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社会医療法人財団池友会 福岡和白病院

(福岡県 福岡市東区)

益田 宗孝 院長

最終更新日:2022/03/02

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連携力で高度かつスピード感のある医療を

和白駅から徒歩10分の場所にある「福岡和白病院」は1987年に開院。急性期から回復期まで総合的に診る地域の中核病院として、救命救急にも対応しているのが特徴だ。369病床と25診療科を備えた同院は「手には技術、頭には知識、患者様には愛を」がモットー。先進的な医療の充実を図るとともに、多職種チーム医療の構築にも注力。今年4月に就任した益田宗孝院長は九州大学や横浜市立大学など大学病院を中心に、心臓血管外科の専門家として多くの疾患に携わってきた。同院でも専門とする循環器をはじめ、脳神経外科、整形外科を軸に、各診療科にて幅広い疾患への対応力を強化。他の救急病院から搬送されてくるケースも多いという。最近は新型コロナウイルス感染症による重症患者の受け皿として大きく貢献。「地域がん診療連携拠点病院」としても始動し、高度な専門治療から緩和ケアまで切れ目なく行える体制の強化にまい進。その一つとして泌尿器科に「ロボット支援下手術」を導入。「今後は他の診療科にも導入予定です」と意欲を見せる益田院長に、同院の特徴や取り組みを中心に詳しく話を聞いた。(取材日2021年11月16日/情報更新日2022年2月16日)

病院の歴史と地域における役割をお聞かせください。

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カマチグループ創設者の蒲池眞澄理事長が1974年に「下関カマチ病院」を開院したのが始まりです。その後、九州と関東で病院、診療所、学校、助産院を運営するグループへと成長。その中の一つである当院は1987年に186床からスタート。現在は369床まで増え、急性期から回復期までを診る地域の中核病院となり救命救急にも対応し、健診からリハビリテーションまで総合的にサポートする病院として機能しております。「24時間365日救急を断らない」を理念に、当院にはさまざまな患者が救急搬送されてきますので、医師はジェネラリストでなければなりません。最近では新型コロナウイルス感染症による重症患者の福岡地区における受け皿としての役割も担い、ECMOが必要な患者など多くの方を受け入れました。救急の中でも循環器系疾患、脳神経外科、交通事故での外傷や骨折などの整形外科分野への対応力は当院の強みでもあると自負しています。

特にカテーテル治療に注力されているとお聞きしました。

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近隣の救急病院から脳卒中や心筋梗塞、大動脈破裂などの症状で搬送されるケースも多々あり、循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科など血管に関する疾患のカテーテル治療は当院の軸にもなっています。脳梗塞では詰まった血栓をカテーテルで除去するための血栓回収療法も実施。脳、心臓、大血管および末梢血管、などの病気に対して、カテーテルという細い管を血管に挿入して行う治療法をインターベンションというのですが、その手技が得意な医師が集結しているのは当院の大きな強み。頭から足先までの血管に関するカテーテル治療の対応力は高いと思っています。早く治療することが後遺症のリスク軽減にもつながりますので、多職種による連携とスピードが重要。そのため、離島や遠隔地の救急手段として医療用ヘリコプターも導入し、救急車だけではカバーしきれない離島や遠隔地・へき地からの搬送に大きな力を発揮しています。

多職種連携によるチーム医療が重要なのですね。

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医師だけでは多くの人を診ることはできません。多職種連携によるチーム医療が不可欠です。医師とともに医療に携わる看護師、診療放射線技師、臨床検査技師などコメディカルスタッフとの連携があってこそ高度かつスピード感のある医療の提供が図れます。また、多職種のスタッフが集まり行われる勉強会や交流会も、それぞれの知識を高め、連携力を強めている一因になっていると思います。チームの情報収集力と共有スピードは、369床ある入院施設でも発揮。各病棟に配置された院内支援専任の看護師と社会福祉士が、医師、看護師、事務などの情報共有の窓口となり、入退院時のサポートや患者さんとご家族の相談にも敏速に対応しています。

新たな取り組みについても教えていただけますか。

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今年4月より「地域がん診療連携拠点病院」として始動しました。高度な専門治療はもとより、地域のがん医療連携、がん相談支援センターの設置、セカンドオピニオンの外来、緊急時の入院受け入れ、緩和ケアなど、がん診療に関するさまざまな取り組みを行っています。「ロボット支援下による手術」もその取り組みの一つ。まずは泌尿器科へ導入し、前立腺がんに対する手術に使用しています。この手術は複数のロボットアームを遠隔操作して行う内視鏡手術で、人間の手よりも稼働範囲が広い上に繊細な動きが可能なことから、スピーディーかつ正確性の高い手術を期待できるのが特徴。開腹手術と比べ、傷口が小さい、出血量が少ない、体への負担が少ない、術後の回復が早い、入院期間の短縮、術後の尿失禁が少ないといった特徴が挙げられます。意欲的なトレーニングで磨き上げた手技を持つスタッフも多いため、今後は他の診療科への導入も予定しています。

最後に、今後の展望と地域住民へのメッセージをお願します。

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新しいことをするためにはまず人を育てなければなりません。また、近隣のクリニックとも顔の見える連携が大事ですので、折にふれてごあいさつさせていただき、連携しやすい環境づくりに努めています。「患者さんを守る」「地域医療を守る」「医療従事者を守る」のが私の使命。そして、病院の機能をより上げていくこと。その取りかかりが「地域がん診療連携拠点病院」の始動であり、ロボット支援下による手術であると考えています。また、当院は早期リハビリテーションにも注力。多数のスタッフが在籍し、入院、外来、訪問と各段階に応じた質の高いリハビリテーションの提供に努めています。このように、当グループは多くの施設を持っており、人材育成から緩和ケアまで幅広く対応しています。今後も地域医療連携に重点を置き、患者さんとともに歩んでいける病院づくりをめざします。

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益田 宗孝 院長

1980年九州大学医学部卒業後、同大学心臓外科入局。ベルギー王国ルーヴァンカトリック大学へ留学後、九州大学心臓外科助教授、横浜市立大学外科治療学教室主任教授、付属市民総合医療センター副院長、医学部長を経て2021年4月より現職。チーム医療はじめ健診からリハビリテーションまで総合的に対応する体制づくりに尽力。日本外科学会外科専門医。日本心臓血管外科学会心臓血管外科専門医。日本循環器学会循環器専門医。

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