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医療法人財団 愛泉会愛知国際病院

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太田 信吉病院長
Nobuyoshi Ota

プロフィール愛媛県の四万十川上流の町に生まれ育ち、町の診療所の医師が脳梗塞で倒れたことをきっかけに医師を志す。大学在学中、恩師に誘われてネパールへ行った経験からクリスチャンとなる。長崎大学医学部卒業後は、大学病院第2外科で働き、五島列島の診療所にも赴くなど診療科目を問わず幅広い診療を経験する。日本外科学会外科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医。1994年同院の外科部長、2013年に院長就任。

急性期から在宅医療、緩和ケアまでを担う

名鉄豊田線の黒笹駅から歩くこと15分。愛知国際病院は、緑に囲まれた高台に立つ。1981年の設立以来、名古屋と豊田の中間に位置する日進市で地域医療の一端を担ってきた。設立翌年には当時としてはあまりなかった訪問看護をスタートさせ、またホスピス病棟を1999年に開設するなど、新たな取り組みも積極的に行ってきた病院だ。理念は、「神いやし我ら仕える」というキリスト教精神にもとづいた心通う医療。病める人の肉体的、精神的な癒やしのために奉仕することを通して地域社会の健康増進に寄与している。温かい思いやりときめ細かな看護を大事にし、顔の見える医療を心がけている。「病院の姿勢に共感して集まってくださった医療スタッフやボランティアは、患者を癒やす大きな力となっています」と話す太田信吉院長。地域や人とのつながりを大切にして成長してきた同病院の成り立ちと特色を聞いた。
(取材日2019年1月17日)

まずは、この病院の成り立ちを教えてください。
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創設者の川原啓美医師は、日本キリスト教海外医療協力会からネパールの村に派遣された際に現地の過酷な生活環境や医療状況を目にして、アジアの人々の健康的な生活を支援するための活動拠点としてアジア保健研修所(AHI)を1980年に設立しました。アジア保健研修所は、アジアの発展途上国で病気やけがに苦しむ人々を支える現地ワーカーを育てる施設として保健衛生の研修などさまざまな支援活動を行っています。そして翌年、多くの仲間と共に、自然豊かなこの土地で地域とともにあり地域に支えられる医療機関を創ろうと愛知国際病院を開設しました。人々の健康を守りたいという川原医師の強い思いと地域の方のご支援があって、この病院は設立されたのです。そういった思いから、当時は珍しかった訪問看護や在宅医療にも早くから取り組んできました。

1999年にはホスピスも開設されていますね。
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わたくしどもと関係の深い日本キリスト者医科連盟のメンバー柏木哲夫先生が1973年に大阪淀川キリスト教病院で日本でホスピスケアを始め1984年ホスピスを開設されました。柏木先生との交流の中でがん患者さんの緩和ケアの大切さや必要性を学び、1999年4月に地域の皆さまの後押しもあって愛知県でもホスピスを開設しました。当院のホスピスではどのお部屋からも緑を眺めることができる穏やかな環境の中で、がん患者さんのエンド・オブ・ライフケア(終末期医療)に取り組んでいます。身体的な苦痛を和らげる医療的なケアだけでなく、ボランティアさんも含めた多職種が連携することで精神的なサポートにも力を入れています。長年の訪問看護の経験を生かして在宅ホスピスにも対応しており、患者さんやご家族の意思を尊重できるように、コミュニケーションを大切にしています。

病院の基本理念を教えてください。
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「神いやし我ら仕える」という川原医師の言葉が理念となっています。外科医である川原医師は「手術をして臓器を切ったりつないだりするけれど、治る力は患者さんが神様から与えられた力であって私は手助けをしているだけ」と常々言っておられました。また理念の他に3つの基本方針もあります。神様から作られた人間に上下はないことを認識し、一人ひとりを大切にする「キリスト教精神にもとづく全人的医療」が1つ目です。2つ目は「アジアの健康の増進への理解と協力」で、この地域だけでなく、アジアの人たちとの交流を行っています。国際病院という名前の由来にもなっています。3つ目は川原医師がアメリカの病院で研修をしたときに、ボランティアの少女が「だって私たちの病院だもの」と言ったことに感銘を受け、地域の方々が自分たちの病院だと思ってもらえる病院にしたいという思いを込めて、「地域とともにあり、地域に支えられる医療」を掲げています。

地域に寄り添うことを大切にしているのですね。
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相談員などの地域とかかわりのある専門職だけでなく、医師や看護師も含めすべてのスタッフは患者さんとの関わりを重んじています。だからこそできるケアがあると考えています。そして窓口となる医療福祉相談室は地域の患者さんや医療介護関係者にご利用いただいています。また、患者さんは自分の身体のことや、将来のこと、福祉制度のことなど、さまざまな不安を抱えていることが多いです。私たちはそうした不安を解消するため、患者さんだけでなく、ご家族の心にも寄り添ったケアを大切にするよう心がけています。例えば入院患者さんの退院後を考えるときに、どんな状態で退院するかだけでなく、どんな生活を希望するかをくみ取って、在宅医療を選択するのか、施設に入所するのか、通院は問題ないかなどを検討します。そのために、地域医療連携室が中心となって地域の医療福祉機関とネットワークを作っています。

今後の展望と地域における貴院の役割をお聞かせください。
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超高齢社会となり、当院でも入院患者さんの平均年齢が80歳を超えているのが現状です。入退院を繰り返しながら最期を迎えるケースが多く、認知症やがんを合併する高齢者を支えるのが今後の課題だと思っています。ここ数年、看護師を中心に取り組んでいるのが、認知症ケアの一つでフランス発祥のユマニチュードという技法です。フランス語で「人間らしさ」を意味しており、患者さんの感性を大切にすることによって、自分は人間として大切にしてもらえていると感じ、人間らしさを取り戻すようになるというものです。これからは、大病院で手術をされた後の患者さんや家族が安心して自宅や施設で生活をしていけるように、お一人お一人を親身に支える取り組みが必要になってくると思っています。周囲の医療福祉機関との連携をより強化しながら、地域の皆さまが求める医療を提供するだけでなく、安心できる療養生活も支えていきたいですね。

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