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医療法人朋愛会 朋愛病院

(大阪府 大阪市東成区)

左川 均 病院長

最終更新日:2023/08/16

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心温かい治療を届けていく地域の中核病院

大阪メトロ千日前線の今里駅から北へ6分のところに、東成区のケアミックス型の中規模病院「医療法人朋愛会朋愛病院」がある。199床の病床を有し、一般病棟、療養病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、障害者等一般病棟、と多様な病棟構成で患者の容態に合わせた治療にあたる。大規模総合病院だけでなく、近隣の病院やクリニックとの連携はもとより、隣接する他都市、他府県にまで幅広い医療連携の輪の拡大に尽力している。急性期病院での治療を終えた患者の受け皿としても機能し、リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)40人以上のスタッフを配置。急性期治療から在宅生活へつなげるため、幅広くかつ質の高いリハビリテーションを提供している。2000年には天然温泉を掘削し、温泉水を利用したリハビリテーションも行っている。「心暖かい病院たること」をモットーにスタッフ全員が自己研鑽をし続ける。そんな同病院の病院長である左川均先生に話を聞いた。(取材日2023年2月28日)

病院の成り立ちと基本理念について伺います。

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当院は1987年に創立し、東成区の中核病院として地域の皆さまと一緒に歩んでまいりました。2000年には天然温泉を掘削、2002年には新館を増築し、2003年には回復期リハビリテーション病棟も開設しました。私や職員がいつも心に留めていることは、病院の理念でもある、患者さまの立場に立った「心暖かい治療病院たること」です。そのために、スタッフ一同、患者さまの生命と健康をお守りすることを第一義に、医療サービスの充実向上をめざし、常に熱意を持って取り組んでおります。

特色のある診療科をご紹介いただけますか。

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私の専門は血液内科で、大学や総合病院からご紹介いただいた血液疾患の患者さまを診させていただくこともございます。当院でできる治療については患者さまのQOLを尊重して取り組んでいます。また、当院を受診され先進医療が必要な患者さまを他病院へご紹介することも行っております。循環器部門では、専門の医師が四肢の血管拡張術、経皮的冠動脈ステント留置術、経皮的カテーテル心筋焼灼術といった治療をしております。院内には透析施設も有しており、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

リハビリテーションにも注力されていますね。

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当院には40人以上のリハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)のスタッフが在籍しております。スタッフは医師・看護師等の他職種ともしっかり連携を取りながら、多様な病態の患者さまに対して、幅広く、かつ質の高いリハビリテーションを提供すべく日々まい進しております。例えば整形外科で手術をされても、その後のリハビリテーションを行わなければ十分な機能回復をめざすことはできません。当院では病状に応じて、天然温泉を使った「アクアティックリハビリテーション」等も活用しながら、一日も早く回復できるよう全力で支援させていただきます。患者さまのお体だけではなく心のケアも大切と考えており、患者さま一人ひとりの生き方・価値観・思いを尊重しながら、再び「その人らしく生活できること」を目標にしております。

その他に特徴はありますか?

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2011年から、健診部門では企業健診も行っています。エックス線検査設備を備えたデジタルバスを8台所有しており、ご指定の場所へフットワーク良く訪問することが可能です。当院では外来日には二次健診を行っておりますので、健診を受けて異常が見つかった場合でも精査をして、必要であれば当院や他の病院での経過観察や治療をいたします。当院は大規模総合病院だけでなく、近隣の病院やクリニックとの連携を取りながら、当院の役目を果たしていくことが使命だと思っております。病院というものは単体で存在するものではなく、病診連携、病病連携を実践することが重要だというのが私の考えです。

患者さんへのメッセージと病院の将来展望をお願いします。

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私が院長になって早10年がたちます。その中でいつも思っていることは、患者さまのお困り事に積極的に取り組んでいきたいということです。「急におなかが痛くなった。どうしよう」、「おばあちゃんが倒れてリハビリテーションが必要になった」といったときには、迷わずご相談ください。医療という世界ではまずは、患者さまがあってわれわれ医療従事者があります。私が最もやりがいを感じる瞬間は、患者さまの喜んだお顔を拝見したときや、お言葉をいただいたときです。満点をとることは非常に難しいですが、お叱りを受けてもそれを糧として、さらなる精進をしたいと思っております。患者さまとそのご家族に喜んでいただけることを目標に今後も努力を続けてまいります。

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左川 均 病院長

1986年大阪市立大学医学部(現:大阪公立大学医学部)を卒業。同大学大学院臨床検査医学教室(現:大阪公立大学大学院医学研究科血液腫瘍制御学)では、血液検査を中心としながら全身管理についての知識や技術を習得し、一般内科医としての研鑽を積む。その後、市中病院では透析シャント手術や気管切開術等、外科分野の腕も磨く。1992年朋愛病院へ入職。2013年より現職。

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