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医療法人徳洲会 茅ヶ崎徳洲会病院

(神奈川県 茅ヶ崎市)

立川 隆光 院長

最終更新日:2021/11/01

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地域に密着し、高齢社会を支える急性期病院

JR茅ヶ崎駅南口から徒歩5分の地で、2015年に再スタートした「茅ヶ崎徳洲会病院」。年中無休、24時間の救急医療を原点とする徳洲会グループの精神を受け継ぎながら、在宅医療、リハビリテーション、人工透析といった超高齢社会で必要とされる医療に力を注ぐ地域密着型の病院だ。2018年4月から院長を務める立川隆光先生は、国民の3人に1人が高齢者になるといわれている「2025年問題」に対し、「地域の医療機関と連携して、この町で人生の最後まで暮らし続けられる体制を築く」と決意を語る。患者やその家族から「茅ヶ崎徳洲会病院を受診して良かった」という声を聞くことができるよう、さまざまな面から機能充実を図る立川院長に、地域における同院の役割や展開する医療の特徴を聞いた。(取材日2017年12月15日/情報更新日2021年10月18日)

この場所に、病院を開設した経緯を教えてください。

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徳洲会グループは、「生命だけは平等だ」の理念を掲げ、全国で24時間365日の救急医療を実践していますが、関東第1号の病院として1980年に開設されたのが「茅ヶ崎徳洲会病院」です。ただ、海が近すぎて塩害などが生じ、患者さんのためにも別の場所に建て替えるべきだという話になり、藤沢市辻堂に「湘南藤沢徳洲会病院」を新築したのですが、完全に移転してしまうと茅ヶ崎市の住民や医師会が困るわけで、茅ヶ崎市にも132床の病院を新たにつくることになりました。それが2015年5月に再スタートした当院です。この場所はJR東海道線の南に位置しますが、当時は南側には救急応需可能な病院が不足していた上に道路事情も悪く、線路の南側から北側の病院まで救急車で患者さんを搬送するのにも時間がかかっていました。この地には病院が求められていたのです。

茅ヶ崎徳洲会病院では、どのような医療を提供していますか。

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茅ヶ崎という地域に密着した医療です。身近な救急医療、急性期医療のほか、高齢者に向けたリハビリテーションや訪問診療、訪問看護などまで提供し、地域包括ケアシステムを支える医療を行っています。その点では、高度急性期医療を行う「湘南藤沢徳洲会病院」などとは違う役割を担う病院だといえます。当院は救急搬送も受け入れ、内科・循環器内科・消化器内科・神経内科・外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科・小児科・リハビリテーション科・麻酔科などを開設していますが、脳卒中の急性期治療や大きな手術が必要な場合は基本的に高度急性期病院を紹介します。しかし、CTやMRIなどの検査機器は大きな病院と同等レベルのものを導入し、ほとんどの病気はしっかり診断できるような体制を整えていますし、分野によっては専門性の高い手術を行う体制も整っています。また、透析ベッド43床を備えた透析センターがあることも大きな特徴です。

訪問診療やリハビリテーションに力を入れているのですね。

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この地域では病院ではなく、自宅で最期を迎えたいと考える人が多いんです。豊かな自然の中で生まれ育ったせいか、胃ろうを希望せず、自然なかたちで最期まで過ごしたいと言われる方も多い気がします。ですから訪問診療へのニーズは高く、当院は在宅療養支援病院として、24時間体制の往診や訪問看護を含めた在宅医療を提供しています。また、在宅療養の患者さんを支えるのに欠かせないのがリハビリテーションです。手術などの治療を受けた患者さんが円滑に自宅や施設に移れるように入院中に筋力や歩行、生活動作などの訓練を行っているほか、自宅に戻られた後も、要介護度の高い方に対して通所リハビリや訪問リハビリという形で身体機能や認知機能の向上を目的に継続的にサポートしています。徳洲会グループのスケールメリットを生かし、グループ病院でスタッフを応援し合うようなこともあります。

立川院長の専門である泌尿器科の特徴を教えてください。

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高齢化が進行して泌尿器科へのニーズが高まっていますので、スタッフを増員して、週6日の外来診療を行うようになりました。前立腺がん、前立腺肥大症、尿路結石のほか、女性に多い過活動膀胱の診療にも力を入れています。特に充実させたのは、患者さんの体にかかる負担が小さい低侵襲手術を行う体制です。2018年秋に手術支援ロボットを導入し、前立腺がんの手術をより安全を重視しながら実施できる体制を整えました。ロボット支援手術は小さな傷口で精密に手術できるので、これまでより早い回復が見込め、入院期間も短くなりました。また、尿路結石の体外衝撃波結石破砕装置も導入しました。患者さんの状態によって違いますが、この装置による治療の場合、多くは1泊2日で退院できます。男女を問わず、尿漏れや頻尿といった症状に悩む方は、恥ずかしがらずに、ぜひご相談ください。

最後に地域住民へのメッセージをお願いします。

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病院を新築した理由の一つは災害対策です。当院は揺れを少なくした耐震構造です。もし手術中に大きく揺れてライトが落ちるなどすれば患者さんの命が守れなくなりますから、耐震性を高めるだけでなく揺れを少なくすることで、少しでも安全な医療につなげたいと考えます。職員にも日頃から災害時の対応を周知徹底し備えています。コロナ禍もある意味で災害ですが、当院は一般患者さんの動線と、発熱の外来に来る患者さんの動線を分離し、感染症対策も徹底して実践していますから安心してご来院ください。新型コロナウイルス感染症回復後に症状が続く方専用の外来も設けました。当院は茅ヶ崎の地域包括ケアの中核となることをめざし、今後は在宅医療でも超音波検査、血液検査などを行う予定です。同時に高度急性期病院や、地域のクリニックとの連携をさらに強化していきます。地域包括ケアの提供体制確立に向け、住民の皆さまへの情報発信にも注力してまいります。

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立川 隆光 院長

滋賀医科大学卒業。2017年9月に「茅ヶ崎徳洲会病院」に赴任し、泌尿器科を担当。2018年4月に院長就任。病院の運営を担いながら、泌尿器科での外来診療、手術も多く手がけ、「より受診しやすい泌尿器科づくり」に注力。公開医療講座を通じた地域住民への啓発活動にも精力的にあたっている。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。

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