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医療法人 川崎病院

(兵庫県 神戸市兵庫区)

西村 元延 病院長

最終更新日:2023/11/07

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困ったときにこそ頼りになる病院でありたい

神戸高速鉄道南北線の湊川駅・神戸市営地下鉄山手線の湊川公園駅から徒歩5分。住宅地の高台にあり東館と西館の2棟からなる「医療法人 川崎病院」は、1936年の開設から90年近い歴史を有する地域の中核病院だ。もともとは川崎造船所(現・川崎重工業)の企業立病院としてスタートし、地域の人口増加に伴って対象や規模を拡大。現在では兵庫県下の基幹病院にまで成長を遂げた。新型コロナウイルス感染症では早くから発熱患者の外来診療に対応し、専用病棟を立ち上げるなど地域のために尽力した同院。その収束が見えた2023年4月、心臓血管外科学のエキスパートである鳥取大学医学部の西村元延教授を院長に招き、さらなる地域医療への貢献や患者支援の充実をめざして新たな一歩を踏み出した。将来の社会を見据える中で、どのような病院の姿をめざしているのか、今後の抱負を含めて西村院長に話を聞いてみた。(取材日2023年10月6日)

現在に至るまでの病院の歩みを教えてください。

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当院は重工業や製鉄、造船業などで知られる川崎重工業の前身である川崎造船所の企業病院として開設され、地域の総合病院として長く親しまれてきました。1998年に現在の東館に高度な医療機器を導入して急性期医療体制を充実させ、循環器救急疾患の診療や人間ドックなどの予防医学に注力してきました。さらに2013年には西館を増築してリハビリテーション室や手術室、カテーテル室などを刷新し、地域包括ケア病棟も設置。民間病院でありながら地域医療支援病院として承認され、高度な病院機能を持つ地域中核病院としての地位を築いてまいりました。278床の中規模病院において、急性期医療と回復期医療の両立は決して簡単なことではありません。しかし今後の社会を見据えれば、その意義はますます重要度を増すことになるでしょう。今は全職員が一丸となり、大きなやりがいを持ってシームレスな医療サービスの実現に取り組んでいきたいと考えています。

救急医療には以前から一貫して取り組んでおられますね。

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当院では救急医療を急性期医療の原点と考え、急性心筋梗塞など循環器救急疾患の診療には特に力を注いできました。当院への搬送数は非常に多く、特に2022年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、救急搬送の受け入れが神戸市内でも多数となる結果となりました。救急患者さんを決して断らないというのが当院の基本スタンスですから、病棟の一つを新型コロナウイルス感染症専用病床にして陽性の患者さんを積極的に受け入れ、ピーク時にはさらに病床を拡張して対応したものです。また、院内クラスターや職員の家庭内感染などで深刻な事態に直面もしましたが、みんなの頑張りもあってなんとか乗り越えることができました。「川崎病院に行けばなんとかなる」「困ったときに一番頼りになる」と地域の皆さまには期待していただきたいのです。今後も感染症対策やリスク管理を徹底し、困難があっても強い意志で応えていきたいですね。

地域連携室を中心とした地域包括ケアについて教えてください。

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地域の開業医の先生からの紹介患者さんや、救急搬送の患者さんを積極的に受け入れること。それは当院の重要なテーマですが、「治療が終わればさようなら」というのでは地域ケアとは言えません。治療後の患者さんがご自宅に戻れるまでリハビリテーションを行い、退院後もかかりつけの先生方と密に連絡を取り合ってアフターフォローしていくのが地域医療連携室の重要な役割です。また、近年はご年配で一人暮らしの患者さんも増えていますから、施設へのご紹介や訪問診療にも力を入れています。こうした急性期の患者さんの受け入れから治療、リハビリ、在宅支援までを病院で包括的にケアしていく流れを、当院では救急総合ケアシステムと呼んで注力しています。そのためには連携する先生や多職種の方々と日頃からフェイス・トゥ・フェイスでコミュニケーションをとっておく必要がありますが、こうした地道な活動の先にこそ地域ケアの結実があると私は信じています。

診療面で特に注目すべきポイントがあれば教えてください。

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一つは循環器疾患に対する診療のさらなる充実ですね。当院では10年以上も前から急性心筋梗塞に対するカテーテル治療を24時間365日体制で提供しており、今も大きな特徴として周知されていることは間違いありません。治療は一刻を争うことが多いため、救急車の受け入れ口である西館の3階に救急診療室を設けています。その先が心臓血管病センターとなっており、心臓カテーテル検査室や集中治療室、心臓血管室などが並んでいるのも当院ならではの特徴ですね。その一方で、これからは消化器疾患の診療にも力を入れたいと考えています。胃カメラや大腸カメラといった内視鏡検査は静脈麻酔下を基本とし、患者さんの苦痛軽減を図ることで早期発見・治療につなげています。検査にしても手術にしても、現代は低侵襲化の時代。できる限り負担のない方法を積極的に取り入れ、「川崎病院は楽だった」と評価されるような医療を提供していきたいと考えています。

最後に、今後へ向けた展望と地域へのメッセージをお願いします。

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中核病院というのは、ある意味で地域医療の前線を支えている部分があると思います。その中でまず第一に掲げる目標は、やはり急性期医療と地域包括ケアを連動させた救急総合ケアシステムの確立です。幸いにして当院には各診療科のエキスパートや経験豊富なメディカルスタッフ、職員たちがいますので、そこは非常に力強い限りです。ただ病院としてはさらにアクティブネスを上げ、先進的な外科手術にも幅広くチャレンジしていくべきと考えています。大学病院にお任せするのではなく、自分たちで高いレベルを追求して地域に還元していくことも医療人としての務めですからね。「良質な医療を提供し、信頼される病院に」というのが当院の医療理念。ここへ行けばちゃんと診てくれる、しっかり治してくれると皆さまに思われるような病院を今後もめざしていきたいと思います。

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西村 元延 病院長

1983年大阪大学医学部医学科を卒業。同大学医学部第一外科学講座に入局以後、心臓血管外科の臨床・研究をはじめ、国内外での心臓移植チームにも加わる。2002年埼玉医科大学准教授、2006年からは鳥取大学医学部心臓血管外科学教授として、TAVIや手術支援ロボットによる低侵襲心臓血管外科手術の導入に尽力。2023年より現職。医学博士。日本外科学会外科専門医。日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/44,000円~

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