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医療法人緑翔会 小松病院

(愛知県 名古屋市南区)

小松 輝成 院長

最終更新日:2020/03/10

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一般と療養の入院施設がある地域密着型病院

南区前浜通の環状道路沿いに立つ「小松病院」は、1968年に創設された地域密着型の病院。地域医療を担う病院として、時代のニーズに合わせ、高齢者に向けた医療や慢性期医療なども提供してきた。同院3代目院長の小松輝成先生は「周囲の大学病院・総合病院、クリニックをつなぐ橋渡しとなり、地域の患者さんが満足する医療を提供したい」と話す。患者が住み慣れた地域で最期まで安心して暮らせる環境を整えることも同院の役割と認識し、今後のさらなる高齢化を見据え、整形外科の診療時間を増やして、より高齢者が利用しやすい体制をつくっていく予定だという。予防から治療、そして終末期医療まで、地域のニーズに応える努力を重ね続ける同院について、小松院長に話を聞いた。(取材日2020年2月26日)

貴院の地域における役割と位置づけを教えてください。

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当院では、脳神経外科、内科、循環器内科、外科、整形外科、胃腸内科、放射線科といった幅広い診療科を開設しておりますが、外来では地域のかかりつけ医としての役割が大きいですね。どの診療科においても地域の方々が最初に相談に来られる病院として高齢者をはじめ幅広い年齢層の方に利用していただいています。必要であれば、当院への入院や近隣の総合病院への紹介をしていますし、総合病院での手術後の療養入院、通院というかたちの利用もあり、治療や手術をスムーズに受けていただいています。1968年の創設以来、大切に築いてきた医療機関との信頼関係を生かし、藤田医科大学病院、愛知医科大学病院、名古屋市立大学病院、名古屋大学医学部附属病院、中京病院、大同病院などの病院との連携を深めながら、相互の情報を共有し、迅速で適切な治療を心がけています。

入院施設や医療機器はどのように利用されていますか?

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入院施設は、一般病床が48床、療養病床が42床あります。療養には、医療行為の必要な方で自力で食事を摂取できない終末期のご高齢の患者さんが入院されています。介護施設にも入所できず、在宅介護も難しいといった方は意外と多いもの。そんな方に安心して過ごせる場所としてご利用していただいています。最期の看取りまでが私たちの役目。ご家族からも「住み慣れた地域で静かに最期を迎えさせてあげられる」とたいへん喜んでいただいております。設備面では、MRIやCTを設置しておりますので、検査や脳ドックに利用するだけでなく、医療資源として近隣の開業医の先生方にもご利用いただいています。クリニックではできない検査を当院で受けていただき、結果はかかりつけのクリニックで聞くというかたちですね。

貴院の基本理念について教えてください。

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地域の皆さまに親しまれ、信頼される医療サービスと質の高い医療の提供、そして検診や介護にも積極的に取り組み、地域の保健医療、福祉に貢献することが基本理念です。療養病床に入院されている患者さんの終末期医療もその一つですが、住み慣れた地域でできるだけ長く生活していただけるような支援をしていくことが、この地域で50年以上、医療を続けてきた当院の役割だと思っています。

今後の展望についてもお聞かせください。

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高齢者の人口は、年々増加し続けています。今後は、介護や看取りといった高齢化にまつわる問題に対処していかなければならないと思っています。当院の患者さんも高齢者が多く、通所リハビリや訪問リハビリのニーズも高まっていますので、今後は介護事業にも力を入れていきたいですね。整形外科も現状では、午後の診療しか行っておりませんので、2020年4月からは常勤医を迎えて午前の診療も行います。高齢の方は夕方よりも午前のほうが来やすいことが多いですからね。それに伴い、更にリハビリテーション設備を充実させ、介護予防にも貢献していきたいと考えています。

地域の方々へのメッセージをお願いします。

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地域の病院として、当院でできることは責任を持って行っていきたいと思っています。専門的な医療が必要だと判断すれば、すぐに連携している総合病院に紹介し、橋渡しすることも当院のような中核病院の大きな役割。専門性を高めるということよりも、これまで同様気負わずに、地域医療に力を入れ、高齢者に向けた医療、慢性期医療などを続けていきます。「ありがとうございました」と言って元気に退院される方、「お世話になりました」と言ってご家族を看取られた方、そんな方々の声が私たちのやりがいになっています。初診から看取りまで、患者さんとそのご家族が満足できる医療を提供していける病院になれるよう、職員一同、努力していきたいと思っていますので、かかりつけ医として何でもご相談ください。

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小松 輝成 院長

1995年藤田保健衛生大学医学部卒業後、八千代病院を経て、藤田保健衛生大学病院の脳神経外科に勤務。2014年より現職。長く地域に根差してきた病院の院長として、専門の脳神経外科だけでなく、内科診療にも携わり、地域住民から頼りにされる病院づくりに力を注いでいる。診療モットーは患者が納得できる医療。わかりやすい説明や患者の望む治療を心がけている。

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