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関西医科大学くずは病院

(大阪府 枚方市)

高山 康夫 院長

最終更新日:2021/12/09

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大学病院の機能を生かした地域密着型病院

2018年1月に経営譲渡され、名称も新しく変わった「関西医科大学くずは病院」。地域の急性期治療から回復期リハビリテーションまでを担っており、一般急性期病床26床、地域包括ケア病床16床、回復期病床52床の合計94床の病床を備える。中でもリハビリテーションでは、一般的な急性期後のリハビリテーションのほかに、通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションも対応。また、関西医科大学に付属する病院の1つである同院は、「慈仁を心の鏡とした、安全で安心な医療・介護を提供すること」を使命として、人材や医療体制などさまざまな分野で大学と密な連携を展開しており、関西医科大学附属病院から専門性の高い医師を夕診で招いて利便性を向上させるなど、地域を支える中核的な病院としての存在感を高めている。「地域密着型の病院ですから、入院や治療に限らず、地域の方にうまく利用してもらい、この地域の健康長寿をめざしていきたい」と話す高山康夫院長に、同院の特徴や診療方針について話を聞いた。(取材日2021年11月11日)

病院の成り立ちと地域における位置づけについて教えてください。

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当病院は、2018年1月1日に柏友会樟葉病院から新しく「関西医科大学くずは病院」へと生まれ変わりました。私は、2020年4月1日から病院長の任を引き継いでおります。以前は療養型病床を中心として慢性期医療を扱う民間病院でしたが、現在は急性期や回復期治療に力を入れ、一般急性期病床26床、地域包括ケア病床16床、回復期リハビリテーション病床52床を有するケアミックス型病院となっています。また、関西医科大学に付属する病院となったことで、先進的な医療を行う大規模病院との連携を深めた治療で診療の内容を充実させるとともに、得意としてきた在宅医療やリハビリテーションに関しては、デイケア・ケアプランセンター、訪問看護ステーションなどの機能をそのまま残しつつ、従来の形よりもっと医療の力を生かした在宅医療にも取り組んでいきたいと考えています。

こちらの病院の強みは何でしょうか?

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関西医科大学グループ病院との連携を生かした「リハビリテーションの充実」です。当グループの病院は4つありますが、それぞれに特色を持たせて京阪電鉄の沿線上で展開しています。中でも当病院は、地域の在宅医療支援を目的とし、通常の急性期治療後のリハビリテーションのほかに、通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションと、幅広いリハビリテーションを提供しています。具体的な診療体制としては、詳しい検査や大きな手術は別の病院で行って術後のフォローは当病院で対応したり、逆に、別の病院の患者さんで長期的なリハビリテーションが必要な場合には当病院に入院していただいたりといった形を取っています。同大学内には在宅医療に関する教育施設も充実しており、2021年4月からリハビリテーション学部も新設されました。専門性の高い圧倒的なマンパワーで地域医療を支えている点も特徴的だと思います。

診療では、どのようなところに注力されていますか?

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当病院は急性期医療も担っていることから、この地域の方々が最初に訪れる病院にもなります。特に高齢者に多い内科疾患や骨折の診療には注力しており、内科や整形外科に関しては、遠くの病院に行かずとも当病院でしっかり診療が受けられるようにシステムを整えています。その1つが、夕方5時半からの夕診です。夕診では関西医科大学附属病院から高度な専門性を持った医師を派遣してもらい、治療の充実を図っています。整形外科の肩や腰、脊椎など部位ごとのスペシャリストを招いているほか、脳外科や腎泌尿器科などでも、それぞれを専門とする医師が曜日ごとに来ています。また、外来診察だけでなく、CTやMRIといった大型の検査機器や先進の手術室なども備わっていますので、手術にも対応しています。樟葉にはファミリー層も多く、お仕事や部活などで帰宅が遅くなりがちな人も夜8時まで診療していますので、余裕をもって通っていただけるでしょう。

リニューアルにあたって、どのようなことに配慮されましたか?

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やはり、患者さんにとっての至便性ですね。関西医科大学附属病院で受けた検査や手術も、電子カルテで情報共有していますので、すぐに結果を把握して当病院での治療につなげることができます。骨折や内科疾患を根本的に治療するには、長期に及ぶリハビリテーションが必要ですが、当院には退院後も利用できるリハビリテーション施設が備わっていますので、理学療法士などプロのアドバイスを受けながらしっかりと治療に取り組むことができます。また、万が一お体に気になることがあれば夕診を活用することで、遠くの病院まで行かなくても状態をチェックできます。当病院は、医療と介護の垣根を超えたケアをめざしています。環境にもこだわり、新型マシン導入はもちろん、リハビリテーション室はカフェのような居心地の良さがありますし、お一人でも気軽に通院してもらえるよう地域循環型の無料シャトルバスも運行しています。ぜひうまく活用してほしいと思います。

最後に、今後の展望と読者の方へのメッセージをお願いします。

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リハビリテーションだけでは、うまく状態の改善につなげることができません。バランスの取れた食事指導とセットで行ってこそ、結果に結びついてくるのです。高齢者の大半に生活習慣病があります。治療は当然のこと、予防にも取り組んでいく必要があるため、今後は管理栄養士と連携したリハビリテーションプログラムや、リハビリテーションと栄養指導をパッケージ化した診療にも力を注いでいきたいと思っています。また、脳卒中や心臓リハビリテーションといった専門性の高い治療にも取り組んでいきます。その際には、今まで以上に地域のクリニックとの連携が重要になります。電子カルテといったデジタル活用や先進的な設備の共有、治療スキルの提供など、関西医科大学グループの強みを生かし、地域のクリニックや介護事業の皆さまの力もお借りしながら、地域全体の医療レベルを高め、住民の皆さまの長寿を支えていきたいと思います。

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高山 康夫 院長

1982年関西医科大学卒業。循環器内科を専門として同大学関連病院や海外留学を経て研鑽を積む。2010年6月関西医科大学香里病院病院長となり、大学病院では珍しい在宅療養支援にも取り組む地域密着型病院の立ち上げに尽力し、8年間勤める。2018年4月関西医科大学医学部理事長特命教授。2020年4月より現職。2020年より関西医科大学医師会会長。日本循環器学会循環器専門医。夫婦でのドライブがたまの息抜き。

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