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医療法人社団武蔵野会 新座志木中央総合病院

(埼玉県 新座市)

林 淳慈 院長

最終更新日:2025/10/23

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高度医療の充実を図り地域医療をけん引

志木駅南口から徒歩6分、志木街道沿いにある「新座志木中央総合病院」。1967年、戸田中央メディカルケアグループにおける2番目の病院として「志木中央病院」の名称で開院し、地域ニーズに沿った診療科の新設・病床の増加を経て現在に至る。2013年から同院を率いる林淳慈院長は、「大学病院と同レベルの医療を地域で受けられる環境」をめざして設備とスタッフの拡充を進めてきた。早期発見・早期治療に向けた草の根的な活動として、同院の取り組みを地域に周知するための広報誌や市民公開講座の拡充、メッセージツールを活用した情報発信にも力を入れる。整形外科で実施するロボット支援手術をはじめとした先進的な治療や、脳神経血管内治療部門における低侵襲かつハイレベルなカテーテル治療、地域医療にかける思いなどについて、詳しく話を聞いた。(取材日2025年9月2日)

まずは、病院の概要を教えてください。

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1967年に病床20床の地域密着型病院として開院して以来、地域の皆さまのご要望に耳を傾け、高度な医療を地域で完結するための環境づくりに邁進してまいりました。常勤医の多くがそれぞれに専門性を持ち、どの診療科においても深い知識と経験に基づく適切な診断と精密な治療を受けることができます。近年は血管カテーテル治療に欠かせない血管造影装置、人工膝関節置換術の精度を高める手術支援ロボットといった先進の機器を導入し、全身麻酔手術室も増設。難症例にも十分な設備と人員で対応できる体制が整いました。2021年に設置したハイケアユニットや回復期リハビリテーション病棟を活用し、急性期の治療を終えた後の回復期リハビリテーションまで一貫して行えるのも強みです。遠方まで足を運ばなくても充実した急性期医療が受けられる病院として信頼に応える医療をめざし、スムーズな社会復帰、在宅復帰につなげていきたいと思っています。

特徴的な治療分野についてお聞かせください。

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2021年に新設した脳神経血管内治療部門における治療は、当院の大きな柱です。昭和大学脳神経外科でカテーテルチームを率いられてきた奥村浩隆先生を招聘し、脳梗塞を予防するための先進デバイスによる頸動脈狭窄症治療、脳卒中診療などを行っています。脳動脈瘤に対して合併症のリスク軽減も期待できるコイル塞栓術を実践したり、脳梗塞にはカテーテルによる血栓回収療法を行ったりと、国内外の勉強会などにも積極的に参加して先進的な医療に取り組んでくれています。また、循環器内科での心筋梗塞に対する経皮的冠動脈インターベンションや、不整脈に対するカテーテルアブレーションも特徴の一つですね。低侵襲な治療としては、消化器外科、婦人科、泌尿器科などの腹腔鏡下手術のほか、脊椎外科の内視鏡手術、1ヵ所の小さな穴から必要最小限だけ肺の切除を図る呼吸器外科の肺がん治療などが代表的です。

ご専門の関節リウマチ分野についてはいかがでしょう。

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関節リウマチについては、内科的治療から外科手術まで一貫して対応しています。リウマチの治療で多いのは、内科で長く治療を受けている方が機能障害を起こした際、スムーズに外科手術を受けられないケースです。この問題を解決するには、内科と整形外科の協働が欠かせません。当院では、整形外科医がリウマチの内科的治療も行う体制が確立されています。最近では薬物療法が進化し、生物学的製剤でかなり症状のコントロールが期待できるようになったほか、経口薬の分子標的薬も登場し、寛解に導ける可能性も高まりました。合併症などで薬を使えない方もいるため、患者さん一人ひとりの背景を丁寧に聞き取り、総合的に判断してより良い治療をご提案していきたいですね。

整形外科のロボット手術についても教えてください。

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2022年から、人工膝関節置換術においてロボット支援手術を導入しました。この手術は、膝関節の痛んだ部分を人工関節に取り換えるための手術ですが、従来は生まれつきの脚の形に関わらず一様に人工関節を挿入していました。この場合、日本人に多く見られるO脚などを強制的にまっすぐにすることになり、膝内側の痛みが残ったりリハビリテーションが遅れたりします。ロボット支援手術により、患者さん一人ひとりの膝の内側と外側のバランスを考慮し、膝の自然な動きに合わせた精緻な手術ができるようになりました。術後のリハビリテーションの有用性も向上し、膝の曲がりも良くなることが期待できます。今後も、適応があれば積極的に手術をご提案し、高齢の方にも活動的な毎日を取り戻していただきたいですね。

最後に、今後の展望をお願いいたします。

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医師にとって最も怖いのは、学びを止めること。常に新しい知識と技術を取り入れる努力を怠ってはなりません。当院では、大学病院との連携を通じて医師の技術とモチベーションの向上を図ってきました。今後も一人ひとりが自己研鑽の意識を強く持てるよう促し、質の高い医療で地域に貢献していきたいと思います。また、近年は病院の広報誌「SPIN」やメッセージツール、公民館などへの出張も含めた市民公開講座を通じた情報発信にも力を入れています。地域にお住まいの皆さまや医療機関の先生方に当院の取り組みを知っていただき、地域医療の充実を図っていきたいですね。

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林 淳慈 院長

1986年に東京医科大学を卒業後、昭和大学藤が丘病院(現・昭和医科大学藤が丘病院)整形外科に入局。1999年新座志木中央総合病院整形外科部長、昭和大学藤が丘病院整形外科兼任講師に就任。同院の副院長を経て、2013年より現職。人工関節・リウマチセンター長を兼任。日本リウマチ学会認定リウマチ専門医、日本整形外科学会認定整形外科専門医。

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