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朝日大学病院

(岐阜県 岐阜市)

大橋 宏重 病院長

最終更新日:2020/11/25

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病院から外へ。退院後のケアにも注力する

2018年、前身の朝日大学歯学部附属村上記念病院から改称して新たなスタートをきった「朝日大学病院」。地域の中核病院として安全で質の高い医療の提供を目標に掲げている。大学病院で、教育、研究を行う場でもある同院には多くの医師・歯科医師が在籍し、より専門的で高度な医療を提供している点も大きな特徴だ。外科、内科ともに充実の26診療科を備えた同院は、JRの岐阜駅から徒歩7分という便利な場所にあり、地域医療を担う基幹病院の1つでもある。救急医療にも力を入れ、「どんな患者さんもすべて受け入れられるような取り組みをしていきたい」と院長の大橋宏重先生は話す。腎臓内科の外来も担当している大橋院長は、日本透析医学会の透析専門医でもあり、血液浄化療法にも長年携わってきた経験から血液浄化センターのセンター長も兼任。落ち着いた口調で静かに話をする大橋院長に、病院の基本理念や高齢化社会が進む中での病院のあり方などを聞いた。
(取材日2019年6月20日)

病院の成り立ちをお聞かせください。

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当院は、1943年に設立された村上外科病院の院長であった村上治朗先生が、地域医療および医学と歯学教育への貢献のために岐阜歯科大学へ寄贈された病院が前身となっています。歯学部の附属病院としてのみならず、現在では、保健医療学部の看護学科や歯科衛生士専門学校を有する朝日大学の附属病院として、1973年に朝日大学歯学部附属村上記念病院という名称でスタートしました。鼠径ヘルニアの日帰り手術に注力していた村上外科病院の時代から、地域の方々から「村上さん」の愛称で親しまれており、その信頼を維持するべく現在も取り組んでいます。2018年には、病院名を朝日大学病院と改称し、「教育機関として、また地域の中核病院として、すべての患者さんに現在、受けることのできる最高の医療を提供する」をモットーにスタッフ一丸となって、励んでいます。

特徴はどんなところにありますか?

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歯学部の附属病院であり、歯科口腔外科に勤務する歯科医師の数も多く、舌がん、喉頭がんなど難治例の手術も数多く行っています。入院が長くなったり、意識状態が低下している患者さんは、口腔内のケアを行わないと健康を保てなくなるため、入院患者さんの口腔内ケアや摂食、咀嚼、嚥下機能の改善と向上にも力を入れた医療を行っています。もう一つの特徴として、診療以外にも大学側のサポートにより、研究や学会発表も活発です。病院全体として、研修医の受け入れを行っていますが、勉強熱心な先生方にとっては良い環境と言えます。京都大学、京都府立医科大学、名古屋大学、藤田医科大学、岐阜大学などから医師が派遣されており、出身大学が異なっても互いにその長所を生かして連携し、緊張感のある充実した診療を行っています。

基本理念と実現に向けた取り組みを教えてください。

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「安全性を配慮した質の高い医療の提供」「救急医療の充実」「予防医学の推進」を当病院の診療の柱としています。その取り組みとして、新しい医療技術を積極的に取り入れています。たとえばエリアディテクターCTは、1秒以下の速さでの撮影が可能で、しかも画像が乱れないのが大きな特徴であり、造影剤の量も被ばく量も従来より少ないメリットがあります。また、当院には1日あたり100件以上の読影を行っている放射線診断科があり、より早く検査結果を出して診療に生かせるよう取り組んでいます。救急医療では、2次救急を担当する岐阜市病院群輪番制に参加して多くの救急患者を受け入れています。脳神経外科、消化器内科、循環器内科では、救急隊やかかりつけ医からの連絡をダイレクトに受けるホットラインも開設しています。早さも大事ですが、正確さも忘れてはなりません。車の両輪のように早さと正確さが両立した医療が提供できるよう心がけています。

予防医学推進のためには、健康診断部門がありますね。

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健康診断を行う部門は、西館の1階と2階にあり、一般の患者さんとは区別された専用施設となっています。専任のスタッフと専用検査機器により快適な環境で、人間ドックや健康診断を受けることができます。乳がん検診のためのマンモグラフィも導入しています。医師の数も4人と充実させているのも特徴で、問診、診察、結果説明もすべて医師が行い、内視鏡検査も日本消化器内視鏡学会の消化器内視鏡専門医が行っています。その4人の中には、女性医師も必ず入るようにしているので、女性の利用者からも好評をいただいているようです。胃カメラや大腸カメラの検査では、希望があれば、麻酔下での検査も可能です。検査結果は、基本的には郵送でお伝えしていますが、希望があれば、検査結果を当日、お伝えすることもできます。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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私が医師になりたての時代とは違い、現在の病院では、疾病を治したら終了ではなく、退院後の福祉的なバックアップまで考える必要があります。そういう点では、教育機関として当院の持つマンパワーを大いに生かしていきたいと思います。副院長が兼務している患者サポートセンターも活用していますが、例えば、看護師が患者さんの自宅を訪問するなど、在宅医療にも積極的に取り組んでいき、かかりつけ医の先生方と協力して地域医療を発展させていきたいと思います。疾患としては、高齢者に多い肺炎をしっかり診ることも重要ですね。具体的には、内科が診療科の垣根をはずし、協力し合って一人の患者さんを診るということを意味します。これからの医師は臓器だけでなく、全人的に人を診ることが大事だとスタッフにも何度も伝えています。主役はわれわれ医師ではなく、患者さんであるということを念頭に置きながら、今後もチーム医療を展開していきたいと思います。

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大橋 宏重 病院長

1971年岐阜大学を卒業。同大学第二内科で研修後、1980年同大学病院の講師となる。1984年岐阜県立岐阜病院腎臓内科部長に就任し、血液浄化センターで透析医療にも従事する。2012年より朝日大学歯学部附属村上記念病院の院長に就任する。日本腎臓学会腎臓専門医、日本内科学会総合内科専門医。趣味は登山、読書、映画鑑賞で、日本百名山も完登。歴史好きで、読書は歴史小説が中心。

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