関からの緊急受診の依頼についても、窓口を一本化し、まずは受け入れることを心がけています。さらに、地域にお住まいの皆さんとの関係強化にも取り組んでおり、月に1回、市民公開講座を開催しているほか、SNSを活用して積極的な情報発信を行っています。初診ウェブ予約システムも導入しており、24時間いつでも予約が可能です。

最後に今後の展望と、地域の方へのメッセージをお願いします。

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当センターは、人道・博愛の赤十字の理念に基づき、患者さんの命や健康、尊厳を守り、質の高い医療の提供をめざしています。この理念を実現するため7つの基本方針を定めており、これらに基づき、患者さん一人ひとりに丁寧で的確な診療を実践していきたいと考えています。また、新型コロナウイルス感染症の流行時には、専用病棟を設けて、救急患者さんの受け入れを一部制限するなど、ご不便をおかけしたこともありました。現在は、ほぼ元どおりの診療体制に戻っていますが、そのことを地域の皆さまや連携医療機関の方々に知っていただき、さらに充実した診療を提供するために、「患者さんに満足してもらえる病院」「広報の強化」「救急医療の強化」「地域の医療機関との連携強化」の4つの方針を掲げ、取り組んでいます。今後もさらに多くの患者さんを受け入れ、受診された皆さまに「この病院に来て良かった」と思っていただける病院づくりに努めてまいります。

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中島 淳 院長

1982年東京大学卒業。国立療養所東京病院(現・国立病院機構東京病院)勤務を経て、東京大学医学部胸部外科に入局。米国ワシントン大学留学、東京大学大学院医学系研究科呼吸器外科学教授、同大学医学部附属病院副院長、臓器移植医療センター長を経て、2023年より現職。日本外科学会外科専門医、日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/4万700円~31万4160円

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