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医療法人社団秀栄会 所沢第一病院

(埼玉県 所沢市)

糸川 牧夫 院長

最終更新日:2022/08/23

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地域と時代が必要とする医療のため進化する

所沢駅、東所沢駅などをつなぐ幹線道路から少し離れた住宅地で、「所沢第一病院」は40年近く診療を続けてきた。埼玉県西部の地域医療を近隣の医療機関と協力して担い、同院が属するTDMグループ内の「所沢腎クリニック」やサービス付き高齢者向け住宅との連携で、急性期医療から慢性疾患のケア、検診、介護までサポートする。2016年に同院の院長に就任した糸川牧夫院長は、「地域の皆さんに役立つ医療という開設当初からの思いを受け継ぎながら、その時々のニーズに応えて進化したいと考えています」と話す。「2021年には南館を新設して地域包括ケア病棟を設け、在宅療養の患者さんの一時的な入院も可能になりました。同時に設備の新規導入や更新、各部門の再配置で、外来、健診、検査、手術など病院の機能を充実させています」。院内のリハビリテーション環境も整い、同院での治療後から退院、退院後も含む回復支援をトータルに提供できるようになった。こうした同院の近年の動きや診療の特色などを糸川院長に詳しく聞いた。
(取材日2022年4月28日)

こちらの特色や地域での役割を教えてください。

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当院は地域の皆さんに役立つ医療を提供する病院をめざし、現在の理事長・高橋秀寿が1985年に開設しました。その思いは今も変わらず、当院の特色や機能は地域・時代のニーズに応えながら変化してきました。現在の診療科は、当院の強みの一つである整形外科のほか、幅広い患者さんを診る内科、外科、専門の診療科では形成外科、皮膚科などを開設。婦人科と乳腺外科は主に女性特有の病気を診療し、精神科では認知症の患者さんも診ています。加えて、二次救急医療機関として多くの救急車を受け入れる役割も担います。また、当院には理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在籍しているため、充実したリハビリテーションをご提供できるのも強みです。患者さんの状態によって手術前から運動機能の回復を視野に入れたリハビリテーションを始め、必要なら在宅療養時の訪問リハビリテーションまで、一貫した回復支援を行うことも可能です。

2021年の南館完成で院内環境はどう変わりましたか?

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以前からある本館、北館に南館が加わって敷地面積が広がった一方、病床数は以前と変わらず199床を維持しています。そのうち一部の病床機能を変更し、在宅療養中に容体が悪化した患者さん、急性期の治療を終えてリハビリテーションを続ける患者さんなどが入院される地域包括ケア病棟を南館に36床設けました。さらに本館にある一般の病室は1室につき6床にしていたものを4床に減らして患者さんのパーソナルスペースを増やすなど、より快適に過ごせる環境になりました。また、南館には1階に診察室、2階に婦人科と乳腺外科の診察室や健康診断部門、そして手術室も設けたことで手術の予定が組みやすくなりました。この他MRIの新規導入、CTやマンモグラフィの設備更新など検査機器も充実させ、1階は一般の外来フロア、2階は女性中心の診療科と健診フロアとして動線を分けたことで、どの方も利用しやすくなったかと思います。

強みの一つという整形外科の診療についてお聞かせください。

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救急車で運ばれた患者さんや、スポーツを含めたさまざまな外傷の治療、および股関節や膝関節の人工関節置換術に注力しています。現在は人工関節の素材、手術法、リハビリテーションが大きく進歩し、人工関節を入れた後にも、以前のような動作や活動、スポーツなどをめざせるようになってきています。耐久年数も向上していますので、比較的早期での人工関節の手術も検討可能です。検査で使用するMRIは一般的なものよりも開口部が10cm広く、閉所が苦手な患者さんへも配慮しています。股関節の手術では、筋肉を切らないため術後の脱臼が起きにくいとされる前側方アプローチを主に行っています。さらに事前に撮影したCT画像をもとに作成したガイドをもとに手術を行うなど安全性を追求しています。それ以外の選択肢として、より活発な活動を希望される患者さん、変性膝関節症の患者さんには、スポーツ整形を専門とする医師による骨切り術もご提供します。

地域のクリニックや他の病院との連携はいかがですか?

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私が2016年に院長に就任して以来、地域の先生方と少しずつ「顔の見える関係」を築いてきました。そうした中で、当院へご紹介いただく患者さんも増えています。南館に地域包括ケア病棟を設けたタイミングで地域連携室も開設し、地域の先生方との情報交換がもっとスムーズになりました。在宅療養されている患者さんを診る先生方からは一時的な入院のご相談もいただき、地域のニーズにマッチした医療をご提供できているのではと感じます。しかも当院のMRI、CT、骨密度測定装置はオープン検査で、地域の先生方が患者さんの検査のためご利用いただけるようにしています。また、当院で対処困難な症例は、より高次の医療機関へ専門分野も考慮してご紹介する一方、手術なしでも入院治療が必要な患者さんは当院にご紹介いただくなど、コロナ禍を経て地域全体で患者さんを診ていく意識が強まったと思います。

これからの目標や地域の方へのメッセージをお願いします。

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地域の皆さんに、「何かあったらまずトコイチ(所沢第一病院)に相談」と思われる存在になるのが目標です。ここ数年は時代の要請に応えて発熱患者さんの診療やワクチン接種も積極的に行ってきましたが、今後は診療科の充実も図りつつ、公開講座を通じて健康づくりの情報や当院の診療についてもお知らせしていきたいです。2022年夏には泌尿器科に女性の医師が増える予定で、女性の患者さんもご相談しやすくなります。また、同じTDMグループ内の「所沢腎クリニック」、「所沢ライフステーション 華」とも連携を強め、ソフト面もハード面も立ち止まらず、地域と時代が求める医療・介護に向けて進化を続けたいですね。加えて、働きがいのある職場づくりを大切にして、医師や各スタッフなど職員の意見を生かして病院全体で地域貢献に取り組むなど、風通しの良い環境を心がけ、医療の質の向上にもつなげたいと考えています。

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糸川 牧夫 院長

2003年日本大学医学部卒業。国立病院機構災害医療センターでの研修後、同院に入職し整形外科で研鑽を重ねる。その後、埼玉県立小児医療センター、医療法人社団青葉会(現・武蔵野会)一橋病院を経て、2016年より現職。専門は整形外科で、脱臼リスクや術後動作制限が少ないとされる前側方アプローチによる人工股関節置換手術のほか、外傷手術などを得意とする。日本整形外科学会整形外科専門医。

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