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医療法人社団門の内会 渡部病院

(愛媛県 西条市)

青野 潤 院長

最終更新日:2023/10/13

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患者のかけがえのない日常を守るのを使命に

予讃線壬生川駅から徒歩10分に位置する「渡部病院」。1980年開業の渡部内科医院を始まりとする地域密着型の病院だ。「『病める人々のために』愛情と思いやりを持って、安心できる医療を提供する」を基本理念に掲げ、病床の増床や改築、改称を重ね、地域の医療ニーズに応える体制を整えてきた。2012年に病棟を移転新築し、病床数は52床に。CT・MRIなどの検査機器を活用し、適切な診断と治療につなげている。開業以来、地域住民のかかりつけ医として親しまれてきた同院について2021年に院長に就任した青野潤先生は「地域住民が住み慣れた地で1日でも長く元気に生活できる『まちづくり』をめざすことが、地域医療に尽力してきた当院の使命」と語る。青野院長は愛媛県内の病院で研鑽を積むだけでなく、米国留学も経験。愛媛大学医学部附属病院では超重症心不全患者の診療に従事してきた循環器内科のエキスパートだ。院長就任後、磨き上げた手技や知識で治療にあたるだけでなく、築き上げてきた「つながり」を生かし専門的な医療への橋渡し役を担う。取材では、青野院長が見据えるビジョン、地域医療に対する思いを聞いた。(取材日2021年12月20日)

貴院のこれまでの歩みをお聞かせください。

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私の義父である渡部達夫前院長が、1980年12月に前身となる病床数19床の渡部内科医院を開業しました。その後増床や法人化を経て、約40年かけて現在の規模まで成長しました。法人としては当院の他に、老人保健施設や特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション、ケアプランセンターを運営しています。病気やケガを治すだけでなく、患者さまが安心して日常生活にお戻りいただけるよう、介護福祉の充実も図っています。患者さまは周辺地域にお住まいの方が中心で、外来を利用する患者さまの中には、長年当院をかかりつけとしてくださっている方も少なくありません。入院患者さまについては市外の高度急性期病院で手術などの治療を受けた後、当院に転院して治療後のケアを受けてからご自宅にお戻りいただくケースも増えてきています。特に前任の愛媛大学医学部附属病院とのつながりは強く、日頃から病病連携を図っていただいています。

診療における特徴、強みとは何ですか?

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私を含めすべての医師が「どんな相談にも応じる」ことを第一に診療にあたっています。患者さまの話をじっくり聞き、患者さまが専門医の判断を希望される場合は即座に信頼のおける医師に橋渡しするのがかかりつけ医の役目と考えています。単に紹介状を書くだけでなく必要とあれば自ら連絡して、できるだけ早く診てもらえるようお願いすることもあります。勤務医時代に築き上げてきた関係性が地域医療に役立つならばうれしい限りです。また「食べることは治療」という考えのもと当院では開院以来、患者さまの食事は医療の一環であり自己免疫力を高める大きな要素と捉え、院内の厨房でメニュー考案から調理まですべての工程を当院の職員が行っています。地元の新鮮な食材を使い、栄養バランスはもちろん季節感や彩りにもこだわった食事を栄養部一丸となり提供しています。最近では行事食や全国味巡りと題してご当地グルメの提供などさまざまな試みを行っています。

医療のさらなる充実に向けて取り組まれていることはありますか?

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看護師をはじめ職員の教育には力を入れており、週2回朝の10〜15分を活用してミニレクチャーを行っています。急変時の対応や薬剤の使用方法などの医療・看護技術のブラッシュアップや接遇、自己研鑽についてなど、テーマはさまざまですが朝の貴重な時間を活用して学ぶことは私自身も良い刺激になっており、職員もメキメキと力をつけてきているのを実感しています。また、職員が自発的にやってみたいことを実現できる環境づくりに力を入れています。仕事とは、自分の技術や能力を社会に提供して対価を得ることですが、自分は社会に何を提供できるのか? それを自ら考え、実行できる人材の育成に努めています。

取り組みを通じて患者さんの反応にも変化はあったのでしょうか?

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以前から入退院を繰り返していた患者さまとそのご家族さまから、「この数ヵ月で一段とより良くなりましたね」とのお言葉を頂けた時は本当にうれしかったですね。私が院長に就任する前から通院してくださっていたので、変化を実感しやすかったのでしょう。また、「食」に関しても栄養部の努力のおかげで今まで以上に患者さまやご家族から「病院食がおいしい!」とご評価いただいております。そして、これらの患者さまやご家族からのうれしい声を職員にフィードバックすることで、職員もさらに成長することができています。患者さまが退院して元気に外来通院してくださる姿を見ると、改めて当院が担う役割の責任の大きさを感じます。一人の医師として、地域のために自分ができることは何なのかを改めて考えるようにもなりました。

今後の展望をお聞かせください。

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前院長の思いを受け継ぎ、100年続く病院・施設にしたいと考えています。前院長は庭園鑑賞が好きで、ある日一緒に庭園を眺めていたら、「石は100年前も、100年先も変わらずそこに在り続ける」「石のように不変的に地域に在り続ける法人に育てていきたい」と語りました。この言葉を形にするのが、思いを受け継いだ私の使命です。当法人が100年続くためには、地域がより活性化するような「まちづくり」が重要と考えています。例えばリハビリテーションの一環で野菜を作り、収穫した野菜を使った料理を提供するカフェを運営するのも面白いと思います。誰もが生き生きと安心して暮らせる「まちづくり」を医療の視点から支え、産業・行政と連携しながら地域とともに成長・発展していきたいと考えています。

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青野 潤 院長

1994年愛媛大学医学部卒業後、2000年同大学医学部附属病院第二内科に入局。循環器内科を専門に松山赤十字病院、愛媛県立今治病院、市立宇和島病院で研鑽を積む。2013年から2015年まで米国留学し動脈硬化を含む循環器疾患に関する研究に従事。帰国後、愛媛大学医学部附属病院循環器・呼吸器・腎高血圧内科で特任講師を務め、2021年5月より現職。日本循環器学会循環器専門医、日本内科学会総合内科専門医。

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