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国家公務員共済組合連合会 新小倉病院

(福岡県 北九州市小倉北区)

塚本 浩 病院長

最終更新日:2021/05/19

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患者満足度の高い急性期・回復期医療を追求

小倉北区で50年以上診療を行う「新小倉病院」は、地域密着型の医療機関として、患者が親近感を持てるような病院づくりに取り組んできた。2020年4月に病院長に就任した塚本浩先生もまた、勤務医時代から患者とのコミュニケーションや信頼関係を大切に考えてきた医師だ。診療における塚本先生の姿勢は、看護師や理学療法士をはじめとする多職種の職員にも浸透。診療の質のみならず、接遇面なども強化しながら、一丸となって患者満足度の高い医療の提供に努めている。2016年に地域包括ケア病棟が完成してからは、地域に不足している回復期医療にも注力。院内外における強固な連携体制のもと、より多くの患者を受け入れられるようになったという。そこでこれまでの歴史を振り返りつつ、同院の強みや得意分野、さらにメインの患者層である高齢者のために開設した老年内科について、塚本先生に詳しく話を聞いた。(取材日2021年4月19日)

初めに、病院の成り立ちと特徴について教えてください。

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当院は国家公務員共済組合連合会が運営する病院として、1965年に誕生しました。北九州市地区の国家公務員とそのご家族に健康・福祉サービスを提供するほか、近隣住民の医療ニーズにも応えるべく、開設から一貫して地域に根差した医療を実践しています。めざす病院の姿は、患者さんにとって身近で親しみやすい医療機関です。そのために受診しやすい環境づくりに取り組んでおり、さらに診療所との病診連携を密にすることで、地域全体から信頼される存在になりたいという思いがあります。診療の特徴としては、従来から続けてきた急性期医療に加え、回復期医療にも注力していることが挙げられます。私が当院に着任した2016年にちょうど3棟目の地域包括ケア病棟を開設し、現在の体制となりました。

だんだんと回復期医療に重きを置くようになったのですね。

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はい。地域包括ケア病棟では132床が稼働しており、急性期疾患で入院した患者さんを回復期に移行後も継続して診られることは強みです。転院が不要で主治医も変わらないという点は、患者さんとしても安心なのではないでしょうか。また他の急性期病院で治療を受けた方に対しても、回復期病棟で受け入れて診療したり、ご自宅に戻るまでのサポートをしたりと柔軟に対応しています。回復期医療を提供するにあたり、リハビリテーションを担当する理学療法士や地域医療連携室の役割は非常に大きいです。当院の連携室では計11人のスタッフが活躍しており、病院や診療所から患者さんをご紹介いただく場合や、退院後に介護施設などを利用したい場合に、外部機関との連絡・調整をお願いしています。多職種のスタッフが情報を共有し、各自の専門性を発揮することが、最良の医療を実現するために必要だと考えています。

注力している診療科や、得意とする治療について教えてください。

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ご年配の患者さんが多いこともあり、当院では高齢者の罹患リスクが高い疾患を中心に幅広い診療を実施しています。整形外科は注力分野の一つで、股関節や膝関節に対する人工関節置換術のほか、骨折や骨粗しょう症の治療実績が豊富です。私の専門も整形外科との関連が深いリウマチ・膠原病ですので、整形外科とも連携しながら治療を行っています。自分の専門分野で患者数が最も多い関節リウマチの治療技術は近年著しく進歩しました。以前は関節の痛みの緩和を図るのが限界でしたが、現在は関節の痛みを取り関節の破壊を食い止めることが期待できる新たな薬により、大半のケースで寛解をめざせるようになっています。副院長の専門である泌尿器科では、腎臓・膀胱がんの手術や、尿路結石に対して内視鏡下で治療を行う経尿道的結石砕石術も開始しました。さらに難治性尿路感染症の治療も得意としており、連携先の医療機関から患者さんを多数ご紹介いただいています。

2020年9月には老年内科を開設されたそうですね。

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加齢に伴い筋量や筋力が落ちるサルコペニアや、身体・認知機能が低下し、健康と要介護の間の状態に陥るフレイルの改善を目的に開設しました。サルコペニアやフレイルは従来から存在したにもかかわらず、見過ごされてきた側面があります。そこで介護が必要になる前に治療を行い、健康に近い状態まで回復させるべく、内科医師を中心としたチームで診療に取り組んでいます。老年内科の開設にはもう一つ目的があり、それは「高齢者に特化した総合内科」としての機能です。総合内科は通常、どの診療科で診るべきかわからないケースや、疾患が複数あるケースの紹介先となります。高齢の患者さんのほとんどは後者にあたり、若い人よりも体力や臓器の機能も低いため、それらを踏まえて適切な診断ができる総合内科のような部門を立ち上げたのです。また診療を通して、必要以上の服薬によって副作用が起きるポリファーマシーの問題も同時に解決したいと考えています。

最後に、地域の患者さんや読者へのメッセージをお願いします。

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理念にもあるとおり、病院全体で安心・安全かつ患者満足度の高い医療の実現をめざしています。医療の質だけでなく、治療に関する説明の丁寧さ、看護師やコメディカルスタッフの接遇力などのすべてが満足度につながる要素です。私個人としても、患者さんに親しみを持って接し会話を楽しむことを以前から大切にしています。また地域の健康・福祉の推進のため、当院は人間ドックをはじめとする各種健診も実施しています。最終的な結果は2週間以内に出せるように努め、ご希望の方には当日中にわかる結果を健診直後にご説明します。そこでお伝えできるのは心電図検査や胸部エックス線検査、胃内視鏡検査などの結果で、半数以上の方は説明を希望されますので、ぜひ気軽にご利用ください。そして、今後も変わらず急性期・回復期疾患をしっかり診療させていただきます。地域で最も信頼される病院となるべく研鑽してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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塚本 浩 病院長

1986年に九州大学医学部を卒業後、同大学医学部第一内科に入局。免疫・膠原病の領域へ進む。1994年に米国アラバマ大学に留学し、免疫学に関する基礎研究に従事。帰国後、1998年より再び九州大学医学部第一内科に勤務し、2013年からは准教授を務める。2016年に新小倉病院の診療部長に着任。副院長を経て2020年より現職。日本内科学会総合内科専門医、日本リウマチ学会リウマチ専門医。医学博士。

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