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医療法人飯島会 産科婦人科飯島病院

(大阪府 大阪市中央区)

飯島 隆史 病院長

最終更新日:2026/05/14

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地域に根差し女性の生涯をサポートする

28床の入院設備を備えた産婦人科の専門病院「産科婦人科飯島病院」は、日本橋駅から徒歩約5分、長堀橋駅からも徒歩約6分でアクセスできる。110年以上の長い歴史があり、3世代にわたって受診している家族や、同院で生まれた女性がお産のために訪れることも多いそうだ。診療の中心となっているのは、ともに日本産科婦人科学会産婦人科専門医の資格を持つ理事長と院長、麻酔科の女性医師。兄弟ということもあり、医師間の情報共有がスムーズで、それぞれの専門的な知識を生かして妊婦や患者を支えている。お産では、一般的に利用時間などが制限されることの多い無痛分娩に、24時間体制で対応。周辺エリアはもちろん、北摂や東大阪、南大阪からの受診も多い。リラックスしてお産に臨めるような環境の整備や、産後のケアに注力しているのも同院の特徴だ。さらに「女性のためのトータルヘルスケア」の提供をめざし、婦人科の診療にしっかりと対応している。3人兄弟の末っ子で、病院長を務める飯島隆史先生に、同院のお産の特徴や地域の産婦人科・婦人科診療にかける思いなどを語ってもらった。(取材日2026年4月6日)

とても歴史の長い病院と伺いました。

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私の曽祖父が始めた病院で、現在で開院110年ほどになります。堺筋の西側から現在の場所に移転はありましたが、ずっと地域に根差した産婦人科病院として診療を続けており、当院でお産をされた方の娘さんやお孫さんが、出産のために受診されることも珍しくありません。「おばあちゃんもここでお産したんです」などと聞くと、地域とのつながりや生命のリレーを感じますし、「私もここで産みたかったんです」と言っていただけることもあって、本当に幸せな気持ちになれます。現在は、理事長で私と同じ産婦人科医師の兄、麻酔科医師の姉、私の3人で診療しています。長く勤務しているスタッフも多いので、アットホームな雰囲気の中でお産ができるのではないでしょうか。主治医制ではなく、私か理事長のどちらかが診る体制になっており、兄弟なので、妊婦さんや患者さんの情報共有もスムーズです。

こちらのお産の特徴を聞かせてください。

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24時間体制で無痛分娩に対応しています。一般的には、麻酔科医師のいる時間帯に無痛分娩ができるよう、分娩を誘発するなどして計画的にお産を進める医療機関が大半で、直前に無痛分娩を希望しても対応は難しいでしょう。人員の都合などで断られてしまうこともあります。当院の場合は、妊婦さんのご希望に応じて直前の対応も可能です。基本的には自然に陣痛が来るのを待って、子宮口がある程度開いた段階で無痛分娩のための処置を行います。24時間対応が可能なのは、麻酔科を専門とする姉に加えて、理事長も私も麻酔に対応できるからです。当院では基本的に自然分娩を推奨していますが、妊娠高血圧症候群の方などは早めの入院になり、予定日を超過している場合は分娩を誘発する場合もあります。最近は、お産が長引いている方や逆子の場合だけでなく、赤ちゃんが大きい、年齢的に不安といった理由で帝王切開を希望される方も増えています。

リラックスしたお産のための取り組みを教えてください。

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陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)を一つの空間で行えるLDR室を備えています。陣痛が始まったら個室からこの部屋に移動して、産後2時間ほどを過ごしていただきます。パートナーも一緒に入っていただき、生まれたばかりの赤ちゃんと対面していただける空間です。また、院内に厨房があって、お食事はすべて院内で調理していますので、温かいうちにお召し上がりいただけ、緊張しがちな妊婦さんのリラックスに役立っていると思います。一方、大阪ではリスクを伴うお産に備えて、産婦人科の医療機関によるネットワーク「OGCS(産婦人科診療相互援助システム)」が整備されているのが特徴です。早産や低体重児、産後の出血が多いなどの場合は、NICU(新生児集中治療室)などを備えた病院などに迅速に搬送でき、妊婦さんやご家族だけでなく、私たち医療者の安心感にもつながっています。

産後ケアにも注力しているそうですね。

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産後の負担を軽減するために、産後のケアはとても大切ですね。当院では入院中の妊婦さんに助産師や看護師が抱っこの仕方や沐浴のやり方など育児に必要な知識をお伝えし、母乳の悩みなどにもお応えしています。また、産後ケア事業として当院では生後2ヵ月までのサポートを実施しており、デイサービスと、ショートステイ、アウトリーチと呼ばれる訪問サポートの3タイプに対応しています。ショートステイは最大6泊7日までご利用いただけ、当院に入院していただき、お食事を提供しながら育児の知識を身につけていただきます。基本は母子同室なのですが、体力的に厳しい、しっかりと睡眠を取りたいなどやむを得ない場合は赤ちゃんをお預りすることもできます。大阪市や集合契約をしている市町村にお住まいの方は、補助があり負担金は少額ですので、多くの方が利用されます。また、産前の方を対象にした取り組みですが、マタニティーヨガも提供しています。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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これまでどおり、お産についてはクリニックと大規模病院の中間的な立ち位置で、専門的かつ親身に対応していきたいですね。最近は、日本に住んでおられる外国の方が、当院でお産を希望されるケースも増え、旅行中の外国人の妊婦さんが、ちょっと心配だから診てほしいと訪れることもあります。一方で、女性の生涯をしっかりサポートする病院として、子宮頸がんワクチンの接種からPMS(月経前症候群)への対応、更年期のホルモン治療まで婦人科の診療にもいっそう力を入れていきたいですね。性感染症の治療や緊急避妊のためアフターピルが必要な方が来院されることもありますし、近年は梅毒が流行していることもあり、適切な診療の提供は地域の婦人科の大切な役割です。婦人科は敷居が高いという方もいらっしゃいますが、当院には経験豊富なスタッフも多く、病院でありながらアットホームな雰囲気が特徴です。婦人科検診なども気軽にご相談、ご利用ください。

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飯島 隆史 病院長

1992年関西医科大学卒業、1998年大阪大学大学院医学研究科修了。兵庫県立西宮病院産婦人科での勤務を経て、2007年より飯島病院で診療をスタート。妊婦や家族と幸せな気持ちを分かち合える出産に産婦人科医師として喜びを感じ、妊婦や患者と同じ目線で接することを大切にしている。正月に家族で今年の目標を決めるのが恒例で、2026年は「妻と遊ぶこと」を目標に、一緒にバレーボール観戦やコンサートを楽しむ。

自由診療費用の目安

自由診療とは

緊急避妊/アフターピル:1万6000円

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