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最終更新日:2025/10/01

医療法人錦秀会選定療養費あり
阪和記念病院

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  • 大阪府大阪市住吉区南住吉3-5-8
    • 内科
    • 消化器内科
    • 循環器内科
    • 外科
    • 消化器外科

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消化器センター

診療科・部門紹介

先進の検査・診療環境で、高度な専門性を持つ多数の医師やスタッフが幅広い消化器疾患に対応

胃・小腸・大腸などの消化管、肝臓、さらに胆道・膵臓という3つのチームで構成される消化器センター。消化器疾患で多い腹痛や下痢などの訴えから、高い専門性に基づいた検査と診察で原因を適切に診断。検査ではバルーン内視鏡や超音波内視鏡など先進の検査機器も活用される。また、消化器疾患の治療は薬物や内視鏡といった内科的な治療と手術治療に大きく分かれるが、同センターでは消化器内科と消化器外科が毎朝共同ミーティングを開催して患者の情報を共有。双方の多彩な治療選択肢から、患者に適した治療が迅速に見出されることも強みだ。大学と連携した高度先進治療から生活習慣の改善指導まで、幅広い診療内容で地域のニーズに応えている。

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内視鏡検査の様子。早期発見には定期的な内視鏡検査を推奨している

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画像検査や内視鏡検査は、条件を満たせば受診当日でも可能

スタッフ紹介

責任者

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矢田 豊消化器センター長

1991年富山医科薬科大学卒業、1999年同大学院修了。その後Duke大学、North Carolina大学へ留学。富山大学第三内科、群馬県済生会前橋病院消化器内科等の勤務を経て2016年に阪和住吉総合病院消化器内科・副院長として入職後、コロナ特任院長に就任。2022年より阪和記念病院院長補佐・消化器センター長。大阪公立大学肝胆膵内科特任准教授。

メッセージ

腹痛、下痢、嘔吐などの消化器症状はさまざまな病気で起こりますので、「どの科を受診すればいいだろう」「こんな症状で受診していいのかな」と迷うことがあるかもしれません。当消化器センターではあらゆる消化器疾患の診療に対応しており、受診していただければ必要な検査、診断から各領域の専門家による治療まで、適切かつスピーディーに提供できるよう努めています。画像検査や内視鏡検査は、朝から絶食されていれば受診当日でも実施できますし、超音波内視鏡やバルーン内視鏡など先進の検査も院内で実施。また治療の選択肢も多岐にわたり、私の専門である肝疾患では脂肪肝や肝硬変での生活指導、ウイルス性肝炎に対する薬物療法、肝臓がんではラジオ波治療や肝動脈化学塞栓療法、さらに免疫チェックポイント阻害薬など新規抗がん剤による外来化学療法も行っています。高い専門性を伴うマンパワーと新病院ならではの充実した診療環境を生かし、日常的な治療から高度な治療まで、地域の中で提供することが当センターの使命です。胆石など緊急性のある疾患も積極的に受け入れていますので、気がかりなことがあればためらわず受診していただければと思います。

スタッフ

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宮崎 純一消化器内科部長

1994年防衛医科大学校卒業。2004年より米国マサチューセッツ総合病院へ留学し、帰国後は自衛隊阪神病院内科での勤務を経て2012年より宝塚市立病院消化器内科部長を務める。2019年より消化器内科部長として入職後、主に内視鏡検査・指導に注力し、2022年より阪和記念病院消化器内科部長・内視鏡検査室室長。

メッセージ

内視鏡検査室では胃・大腸の内視鏡に加え、小腸の診療に役立つカプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡、さらに胆道・膵臓領域で大きな力を発揮する超音波内視鏡といった特殊内視鏡検査にも積極的に取り組み、消化管の早期がんや胆道・膵臓疾患の内視鏡治療にも尽力しています。また、患者さんには苦痛の少ない内視鏡検査を受けていただけるようにご希望に応じて鎮痛・鎮静薬を使用します。今年度より高性能な内視鏡システムが導入され、これまで以上に微細な病変の発見や早期がんの診断を重視し診療しており、医師だけでなく高度な技術を持つスタッフとチームを作り、患者さんに安心・満足してもらえる検査を心がけています。

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宮本 勇人消化器内科医長

2011年兵庫医科大学卒業。2012年より宝塚市立病院で研鑽を積み、2014年より同消化器内科で診療に従事。2018年には阪和住吉総合病院消化器内科へ入職、2022年より現職。診療では、無症状で進行しやすく自己判断が難しい消化器病変だからこそ、早期の検査や生活習慣改善の重要性を伝えている。

メッセージ

当センターにはほとんどの消化器系の病気に対応できるスタッフと検査・治療環境があります。腹痛や嘔吐、下痢などの消化器症状は誰にでも起こるので、軽く思われがちかもしれません。でも詳しく調べてみると、思わぬ病気が見つかることもあります。また今の時代、胃や大腸の消化器がんは早期に発見できれば治療も期待できますが、実は「早期」には症状がありません。ですから日頃から定期的に検査を受ける、また食事やアルコール、喫煙、運動などの生活習慣をこまめに見直す、といったことが大事なのです。当消化器センターでは内視鏡検査や消化器疾患に伴う生活習慣指導に力を入れていますので、発症・再発予防もサポートしていきたいですね。

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橋田 裕毅副院長

1991年愛媛大学を卒業後、医学研究所北野病院、京都大学、米国ヴァンダービルト大学などで消化器外科領域の基礎研究と診療に従事。消化管外科、内視鏡外科、ロボット支援手術のスペシャリストであり、前任地である神戸市立医療センター中央市民病院外科では、ロボット支援下大腸がん手術の導入にも尽力。2024年1月より現職、医療安全担当を兼任。日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医。

メッセージ

消化器センターでは消化器内科と消化器外科が密に連携し、精密な検査・診断や早期治療を実践しています。消化器外科では主に手術やがん化学療法を担当し、手術では虫垂炎や胆石、鼠径ヘルニアなどの日常的な腹部疾患、術前・術後の化学療法を含めたがん治療や肝臓・胆道・膵臓疾患の難症例にも対応。高度な専門性と技術に基づく低侵襲な施術をめざし、腹腔鏡手術やロボット支援手術も積極的に実施しています。同時に当院ならではの立ち回りの良さも生かし、初診から手術まで早期に対応できるように努めています。緊急手術を要する症状や専門的な診療が求められる病気も、ぜひ当消化器センターへご相談ください。

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田中 宏和消化器外科副部長

2002年京都大学医学部卒業。杉田玄白記念公立小浜病院や小倉記念病院、京都大学肝胆膵移植外科などに勤務し、ドイツ・アーヘン工科大学への留学も経験。専門は肝臓・胆道・膵臓外科。近年は膵臓手術に関して研鑽を重ねた。2024年の能登半島地震ではDMAT隊員として支援活動に尽力し、2025年4月より現職。高難度な肝胆膵外科手術も多く実施している。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医。

メッセージ

当院は急性期~慢性期・回復期に対応するケアミックス型病院です。社会復帰可能な状態まで一貫して診ることを基本に、再入院後の緩和ケアなども担って、患者さんを最後まで責任を持って支えています。質の高い医療を24時間提供すべく、スタッフが能力を発揮できるチーム体制の構築も重視してきました。また、手術の質の向上のため2025年に腹腔鏡下肝切除を開始し、現在はロボット支援下肝切除の準備中です。私の専門は肝臓・胆道・膵臓外科であり、属する消化器外科の主な役割は手術ですが、役割が専門分化する中でも「疾患だけでなく患者さん全体を診る医療」を大切に、一人ひとりに寄り添った治療計画の作成や院内連携に努めていきます。

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岡本 共弘消化器外科副部長

2003年兵庫医科大学卒業。宝塚市立病院、大阪中央病院、北野病院などで臨床経験を積み、2024年9月より現職。肝臓・胆道・膵臓外科を専門としており、がんなど悪性疾患の手術を中心に担当する。自らが病気に悩まされた経験をきっかけの一つとして医師をめざし、患者の痛みや不安に配慮した治療の提供を信条としている。日本外科学会外科専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医。

メッセージ

肝胆膵領域も含め各分野でキャリアを積んだ医師がそろい、多様な症例を受け入れられるのが当センターの強みです。院内連携を生かして急性期から病棟での療養まで迅速に対応しており、今後は腹腔鏡下膵臓切除やロボット支援肝切除などの導入も視野に、環境整備に努めています。私の実感として、この地域は病状が進んでから発見される方が多い印象です。私自身が病気がちだったため、患者さんに寄り添って同じ思いをする人を少しでも減らしたいという気持ちで診療にあたっています。ぜひ地域で検診を受けていただき、早期発見につながればと思います。紹介元の先生方への情報共有も丁寧に行い、より良い地域医療連携の構築に尽力してまいります。

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小林 淳志医長

2007年長崎大学医学部卒業。初期研修修了後、静岡市立静岡病院、大和高田市立病院にて消化器外科の研鑚を積む。2018年京都大学大学院肝胆膵・移植外科博士課程修了。大学院修了後に博士研究員としてフロリダ大学に留学。帰国後JCHO大和郡山病院外科を経て、2024年1月より阪和記念病院消化器外科医長に就任。消化器外科一般を担当。

メッセージ

できるだけ丁寧に、わかりやすい説明を心がけており、お伝えしたい内容や患者さんの理解度によっては絵や図を用いるなど工夫もしています。当センターの強みは、幅広い疾患を対象に、ロボット支援下手術など先進的な設備も含め、患者さんにご安心いただける医療の提供をめざしている点です。ロボット支援下手術について、今後さらに実施数を増やしていきたいと考えています。今後もより多くの方々に頼っていただける病院になれるよう頑張っていきたいと思います。まだ赴任して間もないのですが、少しでも地域医療の助けになれるよう努めてまいります。

紹介医療機関の先生方へ

地域密着型病院の消化器センターとして、ご紹介いただいた患者さんはお断りすることなく、必要な検査や治療をスムーズに行える環境があります。4室ある内視鏡検査室をはじめ、CT、MRIなどでも緊急検査に対応できるシステムとスタッフを整え、ご紹介当日の検査も可能。従来は難しかった小腸の検査や、苦痛の少ない内視鏡検査にも力を入れています。また消化器や肝臓・胆道・膵臓の各領域を専門とする医師が多数勤務していますので、患者さんにはなじみある地域の中で先進の治療を受けていただけます。今後は、地域での臨床と研究の最前線をつなぐような勉強会も予定していますので、お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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